木村さんprofile

2013年10月20日 vol.3

木村健一(Kenichi Kimura)

1982年生まれ 31歳
Bar Prosper のオーナー。楽観主義派で、自分が楽しいと思ったことしか仕事にしてこなかった。高校時代は進学校に行くも大学進学を捨てて、自身のやりたいことをやるために地元岡山から大阪へ。21歳で上京して10年、多くの経験を経て2013年9月にProsperをオープンした。

自分のイメージを疑わずに現実にどこまでもっていけるかだと思います!

とにかく自分のことを楽観的な人間だと話す。自分が楽しいと思ったことでしか仕事をしたことがないと言う木村さんは、ビリヤードのバイトに始まり、芝居やバーテンダーなど自身の好きなことの延長線で仕事をやってきた。現在はオーナーとしてバーカウンターに立つが、この先まだやりたいことはあると語る。だが、先のことについてあまり難しく考えてはいない様子。とにかく自分の持つ “イメージ” が大事だと語る、そんな木村さんはとても人間臭い人生観を持っていた。

中学くらいからずっと芸人になりたいと思っていました。。

ーー ご出身は岡山とのことですが、いつまで岡山にいらっしゃったんですか?

18歳までですね。高校卒業までいました。その後、芝居をやろうと思っていたのもあって大阪に出ましたね。

ーー なぜ大阪だったのですか?

大阪に出れば何とかなるだろうと思っていたんです(笑)。多分、関東近辺の人が東京に出てくるのと同じ感覚です。一度、大阪に出てみようみたいな。でも、ビリヤードのバイトを始めたら、ビリヤードにはまってしまいまして。。岡山からしたらめっちゃ都会ですし、そういうのも含めて楽し過ぎましたね。

ーー ビリヤードのバイトはどのくらいやられていたんですか?

ほぼ毎日バイトでしたね。本当に毎日いたので19歳で主任とか任せられちゃって。で、オーナーが同じビルの一階でラーメン屋も始めて、、そこで働けといわれて。昼間はラーメン屋で働いて夜はビリヤードのバイトしながら生活してましたね(笑)。

ーー だいぶハードにやりましたね(笑)。

そうなんですよ、相当働いてましたよ(笑)。働きすぎだろコレ、と思いながら。

ーー 木村さんの高校時代の友達はどうしていたんですか?

高校が進学校だったんで、360人ぐらいいる中で、大学行ってないのは僕ともう一人ぐらいでしたね。。あとは浪人生が少し。かなり異端でしたよ。「え?大学行かないの?」みたいなことは相当言われましたよ。先生からも言われましたしね。

ーー 進学校なら大学行くのが普通っていう流れはありますよね。

行けって言われていたんですよ。とりあえず入れる大学はあるんだから、芝居とかやるなら大学まず入って、休学してからやればいい、とか言われて(笑)。とりあえず大学だけは行っとけ!みたいな。

ーー そこを突き通したわけですね。それで芝居をやるために大阪に行ったという流れですね!

ん〜・・・実はもともとお笑いが好きで、お笑いをやりたいと思って大阪に行ったんですよ(笑)。

ーー えっ??芸人になりたいと思っていたのですか?

これを話し出すとややこしくなりますけど。。

ーー 聞きたいです!

中学ぐらいからずっと芸人になりたくて。。で、お笑いの養成所に入ったんですね。

ーー 思い切りましたね。

でもコンビ別れを2回して、結局行かなくなったんです。卒業するのは、全体の1/10ぐらいでしたよ。皆フェードアウトして行くんですよ。ダンスのレッスンとかもありましたね。

ーー ダンス?そういうのもお笑いに必要なんですね。

木村さんインタビュー1

めちゃくちゃきつかったですよ、18歳で体力があったのにも関わらず、ついていけないくらいでした。足上げとかもあって、3分足上げして誰か一人でも下ろしたら、また一から全員でやり直しとか。

ーー もうかなり体育会系じゃないですか?!お笑いとは直接関係なさそうですが、、精神的なトレーニングなんでしょうか。。

どうでしょう(笑)。

芝居をやりたくて入った事務所で
ひたすらボイストレーニングをやらされて・・・

ーー で、コンビが解散してしまってからはどうされたんですか?

ビリヤードだけをずっとやってましたね(笑)。で、何やってんだろう俺って、思いまして。
その後、芝居をやるために芸能事務所に入ったんですよ。タレントになりたいとかテレビに出たいなという気持ちが強かったんですよね。僕が入ったのは、お金さえ払えば入れますっていう事務所でしたけど。

ーー そうなんですね、これまた思い切った行動ですね!

でも大阪は居心地が良過ぎました。ビリヤードにはまり過ぎて、ずっとビリヤードやってました。一方で、芸能事務所に所属していてもそんなに仕事はありませんでしたね。。そんなことがあって東京へ行こうと思ったんです。

ーー それは環境を変えなくてはならないという想いからですか?

そうですね、大阪は本当に居心地が良過ぎて。もう東京に行こう!みたいな感じです。21歳ぐらいでしたね。

ーー 東京に来てからも事務所を探したんですよね。あ、その前に家も探さないといけませんね。

東京に後輩がいたので、家見つかるまで少し居候させてもらってました(笑)。事務所の方は、ずっとオーディション用の履歴書を送っていましたね。

ーー どのくらい送ったのですか?

もう、かなり送りました!でも、大手事務所にずっと送っていたのですが、けられまくってました(笑)。今思うと当時芝居もめちゃくちゃ下手くそでしたから、よくそれで大手に送っていたなと。変な自信がありました。

ーー 若い頃はそういうのありますよね!

よくある気持ち悪いやつですよ!笑

ーー ははは(笑)。で、結局どんな事務所に入ったのですか?

それが音楽事務所みたいなところだったんですよ!

ーー 音楽事務所?!

はい、そこは音楽を中心にやっていたけど芝居もこれからやっていくよって言ってて。にも関わらず、なぜか週1でボイストレーニングをやらされてまして。最初の3〜4ヶ月は行ったのですが、そのうち、俺何やってんだろうな〜ってなって。結局休むようになって辞めました。仕事も全然来なかったですからね。

ーー 芝居は全然やれなかったんですね・・・なんか不思議なところに入りましたね。

で、次に行ったところが養成所だったんですね。当時ちょっと大手のところだったんです。そこは面白くて、実のあることもやらせてもらえました。

ーー そこではしっかりと芝居ができたのですか?

そうですね、そこの事務所が提携している劇団があったので、そこの舞台によく出演していました。

ーー 実際にやってみて、どうでしたか?

やってみて思いのほか自分できないんだなって思いました。緊張しやすいですし。

ーー とても緊張しやすい人には思えませんが?

初舞台のときは特に。20人も入らない稽古場を改装してつくったようなところだったんですが。ちょっと長い台詞のところで頭の中が真っ白になって、わけのわからないことを言って終わらせちゃいました。聴いている人からしたら、はぁ?みたいな感じだったと思います。自分の中では見せ場だったんですが。

ーー 見せ場でやってしまったわけですね。。舞台1本やるのも大変そうですが、どのくらいやられていましたか?

年に3~4本ですね。稽古とかも含めてその数の舞台やりながら、バイトもやるって結構ハードなんですよ!今より忙しかったです(笑)。

ーー そうなんですか?!さすがにそこまで忙しいと、芝居をもう辞めたいとは思わなかったんですか?

まぁでも芝居のために東京に来たので。それに、その頃からバーのバイトもやっていたので、お客さんに言うわけですよ。「僕、芝居やってるんですよー!」って。そしたら応援してくれるんですよね。そうするともう後に退けなくなっちゃって。

ーー そういうのありますよね。僕も何かやる時はケジメつけたいなと思って、人に言うようにしています。自ら後に退けない状態にしてしまいます。

ですよね、そこまで言っておいてフェードアウトすると、もうこれはめちゃめちゃダサいし、人間的な信用もなくなるんちゃうか!って思います。

ーー そうですよね。だと思います。

木村さんインタビュー2

「履歴書いらないから明日来て」って言われて(笑)。

ーー ところで、その頃からバーで働き始めたとのことですが、そのきっかけはなんでしょうか?

当時まだビリヤードのバイトをやっていましたが、朝のシフトだったんですね。でもそれだと昼間に芝居の活動ができないんですよ。で、辞めようかなと迷っていたんです。で、ある日、バイト帰りに歩いてたらバーがありまして、ガラス張りだったので外から中が見えたんですね。そしたら、ドレッドヘアーのバーテンダーがめっちゃ楽しそうにシェイカーを振ってたんですよ。

ーー なんか光景が目に浮かんできました(笑)。

で、よく見るとスタッフ募集中っていう張り紙がしてあったんですよ!なんだココ、面白そう!と思ったんですよね。

ーー そこで面白そうと感じたのですね。

当時僕は、お酒を全然飲まない人だったのですが、とにかく面白そうと思って。ここだったら夜に働けるし良いなって思ったんです。で翌日に応募の電話をしたんです。

ーー 好奇心が行動に直結していてすごいですね。で、面接に行かれたのですね?

そうなんですが、電話した時に「履歴書いらないから明日来て」って言われまして。面接なのに履歴書も持たずに行きました(笑)。

ーー 普通はとりあえず履歴書に目を通しますよね。見ておいて損もないと思いますし。

面接に行ったら、「うちはこういう理念で〜」、「今後はこういう展開をしていくので〜」、「そして俺はこういう人間だから!」と言われて。「やりたかったら明日電話かけてきて」って言われましたね。履歴書もなければ、僕のこともあんまり聞かず。。「じゃお疲れ様!」みたいな。何ココ?って思いました(笑)。

ーー 不安になっちゃいます。

でも僕は余計に面白かったから電話かけたんです。そして採用が決まったのですが、「じゃぁ新人研修に行くから」っていう話からなぜか飲みに行くっていう流れになって、何軒かハシゴしました。楽しかったですよ!笑

ーー 当時お酒を飲まないという話でしたが、人とかその雰囲気に惹かれたんですね。

でも人を見る力は多分なかったので、ただただ楽しそうだなっていうので決めたんだと思います。こんな世界もあるんだなって。

ーー それがバーで働き始めたきっかけですね。そこではどのくらい働かれたのですか?

実は8ヶ月くらいで辞めましたね。最初の3〜4ヶ月はすごく楽しくて、お客さんもいい人ばかりだったし。覚えることもあって充実していました。でも勉強会などもあって、時間的にも芝居に集中できなくなってきました。それで、本末転倒だなと思って辞めました。

ーー ですよね、芝居をやりに東京に来たんですもんね。辞めちゃうと収入源がなくなってしまいますが、どうされたのですか?

分厚いバイト雑誌を毎週買って、読んで仕事をした気になって終わるっていうのが一ヶ月ぐらい続きました(笑)。

ーー それ、なんか分かります(笑)。さっさと決めてしまえばいいのに、なんか見てるだけでやった気になるっていう。

で、結局、京懐石料理屋とベロタクシーのバイトをやっていました。結構時間に融通がきいたので、芝居はがっつりやりましたよ!ただ、その後色々あって、芝居優先でという条件でまたバーテンダーをやり始めたんですけどね。

ーー 芝居優先なら問題ないですね。実際に芝居をやられたのはいつまでですか?

3〜4年前ですね。東京に来てから7〜8年たった頃です。

ーー どうでしょう、また芝居はやりたいと思われますか?

そうですね、またやりたいですね。舞台も楽しかったですし。劇団の人も仲良くなってお店にも来てくれる人もいます。

楽観的なんですよ人生、ほんまに!

ーー 芝居を辞められてからは、バーテンダーをメインでやられていますよね。その転機はなんだったのですか?

親もある程度、年をとってきましたし、自分もあんまり好き勝手できないなと思ったんです。しっかりした収入を得る基盤を作らないとなって思って。じゃぁ自分には何が残っているんだって考えたんです。そしたら自分はバーテンダーを一番やってきたなと思って、だったらバーで独立しようかなと思ったんですよ。

ーー えぇ、なるほど。

ただ、独立するには、まだまだ色んなことを知らなさ過ぎるなと思って、もう一軒修行しようと思って次のとこに行ったんです。実はそこが、最初に言ったドレッドヘアーの人がオーナーをしているバーだったんです。

ーー そうなんですね?またそれはどのような経緯があったんですか?

実はそのドレッドヘアーの人からちょうど電話があって、「木村今なにしてんの?飲もうよ。」って話になって飲みに行ったんですよ。その時に、今人が足りないっていう話を聞いて。うちに来ないかって言われたんです。良いタイミングで話きたなと思いましたね。

ーー そういう不思議なタイミングってありますよね!木村さんが人との縁を大事にしていることも大きいと思います!独立するにあたっての話になりますが、ご自身の基盤を作らなければならないということでしたよね。ですが、バーというのは初期投資もそれなりに必要だし、じゃ営業後がハイリターンかっていうとそれもやり方次第なわけで、見通しとしてはなかなか安心できるものでもないと思います。安定という意味ではサラリーマンとして働く道もあったのではないでしょうか。どうしてバーだったのですか?

そうですね。結局のところ自分が楽しいと思うことをやりたかったんです。バーだったら自分でなんとかできるっていう自信もありましたけれど。あとは、いわゆるサラリーマンっていう人になったことがないので、ただ単に怖いんです。

ーー ご自身がサラリーマンになるってことがですか?!

うん、サラリーマンの方だってしっかり基盤があってやってて、何年もそれをやっているのに、自分が28歳とかでそっちに移行するとか言っても、今までぷらぷらしていて、お前は何もないのかってなると思いますし。はい、サラリーマンになります!みたいなことは難しいかと。しかも高卒ですし。そっちの方が不安は大きいですね。

ーー 僕はサラリーマンをやってきましたが、僕の場合は何も考えずにとりあえず大学に入って、なんとなくサラリーマンになりました。当時の僕みたいに働くことに強い意思がない人よりは、自分のやりたいことがあってそれをしっかりやってきたっていう木村さんのような人の方が、よっぽど何かをやってきた人!と思います。そういう意味では、ご自身のやりたいことが会社にあれば、サラリーマンになっても十分通じるのではないかと思ったりしますけど。

木村さんインタビュー3

そうですか??僕は大学行かなかったり、ビリヤードやバーにはまったりとかって、根本的に楽しい方に向かっています。楽な方に行きがちな人間なんだと思いますよ。楽観的なんですよ人生、ほんまに!そんな考えしかできないのが根本にあるんで。バーで独立っていうのもそういうところからきたんですよ!

ーー なるほど。でも独立っていうと実際には資金面もあるし、単純に楽しいから、じゃやろう!って言えるものでもないと思いますが?その壁を乗り越えてやって行けるのは、その先に楽しさがあるからんですか?

そうですね、雇われでも独立でもそうなんですけど、やってて毎日楽しいなって思う時が仕事中にあるんで、それが一番の醍醐味なのかなーって思います。そういう観点でしか今まで仕事を選んできてないですよね。芝居もそうだし、ビリヤードもそうです(笑)。だからもうそれだけを感じたいがために仕事をやっているという感覚ですね。もし今後バーじゃない店をやっていくことが仮にあったとしても、やっていて楽しいものをやっているんだと思います!

ーー なかなか一人じゃ独立はできないですよね。周りの支えもあると思います。悩んでいる時に助けてくれる人はいましたか?

そうですね、お客さんにもすごく助けてもらっています。ドレッドヘアーの人が言ってたんですけど、悩んでることがあったら人に話せと。で、人に話したらどんどん解決していくんだと。で、また話しているうちに悩んでいることがでてきたり、自分わけ分からんこと言っているなって思ったら、またそれもその場ですぐに悩んでるがごとく話せと。それをずっと続けていくと結局解決する、と。そういうことをやれって、よく言ってくれましたね。なので自然にお客さんに悩みを言ったりすることもあります。あとは楽観主義でもありますし、その二つでなんとか考えないようにしているのかもしれないですね。

ーー いやいいですね!そうやって素直に相談できるのはいいことなのかなと思います。やりたいと思っていても、先にリスクをどんどん並べていっちゃって、やっぱりやめておこう、となることは結構ありそうです。

いやでもそれは絶対考えるべきなんですよね。リスクとか・・・それはほんとに考えるべきなんですよ。むしろお客さんに心配されている部分もありますよ!なんか手伝おうかって言って下さるお客さんまでいて。。

ーー それは木村さんの人柄ですね。周りから色々想ってもらっているって、いいですよね!

木村さんインタビュー5

自分のイメージを疑わずに
現実にどこまでもっていけるかだと思います!

いや、でも本当に楽観的なんでしょうね。とある好きなバンドで、イメージっていう曲があります。イメージが大切だと、中身がなくてもイメージがあればいいよ、っていうことを歌っている曲があるんです。ドレッドヘアーの人もそれが好きなんですが、よく一緒にカラオケに行ってお互い歌ってます(笑)。で、ビリヤードもそうなんですよ。勝負の時に、順番回ってくると、自分の時だけ狙いにくい配置だったりすることがあります。その時に根性腐って、ヤケになると、どんどん玉周りが悪くなるんですよ。でも、勝ってる人って玉周りがいいんですよ。自分が外しても、次の人も外して、そのまた次の人も外して・・・ってのが続いてまた自分の順番が回ってきた時に、なんかすごい良い玉配置になってたりするんですよ!やっていて、ほんとに感じます!そういうのはイメージだなって思うんですよ。

ーー おぉ、そいうことがあるんですね!

もう面白いぐらいにそういう現象あります。毎日8時間くらい玉ついてても、そういうことが本当によくあるんです!イメージってめっちゃ大事なんだなと。イメージがめっちゃいい時はいいし、悪い時、例えばこれは入らないだろうなって思う時は入らないです。逆に、「あかん、これもう余裕で入るわ!」って時は入るんですよ。すんごい難しい玉でも!ダーツでも同じことあるんですよ!真ん中に入るなって時は入るんですよ。これ入らないなって時は入らないんです!

ーー あーっ!ダーツは少しやっていたので分かります!ありますよね!投げる前から「これ真ん中いけるわ」って分かる時があるんですよね!で、実際に投げると本当に真ん中に入るんです!!

そうそう、そうなんですよ!で、賭けごととかしていて、勝たなければいけないとか、変に色々考えてちょっとでもイメージに入らないと本当に入らないんです。だからそこの戦いだと思うんですよ。プロスポーツ選手とかも。自分のイメージを疑わずに現実にどこまでもっていけるかっていう!これはもう精神論ですけど。で、それは人生でも全く同じことだと思って、生きているんです!

ーー あっ、なるほど、僕にはそのイメージがまだ足りてないかもしれないです。

さっきの曲もそういうことを言っているんだと思います。なんか自分に都合の悪いことがあったとしても、いや絶対できるし、っていうその感じをリアルにイメージできるかみたいな。

ーー なるほど、めっちゃ面白い話ですね!

それをなんとか人生に応用しようと思っています。まぁそれでもできないことっていうのも結構あるんですけど。極力そういう精神状態にもっていくようにしています。

ーー ポジティブなんでしょうか、それは?!

ポジティブっていうよりは楽観的っていう表現が近いと思いますよ!

ーー 木村さんは昔からそうなんですか?

そうですね。小6の卒業文集の将来の夢に「ラクして生きたい」って書きましたからね。もうアタマおかしい小6ですよね。

ーー でもそういう思想は大事ですよね。自分にそういうのはないんです・・・。なんかやたら真面目にやってきた気がします。これが正解なんだとか、これはこうしなくちゃいけないんだとかって。。

いやでもそれもイメージの一端だと思うんですけどね。そのイメージのままやっているからそうなると思います。

ーー なんか自分からこうやりたい!っていうのがあっても、これはこうやっちゃダメなんだとか。変な凝り固まったルールがあって。そのルールに縛られて自分のやりたいところへ行けないことはありました。楽をするっていうのに対する罪悪感も昔はありましたし・・・。

いや楽をすることに罪悪感が付きまとう、その考え方は素晴らしいです。すごいですよ!

ーー いや、最近それがダメだなと思っていて。変に真面目なのは柔軟性がなくなっちゃいます。それよりも、楽をするでもなんでもいいんですが、自分がこうしたいって思ったことを軸に物事を考え、表現したり行動したいなと思っています。なんにせよ、楽しくやらないとダメですもんね。

そうです、ドキュメンタリーとか好きでよく見るんですけど、だいたい楽しいとこばっかり見て生きてます(笑)。

ーー 今後の話ですが、バーの方はもうオープンされましたが、芝居の方はどうされますか?

まぁそうですね、どっかでやりたいなっていうのはありますね。でもしっかりした基盤づくりっていうのができた上でより面白いこともやっていきたいなって思っています。まぁそんなこと言いながらね、日々の生活で「いやぁ〜、二日酔いで・・・」とかって言っているので、いつになるのか分からないですけどね(笑)。

木村さんインタビュー4

ーー その辺のについての具体的に、何年後にとか、いくら稼いだらとか綿密な計画は特にないのですか?

ないんですよ、それが結局だめなところなんですよ!ドレッドヘアーの人にはよく言われるんですよ。。あの人はもう綿密な計画立てていますからね。10年後までの細かいスケジュールまで。

ーー 独立している人って結構それやってる人が多いですよね。何年後にはこうなっているという目標から逆算して綿密な計画を立てている人。

怖いっすもんそれ。

ーー 僕ももうちょっと、綿密な計画が必要だと思っていたところなんです。今はざっくりなので。

目標から逆算して今やることを明確にしていかないとダメみたいですね。前のバーで1年後に自分独立しますっていった時に、その1年間毎回計画を書いて来いって言われました。

ーー いいじゃないですか!そういう人が身近にいて。なかなかいないですよ。一人でやっていくってなかなかできないと思いますが周りのそういう人達と繋がっていくことは大事ですよね。

見返してやろうっていう原動力もありますね。色々言われてきたので、自分が独立してそれなりの位置に来たときに対等に話せるのかなと思って。それまではずっと「はい」って聞こうと思って。

ーー その姿勢は素晴らしいですね。

いやでも、ほんまに悔しかった時もありますよ。「なんでこんなこと言われなきゃいけないんだろう」って。

ーー でも素直に聞けることはすごいと思います。今後のイメージとしては安定したらまた芝居もやっていきたいということですね。

そうですね!

ーー 具体的な計画はこれからということで?!

ははは!笑 そういうことですね(笑)。

ーー ありがとうございました!

僕は、木村さんほど人間臭さを感じる人は、自分の周りにはいないんじゃないかとインタビューをしながら思いました。そんな木村さんだからこそ、周りには人が集まるし、木村さんが何も言わなくても「何か手伝おうか?」と言ってくれたりする人がいるんだろうなと感じました。通常の飲食店は “味” とか “サービス” にお客さんが集まるかもしれませんが、バーは “人” にお客さんが集まってくるものだと思います。またあの人に会いに行こう!そんなバーになっていくに違いないと確信しました。

取材場所
Bar Prosper
店内の明るさは少し暗めで、カウンター席は狭さを感じさせない、居心地の良い空間です。そして何よりも、木村さんという人柄が一番の醍醐味です。

Prosper1

 
interview list


コンセプト
これからの時代、共感という言葉が人々をつなぐ一つのキーワードになると考えています。人として生き方や価値観に共感できる人たちと一緒にビジネスをしたい、そういう人たちのサービスを使いたいと思う人がより増えてくることでしょう。
当メディアでは、どんな人生観をもった人がどんな想いで、サービスを提供しているのか、そんな観点から取材をし、記事にまとめています。