フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ

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Webデザイナーとして稼ぐためのホームページ提案の提案項目とポイント

Webデザイナーが提案活動をするときにどんな内容を提案するのか、その提案項目について解説をします。

この記事でご紹介する内容は普段僕が提案活動をする際に提案する提案項目ですので、具体的にWebデザイナーがどんな提案をしているのか参考にしていただけると思います。

では提案項目を解説していきます。

提案項目1.背景 / 目的

背景と目的に関しては提案というよりも、ヒアリングした内容を整理した提案のための前提事項です。これからの提案はこの背景と目的に沿って提案しますよ、ということですね。

ポイントとしては、依頼の経緯や解決すべき課題をしっかり整理できているかどうかです。

依頼の経緯は提案において重要になることも結構多くて、例えば、今お付き合いしている制作会社に不満があって制作会社を新たに探しているという経緯があったりします。

その場合はその制作会社のどこに不満があってどんな制作会社を探しているのか、これを聞いておくことが大切です。

もっとも大切なのは解決すべき課題は何か、その本質を捉えることです。課題はクライアントによって様々ですが担当者が考えている課題をそのまま鵜呑みにするのは少し問題があります。

例えばよくあるのがお問い合わせ数を増やしたいという要求があります。ただ単純にお問い合わせを増やすよりも、しっかりターゲットをフィルタリングして確度の高い見込み客だけを取り入れる方がいい場合もあります。あとはお問い合わせではなく、資料請求という形をとった方がいい場合もあります。

他にもアクセス数が少ないからもっと伸ばしたいという課題をクライアントが持っていたとします。しかしそもそもアクセス数が少ないこと自体が本当の課題かどうかを見極める必要はあります。もしかしたらアクセス数よりもコンバージョン率、つまりアクセスに対してお問い合わせに繋がる確率が低いだけかもしれません。

提案項目2.ターゲット

ターゲットはターゲットの周辺事情まで捉えると良いです。周辺事情というのはターゲットの立場を考えると見えてきます。例えばターゲットには決裁権がなく、ターゲットの上に決裁者がいる場合は、ターゲットは決裁者を説得する必要があります。

なので、例えば簡単な資料をホームページからダウンロードしてそれを決裁者に渡してもらうような流れを想定しておくことも考えれます。他にも学生ローンのホームページとかだと、学生は親にバレたくないという心理がありますが、その心理的不安要素という事情を知っているかどうかで、ホームページでの訴求内容も変わってきます。

提案項目3.市場背景

まず常識知らないととんでもない提案をしてしまうので、まず市場の常識は知りましょう。

また、市場を知っているからこそクライアントの強みがわかります。市場を知らないとクライアントの特徴自体が本当に特徴なのかどうかを理解できません。市場を知っているとクライアント自身が気づいていない強みも客観的視点で見て気づくことができたりします。

もちろん市場調査といっても調査会社ではないのでできることには限りがあって、クライアントから聞くか、ネットで調べるか、極稀に本を読むぐらいです。一番の情報源はクライアントなので、クライアントから根掘り葉掘り聞いて、その上で客観的にクライアントのことを理解しましょう。

提案項目4.Webの戦略策定

ここは結構大切なポイントですね。Webの戦略はデザインや構造を決めるための土台となります。

まずはWebサイトの役割を考えます。クライアントのビジネス全体像の中でWebサイトが持つべき役割を考え、その上でコンバージョンを何にするか決めます。コンバージョンというのは、ホームページにきたターゲットにとってもらいたい行動のゴールですね。例えばお問い合わせだったり資料請求です。

そしてそのための戦略を考えます。市場背景やターゲットを前提に、どのようなコンテンツを作り、どのようなUI/UX、導線設計をすれば、コンバージョンに導きやすくなるのかを考えます。

皆さんもホームページから何かを問い合わせしたり、ECサイトでものを買ったことがあると思いますが、その時の心理を思い出してください。「ここだったら安心するな」とか「とりあえず簡単に資料請求できるからやってみようかな」など色んな心理が働いたと思いますが、そういう心理にさせるためのコンテンツやデザインがあったはずです。そういった戦略を考えていきます。

提案項目5.サイト構造の提案

戦略に基づいてサイトの構造を提案します。サイトのページ1つ1つには役割があるので、単に「このページは常識的に必要だよね」だけで判断することはオススメしません。

1ページごとの役割を認識していれば、そのページで何を訴求すればいいのかも見えてきます。

例えば、わかりやすい話でいうと、その企業の実績ページっていうのは、「口だけではなくてちゃんと実績あるぞ」ということを訴求して安心してもらうためのものですよね。そういう役割定義がされています。

その役割を考えているのとそうでないとでは、出てくるデザインもコンテンツも変わってきますし、必要なページの抜け漏れもなくなります。

では他にどんな役割のページがあればいいでしょうか?企業として信用してもらうためページ、細かい疑問を解決するよくある質問コーナー、品質が保証されるのか不安な方向けの品質保証に関するページ、業界やサービスによって色々ありますが、そういう視点で考えていくとサイトの構造は作りやすくなります。

提案項目6.デザイン提案

戦略に基づいた具体的なビジュアルを出します。だいたいトップページ1枚を作って出すことが一般的のようです。僕は最近は1ページまるっとは作らず、7割ぐらいで終わらせますが、ここは人それぞれです。

僕が意識していることは、提案の肝となる部分のデザインは必ずやるということです。

例えばトップページ以外に、「絶対ターゲットにはこのページを見て欲しい、今回の提案の肝となるページ」というのがあれば、そのページデザインもします。

提案にかける全体工数と相談しながらになりますが、その辺の提案の仕方は結構考えてやるようにしています。

提案項目7.見積もり

見積条件をしっかり記載して見積もりを出します。見積条件は次のようなことは書いています。

  • 対応範囲 / スマホ対応 / 対応ブラウザ
  • サーバー・ドメインはどうするのか
  • WordPressの場合はWordPressを使うことを明記
  • 素材は支給or購入or制作
  • 管理費用の有無

提案項目8.スケジュール

スケジュールは提案段階では納品日の目安だけしか書かないことがほとんどです。

まとめ

上記内容すべてやると結構なボリュームになるのですが、僕も毎回すべて提案項目を提案書にまとめているわけではありません。ただ、プレゼンが必要なときは、これらの項目についてすべて話せるようにはしています。

Webデザイナーや企業によって提案内容は変わりますが、参考になれば嬉しいです。



プロフィール

田中亮行
アキユキ

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

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