フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ

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日本のICT産業はなぜ衰退していったのか、色々調べてみたよ

GAFAすごい(・∀・)、BATHもすごい(´ε` )、日本オワコン(´・ω・`)

そんな時代になってしまいましたが、なぜ日本は衰退しつつあるのか、ICT産業という観点から話をします。

もちろんICTですべてを語れるわけではありませんが、日本が歩んできたICTの歴史を知っておくことはIT業界に携わる人間として今後の動向を予測する上でも大切なことだと思います。

日本のICT産業は昭和の時代からこの令和にいたるまでにどのような歴史を歩んできたのでしょうか。

1960年代 日本は世界に先駆けてオンラインシステムを構築した国であった

1964に東京オリンピックがありましたよね。ありましたよねっていっても僕は生まれていませんでしたが。

1964年の東京オリンピックで日本IBMは競技場におかれた端末から記録をリアルタイムでプレスセンターに配信するというシステムを稼働させました。これが世界のオンラインシステムの先駆けだともいわれています。

確かなことはわかりませんが、この頃、国鉄が世界初ともいわれるオンラインシステム座席予約システムを実稼働させるなど、いずれにせよこの東京オリンピック辺りが通信技術の隆盛のポイントになったようです。さらに翌年にはオンライン・バンキングシステムがが稼働するなど、これまでの通信技術によって業務やサービスのあり方が一変しました。

1990年代 日本のICT停滞が始まる

1990年代以降は日本のICT分野は停滞しています。これは総務省が出している情報通信白書に明記されていますが、根拠の1つが、ICT投資額の推移です。

1990年代以降、日本のICT投資額は横ばいです。対して米国は伸びていて、1989年時点でほぼ日本と同額だった投資額は米国は2017年には4倍以上になっています。日本はほぼ変わっていません。

日本がICT投資に対して積極的にならなかった理由の1つとして、ICT分野におけるアウトソーシングの積極活用があげられるようです。

元来、自前主義であった日本ですが、ICTにおいてはアウトソーシングに頼る傾向が強かったそうです。今もそうですよね。

だいたいICT関係について専門部署をもっていない企業が多く、アウトソーシングに頼っています。しかしそれでは、企業にノウハウが蓄積されません。また、本来ICT促進は企業が業務全体を俯瞰した上で経営視点で包括的な対策が必要ですが、アウトソーシングに頼るとそういう点が抜け落ちます。

そんなこともあり、ICT効果を実感できず企業によるICT投資が積極的になされなかったともいわれています。

また、僕も知りませんでしたが、日本のSI(システムインテグレーター)は国際的には独自だそうです。
というのも、日本ではその企業の文化や仕組みに応じて独自のソフトウェアが開発されることが一般的ですが、例えば米国では一般的にパッケージされたソフトを企業が利用するという流れが一般的なようです。

また、日本のSIの特徴でよくいわれるのが多重下請け構造です。例えばどこかのコンサルファームが元請けとなり、そっから1次請け、2次請けへとどんどん階層が多重化されて仕事がながれていきます。当然2次請け、3次請けとなるにつれて、どんどん単価は安くなります。

SIの世界では人月単価、というような言葉が一般的にありますが、それはこのような多重下請けによるビジネスモデルによる影響もあるようです。そしてこの稼働量に対してコストがかかる労働集約型のモデルが、納品物の質を重視しないため、ICTの質がおちるという声もあるようです。

通信方法の変化による国内市場の衰退

1990年後半になると、通信がPSTNからIPネットワークへと主戦場が変わり始めました。PSTNとは固定電話網で、IP(インターネットプロトコル)はひらたくいうとインターネット通信です。

もともとPSTNに必要だった“交換機”が国産メインでしたが、IPへの移行に伴い、海外製のルーターが輸入されるようになってきました。これは通信機器の国内生産と輸入のバランスを大きく変える1つの要因だったようです。

2000年代後半 主力通信機器のスマホ市場は海外に

日本のICT分野の衰退はこのように起こってきたようですが、さらに2000年代後半に入るとスマホが一気に隆盛しました。

スマホに関してはご存知のとおり基本海外製です。日本の携帯メーカーはなぜ撤退していったのか、もちろん海外勢が強いというのはあると思いますが、日本の携帯メーカーが本気で海外を目指さなかったことも指摘されています。日本の携帯メーカーは通信事業者(NTTやソフトバンク)という大口顧客がいたため国内需要で十分に安定していました。

これらのこともあってか、2013年に通信機器に関して日本は貿易赤字になっています。

さてこれから日本はどうなるのでしょうか。
僕みたいな小さな個人が何しても変わりませんが、少なくともこういう歴史をみていけば、これからの時代どんなことが起こりうるのか、そしてそのときに向けて自分はどんなことを積み重ねていけばいいのかが見えてきそうです。



プロフィール

田中亮行
アキユキ

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

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