フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ

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実案件でのホームページ制作の進め方と各工程でのポイントを具体的に解説!

これからWebデザイナーになる人にとって、実際のホームページ制作案件でどのように制作業務を進めているのか、気になる方も多いと思います。

この記事では全体の大まかな制作業務の流れだけではなく、具体的にどのような方法で進めていくのか、そして何がポイントなのかまで整理して解説をします。

周りに聞ける人がいないと中々この辺の情報って得られないと思います。この記事でご紹介する内容は6年フリーランスWebデザイナー・エンジニアをやってきた中で色々試した結果これがいいかなと思う進め方ですので、参考にしていただけるかと思います。

大まかなホームページ制作業務の流れ

まず最初に全体の流れだけ簡単に説明します。ざっくりですがホームページ制作の流れは次のようになります。

  1. 初回打ち合わせ・ヒアリング
  2. 要件定義・提案活動
  3. デザイン制作・提案
  4. 開発(コーディング/プログラミング)
  5. 公開準備
  6. 納品

これだけ見るとシンプルです。

それぞれの流れの中で具体的にどのような進め方をしていて、何がポイントなのかを解説していきます。

初回打ち合わせ・ヒアリング「議論することが大切です」

まずはクライアントの要望をヒアリングする最初の打ち合わせです。

この打ち合わせで収集した情報をもとに提案活動をすることになるので非常に重要なフェーズです。ここでどれだけ質の高い情報を得られるかで提案の質は左右されます。

必ずクライアントの本質的な課題をききとり、その解決のためにホームページをどう活用していくのかをその場で議論していきましょう。

その場で具体的な議論をすることでクライアントの要望をより明確に聞き出すことができます。そもそもクライアントの要望は曖昧なことが多いですから、それを打ち合わせの場で具体化していく必要があります。

そのためにはWebデザイナーがクライアントの話に対してどんどん提案をしていくとよいでしょう。これは最初は中々難しくて、色んなホームページを作ったり研究したりしていく過程で身につく力です。

ヒアリングというと、一方的にクライアントの要求だけを聞くことをイメージしがちですが、本来はそうではないということを理解しておきましょう。

「クライアントの要求を聞いてメモする」のではなく、「クライアントの要求を聞いて議論した結果をメモする」という意識を持ちましょう。

要件定義・提案活動「戦略提案が大切です」

ヒアリング結果をもとに要件を整理し、提案をします。提案方法は提案書をメール送付する場合もありますし、対面でプレゼンをすることもあります。

いずれの場合も僕は提案に盛り込む内容をある程度決めています。それが次の項目です。

  • 背景/目的の整理
  • ターゲットの整理
  • 市場背景の整理
  • Web戦略の提案
  • 構造提案
  • デザインラフ提案
  • 見積もり/スケジュール

これらをすべて提案書に必ず記載するわけではありません。提案書に記載する項目は限定的にすることもありますが、少なくとも挙げた項目は聞かれればすべて答えられるようにはしています。

項目だけ並べてもわかりにくいので、いくつかピックアップして解説します。

市場背景の整理とは

その市場を知らなければWebをどのように効果的に使えるのか提案をすることができません。

例えば、飲食店のホームページの場合、基本的に集客は食べログやぐるなびなどのポータルサイトに任せていることが多いです。実際ユーザーはそういったポータルサイトを利用して飲食店を選ぶことが多いですよね。

その中でホームページを作る意味や役割を定義しなければなりません。これは一例ですが、

そういった様々な背景がある中でそのホームページをどう活用するのがベストなのかを考えるためには市場背景を理解する必要があります。

Web戦略の提案とは

Web戦略というのは、ホームページを制作する上でどんな戦略を軸にデザインやコンテンツを作っていくかです。すごく簡単な例でいうと、お問い合わせをゲットするよりもメルマガやLINE@に登録してもらう流れをつくった方が売上に貢献できる場合もあります

ホームページというとお問い合わせを得るためのものと単純に考えてしまいがちですが、戦略的にそれが正解なのかを考えると意外とそうではないパターンも多くあります。資料請求や資料ダウンロード、セミナーへの誘導などいろんな戦略が考えられます。

またお問い合わせや資料請求につなげる過程でどのようなコンテンツを準備するべきか、これもWeb戦略の1つとして考えなければならないことです。


これらの提案内容はPDFにまとめて見積書と一緒にメールで送付するか、プレゼンする場合は印刷して持ち込み+データ送付します。基本的にはプレゼンした方がいいのかなとは思います。僕の場合は忙しさにかまけてメール送付で終わるパターンもあるので反省です。

対人関係を築くのもすごく大切な要素なので対面プレゼンをすることは大切なのです。先方からすると数十万、数百万をかけるわけですから、人間関係も含めて安心できることが発注条件の1つだと思います。

デザイン制作・提案「提案デザインはクライアントがブラウザで閲覧できるように」

デザインの提案方法は人によって様々だと思いますが僕の場合はまずはPC版のトップページとサブページ1枚を作って送付します。

それが問題なければ他のページも作り始めるという流れで、PC版が終わったらスマホ版を作ります。ちなみにスマホ版のデザインはつくらず、開発しながらデザインして、開発物ベースで確認してもらうようなことも結構あります。

デザインの提出方法

デザインの提出方法はphotoshopからpngで書き出してそれをサーバーにアップしてURLを渡しています。そうすることでクライアントがブラウザで閲覧できるようになるので便利です。

また、提案枚数が多い場合は目次を作って、目次に各デザインのリンクを張ります。こんなイメージですね。

またドメインやサーバーの新規取得が必要であればこのタイミングで進めます。ちなみに僕の場合はドメインもサーバーもクライアントに契約してもらっています。これは例外がありません。

開発(コーディング/プログラミング)「ひたすら作業です」

ひたすら開発ですね。

開発途中に確認したい要件が色々出てくることも多いので適宜聞きながらやりますが、基本的に開発が始まるとしばらくは打ち合わせは電話やメール、チャットツールでの対応になることが多いです。

デザインが決まるまではちょこちょこ対面でやり取りして開発が始まるとモクモクとこもってやる感じですね。プロジェクトが大きい場合には中間報告をやりますが、そうでもなければだいたい一気に開発を進めてある程度できてから見てもらう感じでやっています。

公開準備「案件によってやることが変わります」

公開準備は案件によってやることが変わります。

新規ホームページ制作なら簡単ですが、リニューアル案件でサーバー変更やドメイン変更が伴う場合はDNS変更やメールアドレスの作成、メーラーとの連携が必要になったりしますので、やるべきことはしっかり整理しておく必要があります。

ちょっとここは最初は難しいと思いますが、下記のブログにまとめていますので、参考にしてください。

サーバーやドメイン変更を伴うリニューアルの手順を徹底解説

納品

納品はあらかじめクライアントと合意をした納品形態で納品をします。公開をもって納品とする場合も、ファイルも納品する場合もあります。

まとめ

少し難しい内容を含みましたが、事実、実案件ではこのようなことをやっています。もちろんWebデザイナーによってやり方は変わりますが1つの参考にしていただけるのではないかと思います。

大切なのはただデザインとコーディング業務ができればよいのではなく、その過程にあるヒアリング〜戦略提案が非常に重要だということです。特にフリーランスでやっていく場合、ここがあるかどうかで大きな稼ぎの違いがでます。



プロフィール

田中亮行
アキユキ

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

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