フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ

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Webデザイナーは将来なくなる仕事なのか?

ここ数年Webデザイナーの仕事はなくなるのかという議論をネット上で見かけます。色んな人の考え方があって面白いもので、非常に自分の考え方の刺激になりましたので、僕なりの考え方をまとめていきます。

Webデザイナーはなぜなくなると言われているのか

そもそもWebデザイナーがなぜなくなると言われているのか、その根拠・考え方について整理していきましょう。

簡単なホームページは無料サービスに代替される

有名どころで言うとWixやJimdoがありますね。これらのサービスは無料あるいは低コストで有料版を使って簡単にホームページを作成できますし、自分でメンテナンスもできます。

コストが低くて助かるだけではなく、自分でメンテンスできる柔軟性やテンプレートを使えばすぐにできてしまうので、とても楽ですよね。

テンプレートも結構綺麗なデザインがありますし、使いやすさも進化していっているように思います。

ただ、“とりあえずホームページがあればOK”レベルであれば十分に活用できますが、ホームページを戦略的に使っていこうと考えたりブランディングに使う場合は、やはりプロの視点と技術が必要です。

そもそもテンプレートを使ったり自分でデザインをする時点で、デザインの最適化はされませんから、“デザインに対する価値”をこれらのサービスで代替するには無理があります

とはいえ、事実として超低価格で駆け出しのWebデザイナーが取っていたような案件は代替されるようになってきた印象です。

AIにWebデザイナーの仕事も代替される

さて、どの業種の仕事が消えるのか話題になるのがAIですよね。一般論的にWebデザイナーのようなクリエイティブや企画力が必要な仕事はなくならないとされています。

ただAIがどこまで進化していくかはもちろんわかりませんから、Webデザイナーのようなクリエイティブな仕事もなくなるのではないかという議論もあるようです。

これに関しては誰もわかりませんが、仮になくなるとしても、あと15年ぐらいはなくならないと思います。

そもそもWebデザイナーの仕事はクライアントの曖昧な要件をしっかりと定義することから始まります。明確な要件があればまだしも、比較的要件が曖昧であることは多いです。

どんな課題があってそれをデザインやWebマーケティングでどう解決していくのか、その辺の技量が問われる仕事ですので、AIによってすぐに代替されることはないでしょう。

また、Webデザイナーの仕事はデザインだけではなくコンテンツ(ページの中身)を考えることも仕事です。そしてそれらを全体的な導線設計を考えた上で構造を作っていきますが、そこまでをAIでやるにはまだまだ時間がかかるのではないかと思います。

そこまでをやるサービスはもしからしたらここ10年以内で出てくるかもしれませんが、その後それが改善され浸透する期間を考えても15年ぐらいは…と個人的には思っています。

もちろん、言われたことをただデザインするだけのWebデザイナー止まりでは今後AIに代替される可能性は大きくなります。Webデザイナーとしてどこまでやるか、そのレベル感でAIが脅威なのかそうでないのか変わってきますね。

できる人が増えてきて価値が下がる

Webデザイナーは稼げるようになるまではそれなりにスキルを磨く必要がありますが、なろうと思えば割となりやすいです。

Photoshopが使えてWebデザインの基礎を勉強すれば誰でもWebデザイナーを名乗れます。もちろん資格は不要です。また、クリエイティブな仕事として人気もあり、スクールもたくさんありますよね。

できる人はより増えていくのではないかと思いますので、これがWebデザイナーがなくなる理由にはなりませんが、実力のないWebデザイナーの価値が下がり、他の要因とあいまって食べていけない人が出てくることは考えられます。

スキルを磨かないとレベルが低いWebデザイナーは消えてしまうでしょう。

結論:Webデザイナーの仕事は当分はなくならない

結論として当分はWebデザイナーという仕事がなくなることはないと思います。ただスキルが低くても成り立っていた人たちがどんどん仕事を失っていくことは十分に考えられますし、その流れは加速するはずです。

市場的にはクリエイティブなものでも、無料サービスや超低価格サービスがどんどん増えてきていて、安くできるものは安くやろうという文化も広まってきているように思います。

本当に無料のものが増えてきたので、お金を払うことに対して価値をどこまで感じてもらうかを提示する能力もすごく重要になってきています。

Webデザイナーの仕事自体はなくならなくてもWebデザイナーとして生き残っていくためには、それなりに戦略を整えて行かなければ、数年後にはどうなっているかわかりません

長く生き残れるWebデザイナーになろう

Webデザイナーとして長く生き残るために次のことを意識しましょう。

  • Webマーケティングを理解する
  • 技術を横断的に理解して柔軟な提案力を身につける
  • コンサルティング能力を身につける

Webマーケティングを理解する

重複しますが、Webデザイナーの仕事はただデザインをすることではありません。クライアントの課題を整理して、どうしたらWebを使って課題解決できるかを考えます。そこにはWebマーケティングの知識が必要になります。ホームページ制作にはこのようなWebマーケティングの観点からどういう戦略を土台にデザインするか道筋を立てていく能力が、今後より必要になっていくでしょう。

技術を横断的に理解して柔軟な提案力を身につける

ここ数年でSNSが爆発的に広がり、動画マーケティングも勢いがすごいですよね。SNSや動画に関する知識がゼロだと結構Web戦略の提案が浅くなりがちです。

クライアントのだいたいSNSや動画を気にしていて、打ち合わせに行くとどちらかの話はかなりの確立で出てきます。ですので、技術を横断的に理解していることも今後長く生き残っていくためには必要です。

もちろん一人ですべてのプロフェッショナルになるのは無理がありますので、あくまでも各種SNSがどういうもので動画マーケティングとは何かの概念を理解しておくという考え方で問題ありません。そして必要に応じて他社と提携して自分ができることだけに固執しない考え方も大切だと思います。

コンサルティング能力を身につける

コンサルティング能力はWebデザイナーとして今後生き残るためには必須だと考えています。先の話と重複する部分がありますが、クライアントの課題をヒアリングした後、そこから課題解決に向けて様々な視点と知識を用いて、解決するための道筋を立てる能力がコンサルティング能力です。この能力がないと本当に必要なWebデザインを提案することはできません。

 

Webデザイナーとして長く生き残るためにも、単なるデザイナーではなく戦略的視点を持って柔軟にあらゆることを提案できる技術を身に着けていきましょう。また、その技術があれば、仮にWebデザイナーがAIやその他の要因でなくなってしまっても、他に仕事は見つかるはずです。



プロフィール

田中亮行
アキユキ

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

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