セルマネジメントのあれこれ

何もかも自動化の時代の中で必要とされる人とそうでない人

1.身の回りの自動化

もう何でも自動化の時代がやってきましたね。ロボット技術の向上やインターネットの発達で、あらゆるものが自動化されています。製造業では随分前からロボットが活躍していますが、今後は私たちの生活の中にもロボットがどんどん進出してくるようですね。介護の時代ですし、介護ロボットのニュースもよく見ます。ロボット、とまではいきませんが、今現在私たちは多くの“自動化されたもの”に囲まれて生きていると思います。

お風呂の湯はりなんかもそうですよね。ボタン1回押せば自動的に風呂ができます。ホームオートメーションという言葉をご存知ですか?最近はスマートハウスとも呼ばれるみたいですが。外出していながら、自宅にあるあらゆる設備を遠隔操作できる仕組みのことです。例えば、お風呂の湯はりや冷暖房のON/OFFなどを全て遠隔操作することができます。インターネットの普及で場所すら選ばなくなってしまって超便利時代ですよね。

車の自動運転化は近い将来実現しそうです。自動車レーンを勝手に認識してハンドリングを修整してくれる機能は結構前から高級車にはついていましたし。自動ブレーキは最近話題になっていて、どのメーカーも取り入れてきていますよね。ドライバーの眠気を察知して、居眠り運転防止を自動的にしてくれるシステム開発もされていますし、自動車系のフォーラムに行くとよくみる議題です。

私たちの生活の中でありとあらゆるものが自動化されてきています。

2.トヨタの自動車工場を見学してあまりの自動化に度肝を抜かれた

ついでに自動車工場の話を書きます。皆さんトヨタ自動車の工場見学をしたことありますか?ない人は一度申し込んで行ってみるといいですよ。度肝抜かれます。人なんていらないじゃんって思っちゃうぐらい何から何まで自動化されていますし、パーツが入ったラックが工場内を無人で動き回ってA地点からB地点までモノを運んでいます。全てがシステム化されていて、タイミングは一寸の狂いもなく、常に効率よくロボットたちが働いています。もちろん人もいますが、手作業ではないとできないような細かい作業が必要なところぐらいじゃないですかね。この辺は、“トヨタ生産方式”という書籍にも書いてあったと思います。

人がやる仕事とコンピューターがやる仕事の比率が劇的に変わってきているなと実感します。どんどん人の手を動かす必要がなくなってきています。

3.自動化の潮流

昨年のニュース記事でこんなものがありました。

わが国を代表する企業の一つであるキヤノンは、2018年を目途に国内のデジタルカメラ生産を完全自動化の工程に変える予定だ。

出典:ダイヤモンドオンライン

完全自動化って人が全くいないのでしょうか。すごいことです。工場で働ける人が激減しますよね。前置きが長くなりましたが、自動化を題材に記事を書こうと思ったのは、この自動化の時代の中でどんな人間が必要とされてどんな人間が不要となってしまうのかをしっかり考えておかなければならないと思ったからです。

経済に詳しいわけではありませんのであくまでも個人的な考え方ですが、システム化できる仕事は今後全部コンピューターがやっていくんじゃないかと思います。より知恵を使ったり、手先の細かい部分を使う仕事ができなければ、生き残れないのではないかなと思っています。

これは製造業だけの話ではないと思っています。

情報系の分野での自動化もものすごく進んでいますよね。僕は詳しくはないのですが、MA(マーケティングオートメーション)のような、見込み顧客に対して、個々に必要な時期に必要な方法で必要な情報を届ける手段が全て自動化されていて、人手をかけずに見込み客を購買意欲の高い客に育成する仕組みがあります。

育成した顧客情報を営業に引き渡すことができるので、営業は購買意欲の高い顧客に対してのみ営業活動ができます。こんなところまで自動化されているわけですよね。

マーケティングの世界も進化しているようで、リアル行動ターゲティングという手法も今注目されています。

リアル行動ターゲティングというのは、ユーザーの実際の行動履歴などのデータからターゲットを掘り起こす手法ですが、こういうコンピューターだからこそできることがどんどん出てきているわけで、人が活躍する場面や役割も変わってきそうな気がします。

今後さらなるコンピューターによる自動化が進むと思われる中、先ほど参照した文献は以下のようなことも書いています。

元々、わが国の産業界はロボットやオフィスオートメーションの分野で、相対的な優位性を持っていた。
その技術をさらに進め、精密機械などの分野で、人の手を一切使わず、完全に機械による生産技術を構築しようという潮流が顕在化している。

中略

作業の自動化の潮流は、少子高齢化によって生産年齢人口が減少するわが国にとって、どうしても避けて通れない必然のプロセスと言える。

出典:ダイヤモンドオンライン

なるほど、少子高齢化という意味でも完全自動化は必然なわけですね。

4.コンピューターの活躍によって私たちの活躍の場はどうなるか

またこのようなことも書いています。

ロボットによる完全自動生産システムの潮流と聞くと、
・・・中略・・・
「雇用機会を機械に奪われる」と思いがちだが、それはやや短絡的だ。

出典:ダイヤモンドオンライン

ここですよね。人が働いている場所にコンピューターが入るので、じゃその分はじき出された分はどうなるのか。

企業が競争力を回復すると、当該企業の業務活動が活発化して収益状況が改善することが期待できる。そうなると、収益の改善をてこに、さらに新製品の研究・開発が盛り上がり、新規事業への参入などの可能性が高まる。
そうした動きが経済に定着すると、必然的に雇用機会は増えることになる

出典:ダイヤモンドオンライン

つまり完全自動化して工場から人がほとんどいなくなっても、そのおかげで企業が躍進したら、新規事業などでまた雇用が生まれる、というサイクルですね。

5.雇用は問題なさそうだが、必要とされる仕事の分野・性質は変わる

新しい雇用は生まれるかもしれませんが、仕事の内容はより知恵やコミュニケーション能力が必要なものになりそうです。かつ、自らが能動的に動くようなスタイルの仕事で、工場とは性質が違います。今後はより知恵を絞って、様々な人とコミュニケーションをとりながら、主体的に仕事を進められる人が、今まで以上に求められるようになるのが必然かもしれません。

終身雇用制度の崩壊や、年功序列な給与システムの崩壊などの後押しも相まって、一気にその波が押し寄せてくるかもしれません。

6.まとめ

自分の身は自分で守れるよう、コンピューターにも他の人にもできない“自分だからこそ”というのを些細なものでいいので、今のうちから開拓していけるといいのかもしれませんね。

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