フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ

フリーランスのお役立ちブログ+モチベーションを高く維持するためのセルフマネジメント術

情報銀行とは何か?個人情報を資産として管理できる世界

GAFAをはじめるとする大量の個人情報をもつ企業は、その情報をビッグデータとして活用し、あらゆるサービスに還元をしています。

例えばFacebookにはFacebook広告という広告をうてる機能があり、広告の配信ターゲットを年齢や性別はもちろん役職などまで設定して絞り込むことができます。

大量の個人データがあるからこそできることですが、一方でGDPR(EU一般データ保護規則)にみられる動きのように個人情報保護に対する世の中の動きは規制されつつあります。

ちなみにGDPRに違反をすると違反内容によっては、前年度の全世界の売上の4%あるいは2000万ユーロ(1ユーロ118円として23億6千万)のいずれかの高い方が制裁金として課されます。普通にこれで倒産しますよね。

イギリスではブリティッシュ・エアウェイズという会社が、2019年に顧客データ50万人分を漏洩したということで、約246億円の制裁金が課されたとのことです。これによって株価もさがったとか。データの漏洩原因はWebサイトへのアクセスが偽サイトに転送されて情報漏洩だそうです。ほぼ同時期にマリオット・インターナショナルもGDPR違反で約140億の制裁金が課されています。

すごすぎてGDPRの話になりましたが、それぐらい規制が強くなってきていて、かなり本気モードだということですよね。

そんなご時世ですが、情報銀行という個人情報に関する新しい概念についてご紹介をします。

情報銀行とは一体どのような概念であり、どのような役割をもち、我々にとってどんな良いことがあるのでしょうか。

情報銀行とは何か

情報銀行とは、個人情報を特定の情報銀行に預け、その情報銀行が個人情報を運用し、市場にとっても個人にとってもよい個人情報の活用を目指すものです。

情報の流通を個人の許可のものと正式に活用できる仕組みだということですね。これはもちろん国が絡んでいる話で、経済産業省と総務省が指針を取りまとめているようです。

情報銀行になるためには日本だIT団体連盟による認可が必要みたいですね。今の所2019年7月に認可された三井住友信託銀行とフェリカポケットマーケティングが日本の情報銀行です。他にも申請中の企業がいくつかあります。

情報銀行はどう個人情報を活用するのか

情報銀行としてどのように個人情報を活用するのかは企業によって異なります。

例えばすでに認可を受けている三井住友信託銀行であれば、

銀行の個人情報を必要としている第三者企業に提供し(もちろん個人の許可を得た上で)、企業はそれを活用、そして個人にはその企業からパーソナライズされたサービスを受けることができたり、銀行から対価を受け取ることができるという考えがあります。

情報銀行とPDS

情報銀行の理解を深める上でPDSの概念についても理解をしておくとよさそうです。

PDSは、Personal Data Storeの略称で、個人情報を管理し、個人情報を提供する場合には指定した範囲で情報提供できるような仕組みのことです。

このPDSと情報銀行があって、個人が個人情報を適切に管理し、必要な範囲に応じて情報銀行に提供できるという考え方です。

日本にとって情報銀行の仕組みは期待できるのか

まだ情報銀行の実態としてはサービス化されていませんが、時代の流れはどうやら情報銀行にとって追い風のようです。

スマホの普及はもちろん、AIやIOTの時代に突入していくにつれてデータの活用方法がより一層ビジネス的に重要な観点になってきます。

その中でGDPRをはじめとした情報規制などの流れもあって、今後GAFAのような巨大企業が管理することができなくなった膨大な個人情報を管理する受け皿として情報銀行があげられるようになるかもしれないといわれています。



プロフィール

田中亮行
アキユキ

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

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