セルマネジメントのあれこれ

アポが取れる二つ折り名刺の作り方 – 興味・共感・メリットとセットで相手の記憶に残す

名刺制作なんかもしています。通常名刺はごく普通にいいねという評価ですが、二つ折り名刺はそこそこ好評価をいただいているので、少し偉そうなタイトルになりましたが、記事にを書いてみました。

先日二つ折りの名刺制作を請け負ったクライアントから、
「10倍になったんじゃないかというぐらいアポが取れるようになりました。」
とご連絡をいただき、感無量とはこのことだと思いました。

名刺は数はそんなに作りはしないものの、二つ折り名刺に関しては今のところ100%で好評価をいただいております。通常名刺についてはまずまずというところでしょうか。個人的には二つ折り名刺には自信がありますが、通常の1枚ものは多分普通のデザイン会社が作るレベルと変わらないと思います。。

ということで、今日は相手に好印象を与える名刺作りについて、書いていきたいと思います。

1.名刺の役割

名刺の役割は企業によって多少変わりますが、基本的には“興味や共感やメリットとセットで相手の記憶に残す”ことです。そしてオフィスに戻ったらもう一度その名刺を取り出して、まじまじと眺めて記憶との紐付けを強くするか次のアクションへと移行してもらうかです。少なくとも興味や共感やメリットが記憶に残っていれば、名刺交換後にこちらからフォローメールを入れることですぐに名刺の記憶と結びつくと思います。

特に異業種交流会やパーティーに参加される経営者層には、これが重要だと思います。1日に30人も40人も名刺交換した中で興味やメリットとセットで記憶に残らない限りは、その名刺が再び見られることはないと思います。

2.シンプルな名刺は絶対に作らない

要望に応えて作ったことはありますが、基本、シンプルな名刺は効果がないと思っているので作りません。シンプルな名刺が効果的なパターンはブランドもののような見せ方をする名刺の場合だと思います。その代わりブランド認知が既にあるか、ブランド認知がない場合はブランド重視の方針で商品がそれに伴っているほど洗練されている場合だけだと思います。

ただシンプルなものが好きだからとか、文字が多いのは読まれないから、という理由でシンプルな名刺にすることはオススメしません。

3.文字が多い名刺は読んでもらえないはウソ

文字が多くても読んでもらえます。文字が少なくても読まれないものは読まれません。これはチラシにも共通して言えることですし、最近よくあるダイレクトレスポンシブマーケティング(DRM)なんかのレターも全部めちゃくちゃ長いですよね。でもあれで結果が出ているわけです。名刺も同じです。

興味・メリットを感じるいい文章は読まれる、悪い文章は読まれない、ただこれだけだと思います。僕はレターの専門家ではありませんし、名刺にレターを書いているわけではありませんが、名刺には名刺なりの興味・共感・メリットを感じてもらう表現方法があります。どちらかというとランディングページ(LP)に近い要素です。

LPとは企業のホームページやECサイトとは異なり、特定の商品販売の専用サイトですね。インターネットで広告をクリックするとだいたいLPに飛ばされます。LPも文章が長いのですが、興味・共感・メリットがわかりやすい図付きで余すことなく書かれているので広告をクリックした多くの人が読み進めてカートボタンまでたどり着きます。名刺にカートボタンはありませんが、興味・共感・メリットを簡単な図かつキャッチーなデザインで表現することでかなり記憶に残るものになります。

そして図以外にもしっかり説明も入れます。多少文字が小さくなってでも入れます。興味・共感・メリットがあればそれでも読んでもらえると考えているからです。

さらにいうと、名刺はチラシやDRMやLPと圧倒的に違う点が1つあります。それは名刺交換という対面の機会を一度挟んでいることです。リアルな相手が既に見えているのが名刺です。

AIDMAの理論でいうとAttention(注目)とInterest(興味)の部分がこの名刺交換です。DRMやLPはここが広告になります。チラシはポスティングや街頭配布がこれにあたります。

対面の機会を一度挟んだ上で、さらに名刺が興味を惹くものであれば、なおさら、文字が多かろうが小さかろうが見てもらえると僕は考えています。だから文字が多い名刺は読んでもらえないはウソだと思います。

そしてまじまじと名刺を見て読んでもらうことで、AIDMAの理論のDesire(熱望)とMemory(記憶)の部分を強くしながら、次のステップ(例えばホームページ閲覧やアポイント)に行きます。Action(購買行動)まではいけないと思いますが、その手前のところまではある程度名刺で持っていけると考えています。そしてここまでをやろうと思うと通常の1枚ものの名刺だと完全にスペースが足りないので2つ折り名刺にします。

4.名刺交換の挨拶と名刺はセットになる

名刺交換には挨拶がセットになります。さっと自己紹介をしても印象に残る自己紹介文を考えておくといいですよね。僕はお世話になっている起業家の方から7秒の自己紹介文を考えろと言われました。だいたい名刺交換をして一言二言交わす間にかかる時間は7秒ぐらいです。そこで相手にどう思ってもらえるかが重要です。

その時に助けになるのが名刺です。7秒の間にすべては伝えられなくても、その場で名刺を見た相手がもっと話を聞きたいという姿勢になってくれたら、あるいは名刺をきっかけに話が広がったらいいと思いませんか?

二つ折り名刺ではそれが十分に可能です。

5.二つ折り名刺には何を書くか?

完全にパターン化しているわけではなく、企業によって多少変えるのであくまでも例として書きます。

5-1 表面

名刺をぱっと見て、何をしている会社か、どんな雰囲気の人かを認識してもらう部分です。
定石通りですが、社名・名前・会社情報の確認ができます。ロゴはもちろんのこと、サービスを象徴するコピーを入れたり、会社のキャッチコピーを入れたります。顔写真は必ず入れます。イラストでも特徴をつかんでいるものであればOKです。

表面であまり奇抜なデザインはしません。企業柄や人柄にあったデザインにはしますが、情報の並べ方としては割と普通です。Webをデザインするときもそうなのですが、一般的に受け入れられているものをあえてグリグリ変えることにメリットがあるというのはかなり特殊なケースでしかありません。

見た人が迷わず情報にたどり着くことが何でも大事です。

5-2 裏面

社会的信用や安心感を得てもらう部分です。
企業プロフィール、あるいは個人プロフィールです。企業歴史や経歴を掲載。書籍販売などの物販などがある場合も裏面に掲載します(書籍販売が本業なら中面に書きます。)。

5-3 中面上

サービス概要を掲載する部分です。
誰に何を提供しているかを書きます。そしてなぜ相手にとってそれが必要なのかを書きます。

5-4 中面下

サービスへの安心感を得られる情報を掲載します。
サービスのより戦略的な部分、実績企業の掲載など。そして最後にサービス開始までの流れを入れます。

二つ折り名刺だと色々てんこ盛りで情報が掲載できますね。

6.実は僕の名刺は通常名刺です。。理由はあります。

僕が使っている名刺は、、実は通常の1枚ものの名刺です…ここまで二つ折り名刺を推しておいて、言いにくいのですが。。

僕の場合は正直なことを言うと、最初は実績もありませんでしたし、推しポイントもそんなになかったので、1枚ものの名刺を作りました。ただ、当初からやたら名刺に文字は入れていました。裏面には文字がびっしり入った名刺を使い続けています。書いている内容は、サービスではなく理念です。

僕の場合は、実績もなかったことと、(今でも)基本紹介がメインなので、あまりサービス内容推しというよりは人柄を推そうと思ったのが元々の考え方です。自分ごとで恐縮ですが、びっしり書いた理念はよく褒めていただけますし、何よりもあの長い文章を“読んでもらえた”ことが、やっていることが間違っていないことを証明してくれているようで嬉しいですねぇ。

基本、通常名刺は他社と同レベルぐらいだと思っていますので、自分がわざわざやることもないかなと思っていますが、二つ折り名刺でしたら一度ご相談ください。



プロフィール

田中亮行
田中亮行
「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要なことが“セルフマネジメント”だと考え、日々研究するようになりました。このブログはそんなセルフマネジメントについてアウトプットする場として作りました。
普段は企業のホームページのコンサルティングやデザイン・開発をしています。
ソーイ株式会社 代表取締役
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