フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ

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デザインが人に与える影響と1つ上のWebデザイン制作

デザインが人に与える影響について考えたことはあるでしょうか(´ε` )

広告でもモノでも、どんな世界にもデザイナーというのはいるものですが、僕含めこの人たちの仕事は、良いものを適切により良く見せる情報の加工屋さんです。

情報の加工というと詐欺的に聞こえますが、よりわかりやすくより魅力的にするということですね。

そしてそれに絡めた話として、

「人はものごとを自分で決めていると思っていながら、実は周りの情報(見せ方)に強く影響を受けている」ということをダン・アリエリーという行動経済学で有名な方が言っています。

つまり完全にフラットな状態で情報を見て判断することはできないということです。彼がTEDで紹介していた話をざっくり要約すると、いくつかの選択肢を2パターンの見せ方でユーザーに見せた時、その見せ方によって選ばれるものが明らかに変わったという話があります。

彼はこの実験結果から、

“人は自分で判断したと思っていながら実は外部の影響をかなり受けている”ということを力説しています。

ではWebデザイナーはデザインを提供する立場として、どのようなことに意識を置いてデザインをすべきなのか、デザインが人に与える影響の観点から解説していきます。

これを理解しておくことで、何からデザインを考えたら良いか迷った時に成功するデザインの道筋を立てることができるようになります。

この記事で解説するWebデザインが人に与える影響は次の3つです。

  • 第一印象の操作
  • 見せたい情報への誘導
  • 情報の読み取り方の誘導

1つ1つ解説をしていきます。

1.第一印象の操作

人は第一印象に大きく引っ張られますよね。第一印象が悪い人に会うとその時点でシャットアウトしたくなります(´・ω・`)

服装や髪型などの身だしなみから顔の表情まで様々な要素からその人の第一印象が決まります。

それでも対面ならまだ数分でも話す機会があれば第一印象を挽回することも可能ですが、これがホームページとなれば、第一印象がターゲットにとって悪ければすぐに閉じられてしまいますよね。

よくホームページは最初の数秒でその後見るか閉じられるか決まるなんて言いますがそれ本当です。だから第一印象を適切に操作するようなデザインをしなければなりません。

例えば飲食店のホームページならパッと見た時に

  • めちゃくちゃオシャレでデートに使えそうなお店だな
  • クラフトビールが美味しそうなお店だな
  • あ、お肉のお店なのね!

みたいに一瞬しか見てなくても、でも○○っぽい店というのが伝わる、そんな第一印象を与えるデザインができるといいですよね(´ε` )

この時大切なのは何にフォーカスをしてデザインをするか、極端に偏ったデザインぐらいのものがちょうどよかったりします。あれこれやると印象は薄いですからね。

もちろん、情報系のサイトやECサイトなどは、ものが豊富に詰まっている感じがよかったりするので、何か1つのものにフォーカスをするようりは情報の詰まっている感じという、そのコンセプトを1つのコンテンツとしてフォーカスさせるといいでしょう。

つまり、コンセプトは何か?を決めてそのたった1つのコンセプトに向けて全力でデザインをするというのが第一印象を決める上で大切な要素です。

第一印象をどう見せたいのか、それを意識してデザインをしてみましょう。

2.見せたい情報への誘導

デザインは人の行動を誘導する力があります。

子供の頃何となく白線の上を歩くルールみたいな遊びをやってことがある人は少なくはない(はず!w)と思いますが、目の前に道筋が引かれている場合とそうでない場合では当然人の行動は変わります

ホームページも同じことですね。

ホームページには様々な情報を掲載しますが、誰にどんな情報を見せたいのか、見せたい情報へ誘導する必要があります。このアシストがなっていないとユーザーが情報を探すのに苦労したり、見つけ出せなかったりしますよね。

つまり導線設計は大事ですよということですが、ただメニューがわかりやすいとか、スマホでも見やすいだけでは導線設計ができているとは言い難いです。

トップから入ってきたユーザーに対してまず何を見せるのか、そしてどんなユーザーに対してどんな見せ方をすればそのバナーをクリックしてくれるのかなど導線設計は使いやすさに加えて、しっかり誘導をデザインすることを指します。

これには必ずコンバージョンまでの流れを考える必要があり、例えばお問合せフォームからのお問合せをコンバージョンとした場合、お問合せの動機を作るためには、どんなコンテンツが必要でそこにどう導線をはるのか、その辺りの検討が必要になってきます。

3.情報の読み取り方の誘導

情報はどの側面で切るかによって見え方が変わります。

学習塾で、東大合格者数を発表しているところはよく見かけますが、中には現役東大生のうち○○%が当塾の出身です!なんてうたっているところもあります。また、「難関国立大学」○○名というような見せ方もありますよね。

情報をグループ化したり、割合で見せたり、グラフで見せたり、その情報を最大限魅力的に見せる方法があるので、世の中はそんな情報の切り口を上手く使っています。

これは言い換えると情報の読み取り方の誘導と言えます。

よくネットビジネス系で1000名以上にアドバイスしてきた実績!なんていうような文言を見たりますが、当然無料相談や電話相談、LINEでのちょっとした相談も含めていますよね。際限ないのはどうかと思いますが。

ただ、Webデザイナーがデザインをする時にこういった数字的な情報は洗いざらい聞いておいた方がいいです。

どこに使える情報があるかわからないので、クライアントが「これは大した数字ではない」と思っていても切り口を変えればよく見せることもできるので、Webデザイナーが積極的にヒアリングしていくことが大切です。

情報を主体的に引っ張り出し、どんな見せ方が最適なのか考えてみましょう。

まとめ:Webデザインは戦略的に

以上3つの“デザインがユーザーに与える影響”と“Webデザイナーとしてどうすべきか”をご紹介してきました。

ただ詐欺的な情報の見せ方はNGです。

どうしてもWebデザイナーというのは仕事柄、クライアントの情報をよりよく見せてクライアントに満足してもらうことを考えるため、必要以上によく見せてしまいがちな部分もあります。

僕も昔の失敗談として、その企業の規模感よりだいぶ規模感があるようなアンマッチなデザインを提案したことがあって「さすがによく見えすぎちゃってます!」とクライアントから指摘されたことがあります。

特に情報操作的なことはしていなかったのですが、デザインの見せ方もやはり企業の実態と乖離してしまうと最終的にエンドユーザーの期待値に対して満足度が下がってしまうので意味がありません。

その辺りは注意しながら、この記事でご紹介した3つのことを意識して戦略的にWebデザインを考えてみてください。



プロフィール

田中亮行
アキユキ

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

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