フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ

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Webデザイナーのデザインの考え方〜商業デザインの基本がわかる話

デザイナーにはセンスが大切だとよくいわれることもありますが、センスだけではいいデザイナーにはなれません。特にWebデザイナーは商業デザインの分野になるのでロジカルにデザインをつくりあげていく力が必要です。

また、Webブラウザの中で見られるものであり、使い勝手も含めて考えられたデザインになっている必要がありその意味でもセンス頼みだと、ある一定ライン以上はスキルアップできないでしょう(´・ω・`)

ということで、この記事ではWebデザイナーとしてデザインをやっていく上で、どういう観点からデザインをやっていけばいいのか、デザインの考え方についてご紹介していきます。

課題整理:何をデザインで解決するのかを考える

まずWebデザイナーに必要なことはどんな課題を解決するためにデザインをするのか、その課題整理です。

「なんとなくこんな感じのデザインにして欲しい」という要望もたまにありますが、それをそのまま鵜呑みにはしないでください!

あくまでも商業デザインとしてバリューを出す必要があるので、担当者の好みを聞いて再現するのがWebデザイナーの仕事なわけではありません。

必ず、ビジネスの課題について整理して、その上でどういう方向性のデザインにすべきなのか、どういう動線設計で最終的にターゲットに何をしてもらいたいのかを考えましょう。

そのためには情報が必要です。Webデザインをやる前に次のような情報を仕入れた上でデザインの方向性を整理していきましょう。

  • クライアントのビジネスの全体像
  • ターゲット
  • 市場背景

クライアントのビジネスの全体像を理解していなければ、Webサイトの役割を定義できません。Webサイトはビジネスの課題を解決するための1つのツールだと考えましょう。ですので、ビジネス全体像の中でWebサイトがどんな役割をもつのかをしっかり定義する必要があります。

そしてそこにはターゲットや市場背景という情報も必要です。

どんな人をターゲットにするのか、そのターゲットはどのような事情を抱えているのか。そして市場にはどんな背景があって、市場の常識やタブーなどある程度知識がないと間違った方向に提案してしまう可能性があります。また市場を調べる上で競合調査も必須です。

デザインは大きくわけて感情訴求と論理訴求がある

デザインには感情的訴求と論理的訴求のデザインがあります。意味合いは言葉そのままで、感情に訴えかけるのか、論理で訴えかけるのかの違いです。

感情的訴求のデザインとは

例えば感情的訴求とは、リゾートホテルのWebサイトでよくあるオーシャンビューの絶景の部屋がトップページでフルワイド表示するような訴求です。

パッと見た瞬間に考えるよりも先にその世界観に引き込み、感情的に好印象を与えます。このような感情に訴えかけやすい商品・サービスは、例えば他にも、ウェディング、美容室、ロレックスなどの高級時計や装飾品(ネックレス、イヤリング…ect.)などがあげられます。これらは数字では表しにくい感情の指数が印象に影響を与えます。

具体的に説明すると、美容室であれば自分がそこに行くことで、こんなにかわいい姿になれるのだと期待を抱かせるデザインができれば、ターゲットに大きな影響を与えることができます。

論理的訴求のデザインとは

論理的訴求とは、不動産投資のWebサイトでいかにその投資がうまくいくのかを事例やグラフなど具体的数値を交えて説明するような訴求です。

論理に訴えかける商品・サービスとは、会計・税務関連サービス、金融系サービス、解析サービス、機械加工などがあげられます。これらは、費用対効果、利回り、精度などの数字が満足度につながるでしょう。

利用メリットの数値的大きさが選定時の指標になることが多いです。ですので、論理的訴求をする際には、数字を使うことが多いです。さらに強みを他と数字で比較することで最大限そのメリットを伝えることができます。

 

感情的訴求と論理的訴求があることを理解しておくだけで、どういう観点でデザインをしたらいいのかを考えるヒントになります。この2つの訴求方法があることをWebデザイナーとして意識しておいて損はありません。

もちろん、同じWebサイトの中でページやコンテンツによって感情的訴求と論理的訴求を使い分けることはありますので、全体を通してどちらか一方に必ずよせるということではありません。

情報収集のしやすさを考える

Webデザインは必ずPCやスマートフォンなどのデバイスを通して操作しながら閲覧することになります。操作性の悪いデザインは当然よいWebデザインとはいえません。

ユーザーがいかに情報収集しやすいデザインになっているか、操作性や動線設計、全体構造やコンテンツの作り方まで考えた上でデザインをしていきましょう。

これはいきなり簡単にできることではありません。他のWebサイトをよく見て、どういう動線設計になっているのか、どういう使い勝手になっているのか、自分で色んなWebサイトを分析してみるのが一番いいと思います。

Webサイトを分析するときには、1つのポイントに絞って分析をするといいです。

例えば、「今日は動線設計について徹底的に分析しよう」と思ったら、他のデザインはほったらからしでずっと動線設計ばかりを追います。要するに分析するにも何か1つの目的があると分析がしやすくていいということです。

デザインができあがった後の話

ここからはデザインができあがった後の話です。意外と重要です(・∀・)

1日おいてから自分が作ったWebデザインを評価する

Webデザインを作ったばかりのときって過大評価してしまいがちです。頑張ってつくったしうまくできた!と思い込みがちですが、1日おくと結構課題が見えてきます。制作したデザインをすぐに提出するのではなく、1日おいてチェックできる余裕はもっておきましょう。

自分でプレゼンしてみる

自分1人でデザインについてプレゼンしてみます。(周りに誰か聞いてくれる人がいればもちろん人にプレゼンする方がいいです)

プレゼンをすると自分が作ったデザインの曖昧な部分が浮き彫りになったり、逆によりよいデザインアイデアが生まれたりします。

「何でこの動線設計なのか説明できなかった」、「ヘッダーデザインの説明をしていたらもっといいアイデアが出てきた」など。

そこでよりいいアイデアが出れば改善できますし、デザインの筋が通っていなければ修正します。

パーツごとにデザインを見直す

できあがったデザインを全体的にみるだけではなくパーツ単位でみていきましょう。

このパーツのこの色はこれでいいのか、この部分の余白はこれでいいのか、この文字は太文字のほうがいいのではないか、色んなことに気づきます。特に「このデザインはメリハリがあるのか」に注意してみるといいです。色んなことに気づくことができます。

まとめ:クライアントを納得させることができるデザインを目指そう

最初に戻りますが、Webデザインは商業デザインです。すべてのデザインには意味があり、説明ができるようにしておくといいでしょう。

課題解決のためのデザインとして、クライアントを納得させることができるデザインになっているか、しっかり考えながらデザインをつくりあげていきましょう!



プロフィール

田中亮行
アキユキ

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

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