セルマネジメントのあれこれ

仕事のミス?確信犯?後で問題になると分かっていながら、なぜその場で処理ができないのか?

あとあと問題になることがわかっていながら見過ごしてしまうのは、ミス以前の問題です。ではなぜその場で処理できないのでしょうか。

なんとなく今やっていることが、後々まずいことに繋がる可能性があるなと思っていても、そのまま放置してしまうことがあると思います。

問題が大きくなってから後悔するものですが、なぜコトの重大さを人はリアルタイムで認識して、そのときに自分の行動を変えることができないのでしょうか。

1.問題の種を見つけたのにも関わらず放置してしまうこと

経験が少ないときに起こりがちなパターンとしては、そもそもあとあと問題になることを把握できていないようなことが考えられます。考えても調べても気づかなかったことは仕方がありません。

たちが悪いのは、まぁ今回はこれでもいいか、大丈夫だろう、と言って問題の種を見つけたのにも関わらず放置してしまうパターンです。それで問題が起きたらそれは仕事のミスではありません。確信犯と言われてもしかたがありません。

僕は昔自転車放置で2度ほど自転車を撤去されたことがありますが、「ここに置いておいたらまずいかな?」と思いながらも「まぁ今日は大丈夫か…」と思い放置していたら2度にわたって撤去されました。あれ、カギをガードレールに繋いでいてもバッサリ切られるわけですね…恐ろしい。。

問題とわかっていながら、ちょっと駐輪場まで行く時間がないからという理由でそうしてしまったのですが、あとで大きな問題となってしまったパターンです。仕事でも同じことが言えます。

もっと最悪なのはわざわざ自分から問題の種だと薄々気付きながらそれをばら撒いてしまっているパターンです。どうしようもない人のように思いますが、小さなことを含めると意外と自分の身の回りでも起きているかもしれません。

「まだここは調整しきれていないけど、大丈夫だよね」とか「この仕様は後でやればいいか」と後回しにしたり放置していると、それが大問題になったりして仕事のミスでは言い訳がきかなかったりすることがあります。問題になってから思うのは、なぜあのときあの場で気づいていながら対応できなかったのか?ということです。

大抵の問題は、小さなことを放置していたがために起きることだったりします。あの時一声かけておけば、あの時調整していれば、というようなことが問題になります。

ではなぜそういったことになってしまうのでしょうか。ちょっと考えてみました。

2.自制心がない

単純に考えるとこれです。忙しいし、面倒だし、早く次に仕事を進めたいと思っているときは、細かい調整ごとが抜けやすくなります。そんなときに一旦立ち止まるという自制心がなければ、詰めが甘くなり、あとあと起こる問題を放置してしまいます。

でもよく考えたら不思議ですよね、なぜあとあと問題になる可能性があるとわかっていながら、今処理をしないのか?

これは期待値の考え方と少し似ているのかなと思います。

期待値というのは、(それが起こる確率)×(起きたときに得られるものの大きさ)から導かれます。サイコロを1回振って、1の目が出れば6万円がもらえるとしたら、1/6×6万円で期待値は1万円です。

サイコロを振る権利が1万円なら妥当、それ未満で5,000円とかなら安いですし、それ以上で2万円なら高いかなという判断ができます。

あとあと問題になる可能性があるようなことは、その問題が起こる確率と起きたときの大きさをかけあわせた期待値(期待という言葉は不適切ですが、概念として)をなんとなく考えてその場で処理するかしないかを決めていると思います。

ただ、人間すべて理屈で動ける動物ではありません。期待値に加えてその場の感情の揺れや他の要因(急がないと間に合わないなど)が複雑に絡んできて、この期待値を正確に判断できません。

なぜ感情の揺れや他の要因が絡んでくると期待値を正確に判断できないのかと言うと、問題が起きたときのコトの重大さ加減を判断する能力が鈍るからだと思います。

3.まとめ

何をやっても問題が起こらないということはないと思います。大なり小なり問題は起きますし、何も問題を起こさずに仕事をパーフェクトに収め続ける人を僕はみたことがありません。

問題は起きた後の対処が大事だとよく言われますが、それに加えて、問題が起きたときのコトの重大さ加減を事前により正確に把握する余裕を持ち、期待値を正確にはじき出すことが大事だと思います。

余裕のない人が問題を起こしやすいのも、これと関係が十分にありそうですね。



プロフィール

田中亮行
田中亮行
「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要なことが“セルフマネジメント”だと考え、日々研究するようになりました。このブログはそんなセルフマネジメントについてアウトプットする場として作りました。
普段は企業のホームページのコンサルティングやデザイン・開発をしています。
ソーイ株式会社 代表取締役
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