フリーランスとセルフマネジメントby アキユキ社長

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WordPressが稼げる理由と稼ぐために身につけておきたいスキル

フリーランスWebデザイナー・エンジニアとしてホームページ制作などでご飯を食べていくためには、やはりWordPressを扱えるかどうかは大きいです。

僕は受ける案件の8割がWordPressです。

HTML/CSS、JavaScriptのみだとクライアント直案件は厳しく、WordPressは使いこなせるようになるべきかと思います。

WordPressができると本当に仕事が受けやすいので稼ぎやすくなりますよ。

WordPressが稼ぎやすい理由

WordPressが稼ぎやすい理由を3つ挙げてみます。

WordPressのシェアが圧倒的

WebサイトがWordPressで作られている割合は圧倒的です。それゆえクライアントもWordPressを知っていることが多く、WordPressを指定されることも珍しくありません。

  • 世界のWebサイトの3割以上がWordPressによって作られていると言われている
  • WordPress指定案件はあっても、WordPressを使うなと言われることほぼない

世界のWebサイトの3割以上ってすごいですよね。それくらいものすごい人気です。

CMSの導入を望む声が多い

CMSについては後述しますが、Webサイトを管理画面から管理できるシステムです。

WordPressもCMSですが、例えば次のようなことができます。

  • 新着情報を投稿する
  • ブログを投稿する
  • ホームページの文章を修正する

このようなことをWordPressで実現できるのですが、クライアントは制作会社に毎月お金を払って自社Webサイトを管理してもらうやり方はあまり好んでおらず、自社管理したいという要望が多いです

  • 自社内でWebサイトを更新できるようにしたい
  • 月額管理費用を制作会社に払うモデルに懐疑的

そのため、CMSの導入を望む声が非常に多いのが現状です。

実際に僕にくる相談も、「現行の制作会社から毎月管理費用を請求されているのでそれを辞めたい」ということはよくあります。

もちろん、毎月アナリティクスでアクセス解析をしてそれに基づいてWebサイトをメンテナンスしていくような運用費は必要なことはありますが、

手軽なCMSがある時代に、ニュース更新や頻繁に更新するページのテキスト編集に毎月管理費用を請求されることに対して懐疑的です。

CMSを廉価に制作する場合はWordPress一択の状況

CMSを導入したWebサイトはWordPressを使わなくても制作しようと思えばできます。

ただ当然WordPressのような仕組みがある中で自前で作る意味はほとんどありませんし、やったところで同じ機能でも高価なものになるだけです。

一方でWordPress以外にもMovable TypeというCMSもあります。ただ状況としてはこれからやるならWordPress一択と言っても過言ではありません。最近はWixも有名ですが、どちらかというとプロがWeb制作をするならWordPressです。

  • 昔はMovable Typeもよく使われていたが、後発のWordPressが完全に独走状態
  • 最近はWixがあるがプロが使うというよりは素人が自分のサイトを手軽に作る際に利用するイメージ

WordPressは高機能で、

込み入った作り込みも可能でかなり柔軟性があります。

そのため制作会社がCMSを導入したWebサイトをできるだけ安くクライアントに提供するためにWordPressをよく使います。

WordPressとは何か

Webデザイナー・エンジニアがWordPressをやるべき理由は納得いただけたのではないかと思いますが、これからWordPressを勉強する方向けに、WordPressとは何かを簡単に説明します。

WordPressを説明する上で欠かせないのはCMSとプラグインの2つです。

この2つを説明することでWordPressとは何なのか、その概念を理解していただきたいと思います。

WordPressはCMSである

CMSというのは簡単に先述していますが、ホームページを管理画面から更新・編集できるシステムのことです。

更新というのは新着情報やブログの更新、編集はホームページ内のテキストの編集などです。

Webサイトの仕組みは、サーバーにファイルをアップロードして、そのファイルをインターネットでアクセスして見ています。

つまり本来Webサイトを編集する場合には、

サーバーにアクセスしてファイルの編集を行う必要がありますが、CMSの場合はサーバーに直接アクセスしなくても管理画面から編集できるようになっています。

なので、素人でも更新や編集ができるんですよね。こういう機能がWordPressにはデフォルトで入っているので、開発コストをかけずに制作することができるわけです。

プラグインが豊富で難しい技術がなくても開発可能

例えばお問合せフォームは大抵のホームページにはありますが、HTML/CSS、JSを勉強してきた方でも、お問合せフォームを自前で実装してくださいと言われたら作れないですよね。

PHPを使える人であれば作れると思いますが、コーディングメインでやってきた人がメールフォームを自前で作れるケースは少ないのではないかなと思います。

でもWordPressのプラグインを使えば簡単に実装できます。しかも結構色んな機能が入っているので便利で、さくさくと設定することができます。

自前で作れる人ももちろんプラグインを使ったほうが早いですし、プラグインって本当に便利なんですよね。

他にも次のようなプラグインがあります。

  • ページャーを簡単に実装できるプラグイン
  • 機能豊富なカスタムフィールドを導入できるプラグイン
  • バックアップを自動で取ってくれるプラグイン
  • SEO設定が簡単にできるプラグイン
  • WordPressのセキュリティを強化するプラグイン

よく使われているメジャーなプラグインだけでもあげるとキリがないほどあります。

WordPressに向いている案件、向いていない案件

WordPressで稼ぐためにはWordPressに向いている案件とそうでない案件を認識しておく必要もありますので整理しておきます。

【WordPressに向いている】
・コーポレートサイト
・ブログ/メディアサイト
・ランディングページ

【WordPressに向いていない】
・有料会員サイト
・ECサイト

向いていない方を説明した方が早いので、なぜ会員制サイトやECサイトが向いていないのかをまず説明します。

会員サイトはWordPressの中で会員管理をする必要がありますよね。会員サイトを構築するためのプラグインはありますが、有料会員サイトを作る場合は

決裁ステータスと会員ステータスを連携する必要があります

なぜ連携が必要かというと、会員が決裁フォームから決裁し課金できても、決裁情報とWordPressの会員データベースが連携していなければ、決裁された事実が会員データベースに連携されないので、無料会員から有料会員にステータスを変更することができません。そのため、決裁ステータスと会員ステータスを連携する必要があります。

僕が知っている限りそれができるプラグインはありません。(PayPalはできてもクレジットカード決裁はできないなど)

単純に、無料会員登録フォームを作って登録させ、登録者に対して特定のページを閲覧させるような無料会員サイトは可能です。

ただメルマガなどと機能連携する場合はメルマガのAPIと連携する必要があります

ので、そういった機能はもちろん別途開発が必要です。

ECサイトも有料会員サイトと同じ理由で、決裁ステータスと会員ステータスを連携する必要があるので向いていませんが、こちらの場合は商品管理という点においても難ありです。

一方で、通常のコーポレートサイト、ブログメディア、ランディングページは全く問題ありません。世の中にあるほとんどのサイトをWordPressで再現可能です。

たまにWordPressはデザインに自由度がないという人もいますが、100%デザインは自由です。

WordPressのスキルはどのレベルまで必要?

これからWordPressをやる方はかなりここが気になっていると思います。とりあえずやってみることをオススメしますが、

コーポレートサイト、ブログメディア、ランディングページ、この辺をWordPressで制作するために必要なWordPressのスキルについて説明します。

  • WordPressインストール / 設定ができる
  • WordPressでのWebサイトの作り方を理解し構築できる
  • お問合せフォームをプラグインで構築できる

前提としてレンタルサーバーを借りて、ドメイン契約をして、HTML/CSSでホームページを立ち上げるところまでができるスキルはすでにあるとします。

ちょっとこれだとわかりづらいかもしれませんので、噛み砕いて説明すると、次の2つですね。

  • HTML/CSSで構築したサイトをWordPressで組み直すスキル
  • お問合せフォームなどをWordPressのプラグインで実装

つまりWordPressでの実装方法だけわかっていて、後は必要なプラグインだけ実装できればとりあえずOKということですね。

では、HTML/CSSだけしかやっていなかった人がWordPressで構築するためにはどうしたらいいのか、そのためには次のことを理解していると早いです。

  • ファイル分割の概念
  • テンプレートファイルの概念
  • WordPressのテンプレートタグの概念
  • WordPressで頻出するPHPの意味を理解

1つ1つ解説していきます。

ファイル分割の概念

これはWordPressに限った話ではなくシステム的にWebサイトを構築する際には必須の概念です。

ファイルを分割するというのは、ヘッダーとかフッターのような共通パーツはheader.phpやfooter.phpのように共通パーツとして常にそれを読み込む設定をするということです。

ヘッダーの一部が変わった場合、1つのheader.phpを編集すればすべてのページに適用される

ということになります。

テンプレートファイルの概念

htmlでは任意のファイルを作ってそれがURLになっていましたよね。

例えばxxx.com配下にabc.htmlを作ればxxx.com/abc.htmlでアクセスできます。

ただ、WordPressは

動的にページを生成するので自分が編集するファイル名=URLではありません。
制作したいページの種類によって、ファイル名が決まります。

ですので、自分がコーディングしたいページのファイル名は何なのかを知る必要があります。そのためにはテンプレートファイルの概念を理解する必要があります。

例えば次のような感じですね。

  • front-page.php:トップページを表示するテンプレートファイル
  • page.php:サブページ(固定ページ)を表示するテンプレートファイル
  • single.php:記事を表示するテンプレートファイル
  • category.php:カテゴリーページを表示するテンプレートファイル
  • 404.php:404ページを表示するテンプレートファイル

これは極一部で、もっとたくさんあります。また、テンプレートファイルにも優先順位があります。

例えばsingle.phpがそもそもなかった場合はindex.phpを表示する

のようにテンプレートファイルも階層化されていて、優先順位が決まっています。この辺は詳しくは下記ページにかかれています。

WordPress Codex日本語版 テンプレート階層

WordPressのテンプレートタグの概念

テンプレートタグとは特定のタグをPHPファイルに記述すると特定の情報を出力される仕組みです。

例えば

<?php echo get_the_date() ;?>

のようにPHPを記述すると、その投稿の日付が出力されます。このget_the_date()の部分がWordPressのテンプレートタグになっていて、膨大な量のテンプレートタグがあるので、欲しい情報は大抵コード1つで出力できます。

WordPress Codex日本語版 テンプレートタグ

WordPressで頻出するPHPの意味を理解

WordPressはPHPで構成されていますので、カスタマイズして利用するにはPHPスキルが必須です。

ただPHPスキルをゼロから学ぶ必要はありません。

WordPressで頻出するPHPを知っておき、それを理解できていれば十分に開発可能です。

頻出するPHPとは次のようなものです。

  • ループ
  • 条件分岐

ループ(while構文)

まず例としてWordPressの中でこんなPHPを見ることが多いと思います。

<?php if(have_posts()) : while(have_posts()) : the_post(); ?>
〜〜〜〜〜処理〜〜〜〜〜
<?php endwhile; ?>
<?php endif; ?>

これは記事がある場合、記事の情報をすべて出力するまで特定の処理を繰り返すという指示です。

実際どんな時に使われるかというと、例えばブロブの記事一覧画面などです。

ブログの記事一覧画面では、ブログが新着順に一覧で並んでいたりしますよね。新着記事を公開するとその一覧に反映される感じです。

もちろん手作業ではなくシステム的に記事を出力していますが、

記事のサムネイルやタイトルを表示するHTMLを全ての記事分表示するまで繰り返し出力するという仕組みになっています。

なのでHTMLとしては1記事分のHTMLだけを書いて、後は先述したようなwhile構文を使って繰り返し(ループ)処理することで実際の画面で一覧が出力されます。

これがループの概念です。

ブログ一覧やカテゴリー別一覧、新着ニュース一覧などでよく使われます。

条件分岐(if構文)

条件分岐は

ある条件の場合に特定の処理をしたい場合

に使います。

例えば、ブログ記事一覧でサムネイルを出力する場合に、サムネイルがない場合の処理も書いておくと安心ですよね。

それを実現したい時は次のように条件分岐をします。

<?php if ( has_post_thumbnail() ) : ?>
<?php the_post_thumbnail(); ?>
<?php else: ?>
<img src=”<?php bloginfo(‘template_url’); ?>/images/nophoto.jpg”>
<?php endif; ?>

このif構文を説明すると、サムネイルがあったら、サムネイルを出力し、ない場合はnophoto,jpgというファイルをサムネイルの代わりに出力するということです。

ちなみに、ここで出てくるhas_post_thumbnail()やthe_post_thumbnail()、bloginfo(‘template_url’)はすべてWordPressのテンプレートタグです。

 

ループと条件分岐に加えて、テンプレートタグがあればとりあえず最低限のことはできます。

後はやりながら、わからないところはググれば

WordPressの情報は膨大にネット上にあるのでほとんどの場合出てきます。

何でもそうですが、まずは概念をおさえておくことが大切だと思いますので、概念をおさえたら色々手を動かしてやってみましょう。

まとめ

まとめると次のようになります。

WordPressは稼げる
なぜならCMSが求められていて、CMSならWordPress一択の状況だから。
案件としてはコーポレートサイト、ブログ/メディアサイト、ランディングページ

WordPressで稼ぐために必要なスキル
WordPressでWebサイトを構築するために必要な概念の理解
WordPressで頻出のPHPをとりあえず理解する(理解したらコピペOK)

WordPressがこの先何十年と使い続けられるかどうかはわかりませんが、まだまだ必要とされるスキルであることは間違いないと思います。

Webデザイナー・エンジニアとして稼いでいくのであれば、是非身につけておきたいスキルの1つですね。



プロフィール

田中亮行
アキユキ社長

フリーランスWebデザイナー・エンジニア歴6年。主に企業のホームページの企画・デザイン・開発をしています。

ここでは自分の経験から感じたフリーランスにとって役立つ情報を発信しています。また、「やりたいことをやれる自分になりたい」そのために必要な“セルフマネジメント”についても執筆しています。フリーランスとしての生き方にも関係してくることが多いので参考にしてもらえたら嬉しすです(´ε` )

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