なぜ僕が未経験でWebデザイナーとして独立できたのか

会社員時代は自動車業界で商品企画・プロジェクトマネジメントを6年半していて、
Webデザインや開発は未経験だったのですが、独立後はWebデザイナーとして活動しています。

自分では深く考えていなかったのですが、
人に独立の経緯を聞かれたときに、だいたい「未経験から独立しました」と僕はいいます。
そういうことをいう機会が増えて、「よく未経験でやろうと思ったな」と思うこともあります。

自分の“未経験から独立”というのを体系化することは難しいですし、
こうやったら誰でも未経験からでも独立できるよとはいえないのですが、
同じようなことを考えている人がいたら少しは参考になるかと思ったので、まとめてみたいと思います。

ちなみに僕は、別に特段すごく稼いでいる人ではありませんので、悪しからず。
執筆時点ではね…笑

なのでこの記事は、
自分のやりたいことで独立して何かをやるという意味で、
とりあえず独立したいな〜という人が参考になるようなレベル感だと思います。

*基本Webデザインに特化した書き方になっていますが、別のことでも横展開はできると思います。

1.できると公言してまわった

独立当時、というか、
会社を辞めてから独立するまでの空白の時期、といのが正しい言い方かもしれませんが、
当時はデザインスキルも開発スキルも全然ありませんでした。

ただ、調べたり誰かに聞きながらやれば間違いなくできるという自信だけはありました。
概念はわかっていたし、人が5時間かかるところを20時間かければできることはわかっていたので

であれば「できる」と言って問題なし、と思い、周囲にWebデザインもコーディングもできるよと言ってました。

やってみるとわかるのですが、コーディング(デザインしたものインターネットで表示できるようにコンピュータ言語に書き落とすこと)って簡単なんですよね。

少なくとも企業ホームページを作るぐらいだったら、正直2ヶ月勉強すれば誰でもできるようになります。
一応僕は理系ですが、頭は理系向きではないので、特別理系の頭である必要もないと思います。

それによく文系からシステムエンジニアになる人だっていますよね。

あっちの方がよっぽど理系の頭が必要だと思います。

「ちなみに概念はわかっていた」と書きましたが、それも会社辞める直前ぐらいに、ちょろちょろ興味本位で勉強したレベルです。

そのあと、実際に個人的にいくつかのサイトを制作しました。

実は一番最初につくったサイトがこのサイト「等身大」なんですよね。
会社辞めたあとに、人につくってもらうお金もなかったので、自分でつくりました。

コーディングなんてわけわかりませんでしたが、本とか見ながら勉強してつくりました。

懐かしい。。

ちなみに一応作れたのですが、当初のデザインスキルが完全にど素人で、、、

今振り返るとなかなかの素人デザインでサイトをオープンしていましたね。

当時はまぁなかなかいいのでは?と思っていたのですが。。

少し話が変わりますが、サイトのデザインってかっこいいが全てではないんですよね。

企業のホームページとかでしたら、それなりに、かっこいいとか、美しいっていう見せ方は大事だと思いますが、ものを売ったり、情報サイトだったりする場合って、ダサい方がよかったりすることも多々あります。

ダサいけどそこそこ売れているECサイトをリニューアルしてかっこよくしたら、全く売れなくなったなんて話も聞いたことありますしね。

デザインって難しいですね。笑

話を戻します。

そんなこんなで等身大をつくった後に、自分のポートフォリオサイトをつくったりなど、いくつかサイト制作を個人的にしました。

もともと全然Webデザイナーになりたいとかなろうとか思ってもいませんでしたが、作ってみたら、意外と楽しかったですし、
デザインみたいなクリエイティブなものには興味がありましたから、Webデザイナーとしてやっていくのもいいな、なんてことを思ったり。

完全に考え方が甘いですけどね。。

それで、Webデザインできるよ〜、ホームページつくれるよ〜というのを周囲に言ってましたね。

本当に出来る人から見たら、素人がテキトウなこと言ってるぐらいのレベルだったと思うんですけどね。

それでもそれで知人経由で仕事を少しもらえたりして、実際仕事としてできそうだなと思いました。

何度もいいますが考えが甘すぎるし、わけのわからない根拠のない自信です。

でも、思うんですけど、こういう根拠のない自信っていうのは大切にした方がいいんですよ。

最初から優れている人なんて絶対いませんし、どこかで荒波に乗り出して勝負に出る必要があるわけで、

そこのタイミングって根拠のない自信を持っている人ほど早いんじゃないかなと思います。

ということで、僕は仕事が安定するまで、根拠のない自信をもって、あれできますこれできますっていうのをいい続けてたような気がしますね。

先がよく見える人とかリスクマネジメントに優れている人はもしかしたら、根拠のない自信って持てなかったりするものでしょうか?
その面でいうと僕は結構そういうところに関しては感覚的に生きてきたので、ある意味ではよかったのかもしれません。

2.何を売りにして誰の前に立つか

ここすごい大事だと思っているのですが、人それぞれウリとなるものが異なります。

技術をウリにする人もいれば、人間性をウリにして仕事を勝ち取っていく人もいます。

僕なんかは当時技術はありませんでしたが、割と誠実な人に見えてしまう(笑)みたいで、最初の方に受注した仕事なんて、過去の実績とか何も聞かれませんでした。

何ができて、何ができないかぐらいは聞かれましたが、実績など提示することがなかったので(実績聞かれても出せるものがほとんどありませんでしたが…笑)、よかったですね。

でも、今でも結構そういう企業や人はいて、過去の実績気にしない人って意外といるんですよね。

技術重視でサプライヤーを選ぶ人もいれば、人間性重視で選ぶ人もいます。

別に僕が人として優れているとかそんなことを言いたいわけでもないし、そんなことはないのですが、丁寧に人と接することは心がけていたので、
その点がよい方向に働いて、人として評価してもらったのでしょう。

自分でいうのも嫌ですが、正直僕が仕事をとれたのは全部ここに集約されます。

僕は意図的ではありませんでしたが、たまたま自分の持っている素質が、相手にとって価値あるものだったということなんだと思います。

こういうことを思い返すと、今の自分にとてもいい刺激になります。

3.技術は3~4ヶ月勉強すれば身につく

先ほどコーディングは簡単と書きましたが、本当に企業HPをつくるレベルぐらいであればすぐに身につきます。
デザインは正直センスもあると思うのでよくわかりませんが、ある程度はロジック抑えておけば外さないデザインはできるので、
これも一定レベルまではすぐに伸ばせると思っています。

Photoshopやillustratorなどのデザインソフトも、WebデザインならWebデザインに必要な機能だけ覚えればそんなに時間はかからないです。
実際僕もWebデザインと名刺やチラシ製作用途以外では、ほぼ使えません。

わけわからないボタンとかたくさんあります。笑

コーディングとかデザインソフトの操作とか全部合わせても、必要なことだけやってれば3~4ヶ月あれば仕事にできるぐらいの技量にはなります。

ディレクションから全部やろうと思うと、ヒアリングをもとにしっかりディレクションしてそれをデザインに落とし込めるかどうかが重要になってくるので、ある程度経験が必要だと思いますが。

でも、コーディングだけできれば下請けレベルの仕事なら受けられますし、その間にデザインとかディレクションの勉強をするというのもいいと思います。

下請けで人のデザインをコーディングする仕事から初めてなんとなくWebデザインのセオリーみたいのを学びつつ、自分でも勉強するということをやっていけば、ある程度稼ぎながら、スキルを磨けると思いますし。

僕は結果論ですが、そんな感じでした。

4.他人の信用を借りる

自分一人の力だとどうしても限界はありますよね。
僕はもともと人脈もそんなになかったですしね。まぁここは今もそうですが。。

僕が未経験ながら仕事をとることができた大きな要因のひとつに他人の信用を借りることができたというのがあります。

知り合いの社長がたくさんの中小企業の社長とのコネクションがあって、実は結構そこにホームページ製作のニーズが眠ってたりして、その案件を回してもらったり。

信用している人から紹介された人って、だいたい信用できるじゃないですか。

その原理だと思うのですが、そういったところからお仕事をいただくこともできました。

5.まずは会ってもらう

これはすごく大切なことで、まずは会ってもらうことです。

実績豊富な人は、ホームページに実績をたくさん並べて、それをウリにできるかもしれませんが、
そうでない人は、まずは会ってもらって人間性の部分で勝負することが必要かなと思います。

僕はここはあまり実践できませんでしたが、
それでもインタビューサイトを運営しているので、インタビューでアポ取って、結局そこからお仕事に繋がったこともありました。

アポ取りをすためにインタビューやっていたわけではありませんし、100%仕事につながるわけではなく、むしろ確率はだいぶ低いです。
なので、インタビューだと工数対効果的に問題がありますが、何かアポのハードルを下げられるものがあるといいですね。

ちなみに、僕の知り合いで、やたらと社長とのコネクションが多く、それがビジネスに繋がっている人がいるのですが、
その人も本商品以外でアポをとってコネクションを増やしていった感じです。

要するにフロント商品とバックエンド商品の考え方と同じだと思います。

抵抗感のない商品をまずは売って、そこからファンになってもらって本来売りたいもの(バックエンド商品)を売るという考え方ですね。

フロントが「まず会ってもらう(アポ)」で、バックエンドが「ホームページ製作受注」と置き換えると、フロントからバックエンドに繋げる部分が、人間性だったり実績だったり、提案力だったりするわけです。

6.起業家って多くが未経験からですよね。

ここまで書いて思うことは、、
僕は未経験から独立したなんて記事を書いていますが、そんな人は世の中にたくさんいますよね。

自分でビジネスモデルをつくってサービスを提供する人は、そもそも未経験といえば未経験ですよね。

やってみなきゃわからないようなことばかりですからね。

Webデザイン未経験は、作れる作れないに直結するのでなんとなく、経験者じゃないとできないんじゃないかという考えにたどり着きやすいですが、

逆にいうと何が必要かっていうのはわかりやすいわけです。

自分でビジネスモデル作ってビジネスする人は、もっと不透明な部分が多いと思うんですよね。

そう考えると未経験からWebデザイナーみたいなクリエイターとして独立するよりも、ビジネスモデルを自分で考えて起業する人の方が、難しいことをやっていると思います。

まぁいろんなやり方がありますが、本気で独立する人には未経験も経験者も関係がないのかもしれませんね。
なんか自分のまわりで起業している人をみているとそんな気がします。

社会人経験未経験で社長になった人もいますし(学生起業家はよくいますよね)、起業したことないのに起業家育成コンサルタントになってなぜかちゃんと実績出して起業した人もいますし。。

そう考えるとなんでもありなんだなと思えてきます。

なんでもありですよ。

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