セルマネジメントのあれこれ

第一印象は人に必要とされるため第一歩。第一印象はセルフイメージから変える

第一印象はただ自分をうまく見せるだけの飾りやフェイクではないと思います。第一印象を変えるためにはセルフイメージを変えるところから始める必要があると思います。

第一印象の重要性はみなさんが生きてきた人生の中でひしひしと感じているのではないでしょうか。
面接の時の入室してから自己紹介まで、合コンで異性と初めて顔をあわせる時、インターネットでものを探しているときに開いたホームページの見た目、お昼ご飯を食べるところを探す時に見つけた店頭の看板や店構え、など、人だけではなく、モノにも第一印象があります。

1.なぜ第一印象を大切にする必要があるのか

“第一印象がない”ということはないと思います。人の記憶に残らないという人やモノは、相手にとって記憶に残す必要がない人やモノだったということです。それは第一印象がないのではなく、見た瞬間に“この人(モノ)は自分にとって必要のない人(モノ)”という印象だったために、脳が記憶する作業をしなかっただけだと思います。

特に数人に一気に会えばそれは顕著になると思います。パーティーに行って会場を1周したら、だいたい自分の頭の中に“今日話してみたい人”と“その他”に分かれると思います。それが第一印象のパワーじゃないかなと思います。また、広告や看板などのモノは、ありふれるその他の広告や看板を差し置いて人の印象に残らなければ、購入まで誘導することができません。

第一印象によって必要なものとそうでないものに振り分けられます。であれば必要なものとして残りたいですよね。

2.人の第一印象

人の第一印象は、身なりや声、姿勢などで大きく変わると思います。僕が約10年前、新卒採用面接を受ける時は、こういう意識が全くなく、むしろネクタイもまとめに締められない人間でした。面接会場近くでネクタイすればいいやと思って、ネクタイを外して行っていたのですが、よく考えたらネクタイの締め方を知らなかったので、その場で友人に電話してネクタイの締め方を教えてもらいました。ただ、電話ではよくわからず、結局、厚焼き玉子みたいなフワフワのネクタイになってしまったことは今でも鮮明に記憶しています。

話が脱線しましたが、中途採用面接を受ける時は、僕もそれなりに第一印象に気を使う人に成長していまして、、姿勢だったり、声の出し方もかなり意識しました。知り合いのアナウンサーをやっている人にカラオケで発声練習に付き合ってもらったり、姿勢が悪いところを直してもらったり、家でもずっと発声練習していましたし、発声練習をしに一人カラオケも行きました。だいぶ発声は変わったようで、そのアナウンサーの人からも評価してもらいましたし、面接は無事クリアしました。

2016年に入ってからはさらに第一印象に磨きをかけようと思って、コートなど身につけるものや髪型を一新して、(第一印象ではないかもしれませんが)話し方や振る舞いも徐々に良い方向に変えて行っています。すると、周囲からは良くなったと言われるようになったので、やはりちょっとしたことをいくつか修正するだけで随分印象って変わるものだなと実感しています。

ただセルフイメージが変わらなければ第一印象を変えることすら意識しないと思います。セルフイメージを変えて第一印象を変えることで、セルフイメージがさらに向上し、良い連鎖を生み出します。不思議と自分の性格も変わってきて、話し方や振る舞いにも自然と変化が出てきます。

3.モノの第一印象

ホームページや雑誌の表紙、お店の看板などの第一印象は、一瞬にしてその人の中に期待感を作りますね。この会社はいいサービスを扱っていそうだ、この雑誌は面白そうだ、このお店は上品な料理が出てくるだろう、そんな情報を植え付けます。広告という点から見ると人は1日に余裕で1000件を超える数の広告を見ているそうです。確か1日に目にするロゴの数もどこかに掲載されていましたが、それも結構な数でしたね、数字は忘れてしまいましたが。それだけ人は大量の情報を認識しているわけですし、1000件以上見ているはずの広告も不思議と記憶に残っているのって2〜3件ではありませんか?その2~3件は凄いですよね。凄まじい情報量の中から選び抜かれるほどの(良い印象悪い印象はありますが)第一印象があったわけです。

ちなみにちょっと業界的な話になりますが、ホームページ製作する時にファーストビューという言葉があって、これはホームページにアクセスした時に、スクロールをせずとも見える範囲のことを指す言葉です。ファーストビューは第一印象として非常に重要なのでデザイナーやマーケターはこの部分を作る時にターゲットユーザーに応じた設計を慎重にします。また、多くのホームページの左上か右上に「◯◯製作なら株式会社△△」というようなタグラインと言われる言葉が入っているのも、一目でそのサイトが何のサービスを提供しているかを示すためのものです。ファーストビューやタグラインといった言葉があること自体、ホームページ製作においても第一印象が与える影響が大きいことを示唆しています。

キャッチコピーという概念もそうですよね。いかに一番目立つところにキャッチーなうたい文句を入れられるかが、その後の文章を読んでもらえるかどうかを決めたりします。新聞では見出しがものすごく重要になりますし、週刊誌なんてその最たるものですよね。エグいぐらいのゴシップネタを表紙にバーンと掲載して興味を引いているようなものもよく見かけます。表紙に掲載する写真も何百枚も撮った中から精査して一番読者の興味をそそるものにしているのではないでしょうか。

4.あえて第一印象を悪くする

性格悪いと言われそうですが、僕はわざと第一印象を悪くするときがあるなぁと記事を書きながら思いました。どうしても繋がりたくない相手と話さなければならない時とかってありますよね。そういう時は、繋がっても意味がないので、あえて相手から必要とされないように振る舞うことはあります。後々面倒になりますし、お互いのためだと思ってそうします。もちろん常識の範囲内で人として無礼のないように接することは最低限心がけています。

5.まとめ

僕は昔友人に、「お前は噛めば噛むほど味の出るチューインガムだ」と言われたことがあります。僕は当時そのことを、「会えば会うほどに周囲の人に対して自分の味を出せているのだから、深みのある人間みたいな表現でいいな」と思っていましたがとんでもない勘違いでした。本質的には「初対面でお前の良いところを理解できる人はいないよ。何回か会わなければ良さは伝わってこないよ」です。

第一印象は悪いが良い人、というのは存在すると思いますが、人に伝わらない良さというのは、良さのクオリティがまだまだ低いものじゃないかとも思います。

第一印象はただ自分をうまく見せるだけの飾りやフェイクでは決してありません。詐欺師など、そういうのを悪用する輩がいることは事実ですが。基本的には自分の本当に良いところがにじみ出るところだと思っています。第一印象に気を遣えること自体がその人の気品高さの象徴だと思います。



プロフィール

田中亮行
田中亮行
「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要なことが“セルフマネジメント”だと考え、日々研究するようになりました。このブログはそんなセルフマネジメントについてアウトプットする場として作りました。
普段は企業のホームページのコンサルティングやデザイン・開発をしています。
ソーイ株式会社 代表取締役
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