セルマネジメントのあれこれ

労働時間が毎日8時間以上、それだけやってもできない人になってしまうのはなぜか

渋谷にフリーマンカフェという場所があります。

フリーマンカフェの禁煙カウンターに座って目の前を見ると、大道路を挟んで向かい側に宮下公園があるのですが、いつもそこにはダンスの練習をしている人が絶えません。ガラス張りの建屋があって自分の姿が反射するので、皆それを前に自分のフォームを確認しながら練習しているようです。

渋谷に限らずこういう光景はみます。前僕が住んでいた駅近くでもそういう光景はありました。こういう光景は好きなので、ずっと見ていられます。

1.サラリーマンの労働時間は毎日8時間以上だけど

ところで、プロのアスリートや芸術家など、1日にものすごい量の練習をずっと続けてそうなりますよね。テレビのインタビューとか見ても、毎日6~7時間の練習を欠かさず積み重ねてきたというような話を聞いたこともあります。

毎日ものすごい量の努力を積み重ねてきて今がある、とだけ聞くとそれっぽいのですが、よく考えたらサラリーマンの労働時間は毎日8時間以上なわけですよね。それをずっと続けるわけですから、その道で十分に才能を発揮してもおかしくありません。でも、できる人とそうでない人に分かれます。

2.スポーツも同じ練習量の中でできる人とできない人にわかれる?

毎日6~7時間の練習をしていればプロになれるかと言えばそんなことはないですよね。中高の部活でも同じ練習時間でもチーム内でレベルははっきりわかれます。ただそれでもスポーツにおいては、6~7時間練習をしたらそれだけの成果はある程度はでると思います。

それだけ練習しているにも関わらず、仕事でいう“できない人”に値するようなレベルで止まる人はいないんじゃないかなと。なぜスポーツと仕事でそういう違いが出るかについては、また後述します。

3.学力も同じ勉強量の中でできる人とできない人にわかれる?

高校のときに、徹夜の達人がいて、月に何度徹夜しているんだというぐらい徹夜する友人がいましたが、成績はそんなにすごくはなかったです。他のぐっすり寝ていつもすっきりした顔している友人の方がはるかに学力が上でした。残念すぎる結果です。。

が、学力もそうなのです。必死こいて1日10時間勉強すれば賢くなる確率はあがっても、それが確実な方法ではありません。勉強してもクラスで学力が下の方だった僕がそれを証明しています。しかしそれでも勉強したらある程度はできる人よりにはいけます。

4.時間が結果に影響しやすい度合い

そうやって考えると、時間が結果に影響しやすい度合いを大きい順に並べると、
スポーツ > 学力 > 仕事
と並べられるよう思います。(あくまでも個人的な考えや経験に基づいていますが)

スポーツはやればやるほど、伸びやすく、仕事はそうでもない、“傾向にある”という考えです。

ただ、これだけ書くと、大いに誤解を招く恐れがあって、スポーツはそんな単純なものではないと言われます。

僕が言いたかったのは、スポーツというのは目的がしっかり明確になっていて、それを達成するための練習をずっと続けているから練習時間に比例して結果が出やすいものではないかということです。どうやったら球を遠くに飛ばせるか、どうやったら早く泳げるか、どうやったら早く走れるか、そういう目的に対してやるべきことを頭の中にイメージした上で練習時間を使うと思いますし、そうしやすいのではないかなと。

一方で勉強は、よくわからないがとりあえず公式を覚えたり、単語を覚えたり、問題のパターンを知って、パターンで解いていくことを覚えたり、なかなか問題を解くことを本質的に理解するような勉強のやり方をしている人は少ないかもしれません。逆にそれができている人は勉強時間が結果に及ぼす影響が大きのではないかと思います。ただ、スポーツと比較して、効果的なやり方に気付きにくいように思います。

仕事においては、能動的に動く人はいいと思いますが、受動的な人も少なくはありません。無難に仕事をこなしてさえいればOKという感覚でいると、課題解決に対して本気で向き合わないため、仕事のクオリティが一向にあがりません。毎日8時間以上の労働時間にも関わらず、結局は流れ作業のような仕事になり、できる人とは程遠いものになってしまいますし、流れ作業ですら流れをストップさせてしまう人になりかねません。

5.向き不向きは絶対にある

結局、自分の時間をそんなに使っているのにそこで力を発揮できず、できない人で終わってしまうのは誰も幸せにはならないし、もっと違う生き方がないかを考えるのも一つの手。だから2~3年仕事をやって、全く伸びない、これからも伸びる気配がなければもしかしたら、それはその人にそもそも向いていない仕事かもしれません。

何事にも、向き不向きは絶対にあります。

スポーツだって、野球を練習して上達する人が、サッカーの練習を同じ時間やったら同じレベルで上達するかというとそんなことはないと思います。勉強もしかり、理系が得意な人が文系の勉強を同じ時間しても成績には違う結果が出るでしょう。仕事もそうです。自分が向いている仕事をやるからこそ結果を出せるのだと思います。

6.向き不向きとは何か

向き不向きという言葉でまとめてしまうと簡単なのですが、向き不向きとはそもそもなんぞやと考えてみました。

向き不向きには物理的なものと精神的なものがあると思います。

6-1 物理的な向き不向き

物理的な向き不向きはスポーツをやる上での体格とか骨格、もともとある反射神経などもそうかもしれません。先天的なものも結構ありますし、それによって成長度合いが違うと思いますので、どの分野でなら自分の体を活かせるかというのをよく考える必要がありそうです。

6-2 精神的な向き不向き

自分の興味あることや向上心の沸くものに対しては、積極的にどうやったら自分がもっと上に行けるのかを考える努力をしますし、その分野で成功している人や先輩から技やノウハウを盗もうと必死になるはずです。

7.向いている仕事で毎日8時間働いたら絶対に伸びる

仕事に関して言えば、物理的な向き不向きというのは体力仕事とかそういうことでない限り、そんなに問題にはなりません。精神的な向き不向きの方が圧倒的に大きいです。

毎日こんなに仕事やっているのにここ数年伸び代が全然ないなと思ったら、もしかしたらそれは向いていない仕事をしているのかもしれませんね。

毎日8時間以上の労働時間にも関わらず、なぜできない人になってしまうのだろうか、なんとなく思っていたことを、これを機に真面目に考えることができました。自分に対しての戒めにもなって良い機会でした。

ブログを書くって考えがまとまるので大切ですね。



プロフィール

田中亮行
田中亮行
「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要なことが“セルフマネジメント”だと考え、日々研究するようになりました。このブログはそんなセルフマネジメントについてアウトプットする場として作りました。
普段は企業のホームページのコンサルティングやデザイン・開発をしています。
ソーイ株式会社 代表取締役
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