セルマネジメントのあれこれ

ウィンウィンの築き方。保育園・幼稚園と老人ホームの併設に学ぶ

ウィンウィンの関係を」などと言いながら、サービスと金銭を等価交換しているシーンをよく見かけます。“保育園・幼稚園と老人ホームが併設”という斬新なアイデアを見たとき、究極のウィンウィンとはこれだなと感じました。

1.保育園・幼稚園と老人ホームが併設

以前、保育園・幼稚園と老人ホームを併設させている施設があると知人から聞きました。そんなこと知らなかったので、興味深々に聞いていたのですが、知人が言うには「これぞ本当のウィンウィンではないか」と。

今、超高齢社会で介護が深刻な問題になっていますよね。介護をする側も大変ですが、老人ホームに入っている側も、何か負い目を感じることがあるようですし、生きる気力もない人も少なくはないそうです。

この保育園と幼稚園を併設させていることのメリットとしては、老人ホーム入居者は、活力に溢れる子供たちと触れ合うことで生きる気力がみなぎってきたり、リハビリの要素もあったりするようです。

子供たちからすると、人生経験豊富なご老人たちから、知恵や知識を授かるよい機会になる得るということだそうです。

介護する施設の人たちもこの光景は見ていて微笑ましいことでしょうし、ご老人たちに活力が出れば介護する側の元気にもなるでしょう。

2.本当のウィンウィンとは

知人が「これぞ本当のウィンウィンではないか」と言った意味がよくわかります。世の中にある、お金を払ってその対価を受ける、というのはウィンウィンとしてよく言われますが、お金とそれに見合う対価の等価交換という意味では、お互いに身を削る部分があるわけです。

もちろん優れたサービスに対して費用を投じることができればウィンウィンの関係も強くなるのかもしれませんが。でも身を削る部分はどうしても出てきます。

しかし、この保育園・幼稚園と老人ホームが併設された施設の中で起こっていることは、別に金銭授与が行われているわけでも、それを得るために何か労働を強いられているわけでもなんでもありません。お互いが身を削ることなく、メリットを享受することができるのです。そして気づかぬうちに相手にもメリットあることを与えているのです。

これぞウィンウィンの極致かもしれません。

3.すぐに私生活で実現できるウィンウィンはあるか

こんなに素晴らしいウィンウィンの関係、私たちの私生活でもぜひ取り入れていきたいものです。では私たちはこのようなウィンウィンの関係を実現するにはどうしたらいいのでしょうか。

先にも少し書きましたが、保育園・幼稚園と老人ホームの併設に学ぶと、ウィンウィンを突き詰めると、以下のようにまとめられると思います。

・お互いに身を削ることなくメリットの受け渡しができることがウィンウィンの極致

身を削る対象になるのは、金銭授与 / 労働 / 精神的苦痛 / 時間の浪費 などではないでしょうか。これらがお互いほぼゼロの状態でメリットを交換できれば本当に価値あるウィンウィンを築くことができるわけです。

では身近な私生活でそういったことができるでしょうか。身を削らずに提供できるものを考えると、情報や癒しではないかなと思います。保育園・幼稚園と老人ホームの併設もこれです。

そう考えるとこれは、人間が直接やり取りするものであり、物理的なものは介入しません。人と人が交わる場所で、お互いの持つ情報や癒しの力をなんの労力をかけることもなくお互いに与え合えることができたら、それは最高のウィンウィンです。

自分の人脈を俯瞰して見ると、本当にウィンウィンが築けている人と、そうでない人にもしかしたら分かれるかもしれません。全ての人間関係をこういったウィンウィンで考えることが妥当だとは一切思いませんが、自分の身の回りに本当の意味でウィンウィンを築ける人間関係をつくっておくのはいいことだと思います。

4.まとめ

身を一切削ることのない究極のウィンウィンの関係を増やしていきたい、そう思ったときに必要なのはいかに自然と相互補完できる人間関係を築けるかだと思います。



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