人生経験は足元に積み上げる

人生経験の積み上げ方を考えたことはありますか?

人生経験はその積み上げ方によって、自分の視野を狭める壁にも、視野を広める展望台にもなります。人生経験を足元に積み、自分の人生の展望台をつくりましょう。

1.人生経験の積み方

人は日々経験を積み重ねていきます。経験値には差があるかもしれませんが、人それぞれとても多くのことを積み上げてきた結果、今があります。

人生経験を壁にする人と、展望台にする人の違いを考えてみましょう。

1-1 人生経験を壁にする人

人生経験を壁にする人は、自分の周りに経験という名のレンガを積み上げていき、もう周りが見渡せないくらいに大きな壁をつくっている状態。

守りは鉄壁だが、出入りが自由にできず、新しい情報も入ってこなければ、アウトプットもできないような状態。レンガの壁の内側にいる人やモノと一部の特定の人だけが使える通用門からの出入りしかないわけです。

これは世の中の変動やあらゆるチャンスの存在に気付かず、仮に気づいたとしても、柔軟に動くことができず、スピードも遅いため、周囲に遅れをとり、自分の過去に基づいたルールの中でしか成長曲線を描けないようなものだと考えられます。

せっかく今まで何十年と積み重ねてきた人生経験を自分の足かせにしてはもったいない…

人生の時間は有限ですし、もう少し効率的に生きていくためにも人生経験を壁にしていないか考えてみてもいいと思います。

1-2 人生経験を展望台にする人

人生経験を展望台にする人は、自分の足元に経験というレンガの土台を積み上げていき、高く遠くまで見渡せる展望台をつくっている状態です。

過去の人生経験から多くのことを学び柔軟に捉えることで、常に世の中にアンテナを張り巡らし、チャンスを伺う。

外を良く見ているし、情報交換も盛んなので、敵の存在にも気づきやすく、こちらもそういう意味で守りは鉄壁。

この差は圧倒的である。

自分の経験値が固定概念を生みだし、身動きがとれない(人生経験を壁にする)人は、新しい世界を多角的な視点で見ることはできませんが、自分の軸は持ちながらも固定概念にはとらわれず、経験を柔軟にとらえ、物事を多角的に見る目(展望台)をもっている人は、世界が広がります。

2.自分のありかたを意識することで過去に起こったことの解釈を変える

2-1 人生経験を壁から展望台へ

皆さんは人生経験を壁にしているでしょうか、展望台にしているでしょうか。

今前者と気づいたなら、すぐに後者にシフトすることも可能です。

このレンガは、簡単に解体して壁から展望台へと組み替えることができる便利なもの。

今の自分を形成している核となるような過去がいくつかあると思いますが、それらをピックアップして、振り返り、見直して、壁になってるなって思ったら、展望台の土台に組み替えることができるはず。

どうやって振り返るのか、どうやって見直すのか、これはそれほど難しいことではありません。

単純に今をどう生きたいか、どうありたいか、だけです。

それさえ見ていれば、今の自分の背中を押してくれるように、過去の経験を解釈しなおせばいいわけです。

今起きていることも過去に起きたことも、そのコトがその人のフィルターを通って、心に届き、解釈され、気持ちとしてアウトプットされます。人のフィルターが変われば視点も変わり、新しい見方ができるものです。

フィルターはどうありたいかを見つめ直すことで変えることができます。

2-2 多角的な視点を持つ

過去に嫌な経験をしてもそれが今の自分に教えてくれることがあるはずです。

自分がどうありたいかに照らし合せて、うまく自分の視野を広げることに繋げられるはずです。

人に騙された人生経験を持つ人なら、人間不信に近い感情から、付き合う人を限定して、小さな輪の中で暮らすことを決意するかもしれません。

しかし、自分のありたい姿が、いろんな人と交流を持ちながら世界中を旅をすることであれば、小さな輪の中にいては到底その夢はかないません。

自分の人生経験を単に騙されたことではなく、どうしてそういう人が生まれ育つのか背景を理解しようとする活動や、騙される心理学的な側面を勉強するなど、

多角的な視点をもつことで、世の中に対する知見が深まりつつ自分も強くなることができ、世界中で交流を持てる自分づくりができるようになるでしょう。

自分の価値観は常に更新されるものです。

視野を広げて、いろんな角度からものごとをみて自分に取り入れていくことで、自分の人生経験はもっともっとこの先の人生で有効になります。

そのチャンスを自分から捨ててはもったいない。

2-3 固定概念を外して物事を見る

仕事で新規顧客を探すとき、過去の経験からこのやり方はもあのやり方もダメだったし、自分は営業に向いていないと言っているよりは、それが自分にとって必要なことであるなら、自分だからこそできる営業方法を考えてみるとか、

逆にもっと経験を積んでみようとか、過去の経験による固定概念を外して風呂敷を広げて考えれば、成果が出るかもしれないし、出なくても自分の何が問題なのかは分析をしてPDCAは回せる。

世の中の常識とかそういった固定概念よりも、まず先に自分の人生経験を一番いかせる方法や自分だからこそできることなど、考え方に制限をもたずに、物事をみてみることはとても大切。

とにかくこれまでの人生経験を壁にしてチャンスを失ったり機会損失することはもったいないです。

やってみたあとに、やっぱりこれは自分のあるべき姿ではなかった、と考える方が変わるのは全然ありだと思います。

自分がどうありたいか、そんなフィルターで経験という無形なものを自分の中に落とし込んだときに、ちょっと見えてくる世界が変わり、視野は広がり、自分の背中が押される想いになります。

過去が自分の未来を閉ざすことのないよう、過去の解釈を自分の未来に活かせるよう、自分のありかたをしっかり軸にもって、今を生きよう。

過去の解釈はいくらでも上書きできます。

壁をつくる労力があれば、高い展望台をつくる方がいいような気がしてなりません。

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