フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ

フリーランスのお役立ちブログ+モチベーションを高く維持するためのセルフマネジメント術

フリーランスWebデザイナーのエンジニアとしてのスキルはどこまで必要か

フリーランスWebデザイナーとしてどこまでエンジニアスキルを伸ばすかは悩みどころかもしれません。

技術力があればあるに越したことはありませんが、フリーランスWebデザイナーとしてはデザインスキルや提案力も伸ばしていく必要があります。

何を重点的にスキルを伸ばしていくのかは考えておくべきことです。

事実、仕事をとる提案段階においてはエンジニアスキルよりも提案力やデザイン力で判断されます。そんな中で果たしてエンジニアスキルを伸ばすのにどこまでの労力をかけるべきでしょうか。

一方でエンジニアスキルがあった方がフリーランスとしては質の高いものを納品でき、自分にも自信がつきますし、開発自体も早くなるでしょう。また提案の範囲もより柔軟に幅広くなり、その結果収入をより早くあげていくこともできます。

デザインから開発まで幅広いスキルが必要なフリーランスWebデザイナーにとってエンジニアスキルをどこまで伸ばしていくべきか、その点についてこの記事で具体的に解説をしていきます。

収入に大きな影響を与える要素はデザインを含めた提案力

冒頭でも少し触れましたが、案件を受注するにはエンジニアスキルよりもデザインを含めた提案力が大切です。なぜなら提案段階でエンジニアスキルは見られないからです。

どれだけ戦略的に提案ができ、その提案の中で(必要であれば)クオリティの高いデザイン提案ができるか、これで受注可否が決まります。僕の記憶では6年半フリーランスWebデザイナーをやっていてエンジニアスキルを聞かれたことはほぼありません。

ちなみにエンジニアスキルが不要だとは言っていません。ただエンジニアスキルが足りなくて分からないことがあっても、案件はテストではないので調べながらやることができます。

事実として10年以上エンジニアをやっているベテランでも分からないことはあり、調べながらやっているのが普通です。それぐらいエンジニア領域は広いのです。

とはいえ基本的なエンジニアスキルは必要

ただ、基本的なエンジニアスキルはマストです。

例えばですが、WordPressができないのにWordPress案件を受けるのはまずいと思います。また、稼ごうと思っているのであればJavaScriptが全くわかっていないなどもまずいです。正直JavaScriptが分かっていなくても案件の中で必死に勉強してやれば簡単なことぐらいならできるようにはなりますが、目安として1件あたり50万以上の案件をとっていこうと思えば基礎スキルとして簡単にJavaScriptができるようになっている必要はあるでしょう(後述しますがJavaScriptのライブラリであるjQueryで十分です)

現場で必要な具体的なエンジニアスキルは何か

ではエンジニアスキルは具体的などんなスキルがどのくらいあればいいのか、それを実際の現場の観点から解説をしていきます。

その前に前提としてフリーランスWebデザイナーとしてどのくらい稼ぐかを決めておきましょう。ここで解説する内容は、1件あたり50万以上の案件をとっていくことを前提にします。ですので以降、50万以上の案件に必要なスキルを解説していきます。

まず端的にできなければいけないこと次の通りです。

  • HTML/CSS
  • jQuery(JavaScript)
  • WordPress
  • サーバーやドメインに対する知識

HTMLやCSSはもはやいうまでもなくマストです。何の問題もなく使えることが必要です。

JavaScriptはjQueryなどのライブラリを中心に使えればOKです。ちなみにこれは調べながら開発ができれば十分です。何も見ずに開発をできる必要はありません。

jQuery自体の使い方やJavaScriptの基本的な概念を理解していて条件分岐や変数を扱えるぐらいであれば問題ないでしょう。

もちろんより理解を深めていくとよいですがそれは案件をやりながらでOKということです。ここで言いたいのはJavaScriptがプログラマーなみにゴリゴリかける必要はないということです。

WordPressについては否定する人もいそうですが、僕はほぼマストで考えています。なぜならHTMLやCSSだけではお問い合わせフォームも新着情報の投稿機能も作れません。後述しますが、実案件での要件でお問い合わせや新着情報はほぼマストで出てきます。

サーバーやドメインに対する知識は当然必要ですよね。特にサイトリニューアルでサーバー移行やドメイン変更が絡んできたときは、DNS変更やメール設定変更の仕事が絡んでくることもあります。しっかりここは抑えておきましょう。インターネットでWebサイトが閲覧できる仕組みを本質的に理解することにつながりますし、結構面白いですよ。

実際のWeb制作要件にはどんなものがあるのか

では実際にある要件をいくつかご紹介します。

実際にある要件例1

  • ホームページをリニューアルして欲しい
  • ドメインはそのままでサーバーだけ移行したい
  • 新着情報投稿機能をつけて欲しい
  • お問い合わせフォームは必要

サーバーの移行があるので、この場合はメールアドレス設定とDNS変更を伴います。また新着情報の投稿機能の要件がありますが、WordPressができれば楽勝ですね。お問い合わせフォームもWordPressのプラグインで簡単にできます。

実際にある要件例2

  • ホームページの新規作成
  • ドメインもサーバーもそのままでOK
  • ブログ機能が必要でカテゴリーとタグ機能を入れて欲しい
  • お客様の声を管理画面から入れられるようにしたい
  • お問い合わせフォームは必要

ブログでカテゴリーとタグの機能があるので、条件で絞り込んで一覧表示する機能が必要ですね。WordPressのテンプレート階層を理解していればものすごく簡単です(WordPressの基本スキルなので難しくはありません)。お客様の声を管理画面から入れる方法はいくつかありますが、WordPressのカスタム投稿タイプやカスタムフィールドを理解していればできます。どちらもWordPressでメジャーな機能で特殊なことではありません。WordPressを学ぶ人は必ずここを通過しますので、安心してください。書籍で学べばちゃんと学ぶことができます。

エンジニアスキルは案件の中で伸ばし、普段の勉強はデザインや提案力に注ぐ

2つの例を紹介しましたが、本当によくある例です。WordPressをやったことがない方は難しいと思ったかもしれませんが、WordPressでよく使う機能を使って実装できる範囲です。

何がいいたかというと、50万以上の案件でもそれぐらい基本的なスキルで対応できるものばかりだということです。最初は当然苦労すると思いますが、何度かやっていればスムーズにできるような要件です。

ですのでエンジニアとしてゴリゴリにプログラムがかけて….というスキルは必要なくて、まずは基本的なスキルがあればOKです。そして、あとは案件をやりながらスキルを徐々に伸ばしていきましょう。

エンジニアスキルは案件の中で伸ばしていくことができます。

そして、エンジニアスキルを極めようと思っても幅が広すぎます。案件を通して勉強する方が実際の現場で使うスキルを身につけることができます。

どちらかというとデザインや提案スキルを空き時間で学んでいくといいと僕は思います。



プロフィール

田中亮行
アキユキ

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

おすすめ書籍紹介