セルマネジメントのあれこれ

時間の使い方で人生を変える

1.時間の使い方に対する意識

1分が60秒なのはどこの世界にいってもそうですが、時間の使い方の質というものは圧倒的な個人差があると思います。驚くようなスピードで事業を展開していく人を見ているととても自分を同じだけの時間の持ち主だとは思えません。

同じ1分の使い方がまるで違うのだと思います。常に目標を達成し続ける人は1分1秒たりとも自分にとって無駄な時間は過ごしません。全ての時間に意味を持っており、毎秒毎秒が目標達成のための瞬間です。

サイコ・サイバネティクスといって、無意識の中でも脳が目標達成に向けて働きかけるため、睡眠の中でさえもその時間を有効活用できるという理論もあるみたいです。

ここまでくると常人の世界ではないように感じてしまいますが、毎秒毎秒を意識することは私たちにも比較的簡単にできます。

必要なことはその毎秒毎秒が自分の目標達成ための時間であることを認識すること、そして自分の1時間あたりの価値、あるいは1分あたりの価値を明確にしておくことが大事です。

起業家の人たちは自分が1時間当たりどのくらい稼いでいるか、あるいは稼ごうとしているかを明確にしている人が多いですし、僕もそれを教えてもらってからやっています。

1分1分自分が決めた額だけの収入に見合う仕事をする必要がありますし、たとえ、まだお金になっていない起業準備の時間だったとしても、自分の時間を投資することはそれだけの価値があるという認識を持つだけで時間の1分1秒に対する感覚が変わってくると思います。

お金の投資には痛みを感じるが、時間の投資には痛みを感じない人はたくさんいるように思うのですが、多分それは逆で、時間の投資にはヒリヒリするような感覚を得て、お金の投資はそれが時間削減にあるのであれば、むしろ喜んでするべきだと思います。

これから使う時間をどう管理するかを考える上で、いくつか参考になる時間の見方をピックアップしてみましたので、ご参考に。

2.お金になる時間とならない時間

お金になる時間とならない時間は明確に認識しておいた方がよさそうです。

お金になる仕事というのは、いうまでもなく対価として報酬を得られる仕事ですが、お金にならない仕事は例えば単なる事務作業であったり、無駄な会議だったり、移動時間です。

これを明確に線引きして時間を計ってみるとわかるのですが、意外と(少なくとも直接は)お金にならない仕事が多いと思います。だからそれをやる必要がないというわけではないのですが、省けるものは省くべきですし、効率化できるものは効率化する作業が必要だと思われます。

会議が好きな人が役員とかにいると、その会社は会議だらけになってしまいますよね。

会議は大切かもしれませんが、10人で会議を1時間した場合、会社がその会議に出しているコストって結構な額になりますし、会議を開くがゆえに、共有する必要のない話も共有しようという雰囲気が出てきて、無駄な共有がバンバン出てくるように思います。

新規事業の立ち上げや新商品開発、業務フローの改善など、今はお金にならないが後々お金になることや利益率に貢献できる時間は大いに持つべきだと思いますが、相手がいない仕事やデッドラインが見えにくい仕事は、だらだらやりがちになります。

毎秒コストがかかっていることと、1日でも早く完了させ早期に利益に貢献するという意思が必要になってきます。そしてこういう認識を持っていると自分がどういう時間の使い方をすれば価値ある時間を使えるのかがわかってくるのではないかと思います。

3.後回しにできる時間とそうでない時間

実際後回しにできることを今やってしまうことがありませんか?自分の気分がやることの優先順位に影響を及ぼすことはよくあることです。

優先順位をつける際には、緊急かつ重要なことや緊急ではないが重要なこと、そもそも重要ではないことがあることはよく知られていますが、これらのことを自分の感情抜きで合意的な観点をもって意識的にやるのは少々難しいかもしれません。

重要ではないことをやっているうちに、重要なことをやる時間が後回しにされることがあります。すべてには合理的な時間の使い方があると思います。今やるべきこと、後回しでよいものを感情的にではなく、合理的に考えて、時間を使うべきです。

4.重要ではないこと、不要なことには時間を使わない

緊急度に関わらず、重要ではないことはそもそもやる必要があるのかを考える必要があると思います。

意外とちょっとした空き時間になんとなくやっている事務的な作業などは不要な時間だったりすることも多いものです。

不要なことに時間を使わないこと、一切の時間の無駄を省くことを意識するとだいぶ時間は作れるのではないかと思います。あとでこれやっても無駄だったなと、わかるようなこともよくあります。

結果的にそうなってしまうことはどうしてもありますが、予め時間の使い方を精査することで見切れることもよくあります。

ものごとの“見切り”は非常に大切で、やってみたはうまくいかなかったようなことや、方法が間違っていたとわかったようなことは、すぐに方向転換するか、辞めてしまうこと、“見切りをつける”ことは非常に重要だと思います。いつまでも先につながらない同じことをやっているのは不毛ですし、よいサイクルを回さなければなりません。

“見切りをつける”という意味で、何度かたとえ話でこんなことを聞いたことがあります。

映画館に1800円を払って入った時、最初の30分でつまらないなと感じたらそこで出るのか、あるいはつまらないと感じながらも1800円がもったいないと思いそのまま最後まで見るのか、ですが皆さんはどちらでしょうか?

時間を大切にする人は前者です。1800円は途中退出しようが最後までみようが戻ってきません。ただ途中退出すれば無駄な時間を過ごすことは避けられます。

5.あとに良い影響を与える時間とそうでない時間

あとによりよい影響を与えるような時間の使い方をすることで人生が加速度的に進むようになります。今目の前のことだけにしか目が向いてないと、後々に効果的な時間の使い方をすることができないと思います。

全ては未来のための布石となるような時間の使い方をすることが、人生でより多くのことを得るための方法ではないでしょうか。

これは結構細かいところまで意識する必要があると思っています。自分の一つ一つの言動が、相手からみた自分の印象を作り上げます。メールやLINEの1通1通の言葉の使い回しなどが自分の輪郭を形成します。

細かいところから積み重ねられたものは良くも悪くも確固たるものを築きあげる力があると思います。今一瞬一瞬が未来の自分から見て、効果的な時間の送り方をしているか考えてみましょう。

6.お金を出せば得られる時間を探す

時間を捻出する方法はいくつかあると思います。自分でやらなくていいもの、自分でやると時間のかかるものは、人に丸投げしてしまうことを考えるべきではないかと思います。

丸投げするのにお金がかかるかもしれませんが、自分より時間当たりの収益(時給)が低い人に丸投げすれば自分が空き時間に他の仕事を進められるのであればそちらの方がいいと思います。

あるいは外注です。個人事業などの場合ありがちかもしれませんが、自分では途方もなく時間のかかる非生産的な仕事がやむなく発生するような場合、時間がもったいないのでお金を払って外注して丸投げする方がいいかもしれません。

僕は仕事で年に数回、自分の専門外で自己解決できなくはないが時間がかかりそうなことが発生したりします。そのときは、外注でその部分だけ対応してもらうこともあります。お金はかかりますがそれでも失われる時間がもったいないのでそうします。

7.自分がどうなりたいかの軸から時間の使い方を考える

全ては自分がどうなりたいか、に繋がる時間の使い方をしなければならないと思います。一生はいつ終わるかわかりませんが、誰でもこの一瞬一瞬を積み重ね、そして最期があります。

いつどこでどんな障害にぶち当たるかわかりません。

人生の時間や動ける範囲は保証されているものではありません。ただそんな中で自分で変えられる大きなことといえば、時間の使い方ではないでしょうか。

時間の質を高め、よりスピーディーかつ精度よく目指す方向に突き進むための時間の使い方が自分の人生の頂の高さを変えると思います。

8.自分の時間が他人に与える影響

“自分”というとものすごく独りよがりな気もしますが、決してそんなことはなく、自分が大切にしたい人を大切にすることも自分です。

要するに自分の生きていく上での理念を大切にする時間の使い方をするべきだと思いますし、理念に社会貢献や人の幸せが含まれているのであれば、自分の問題だけではなくなってきます。

家族など身近な人と自分の時間が共有されるようなケースではなおさらそうではないかと思います。

自分の時間は自分だけのものではないことが往往にしてあります。自分の時間の使い方は周囲に大きな影響を与えます。誰かがあなたの時間によって作られるモノやコトを必要としいるはずです。

自分のためにも、周りの人のためにも、自分の時間は最大限有効に使えるような生き方をしたいものです。



プロフィール

田中亮行
田中亮行
「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要なことが“セルフマネジメント”だと考え、日々研究するようになりました。このブログはそんなセルフマネジメントについてアウトプットする場として作りました。
普段は企業のホームページのコンサルティングやデザイン・開発をしています。
ソーイ株式会社 代表取締役
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