Profile

2013年10月10日 vol.2

スズキトモヒサ a.k.a. Soopy

1990年生まれ 23歳
神戸出身のマルチ・パーカッショニスト。小学5年よりドラムを始める。若くしてとにかく行動派。中学時代から常に自分の満足できる活動場所を探し続け、自ら行動することで自分の居場所をつくってきた。現在関東を中心に様々な演奏活動、レッスンを展開、様々なジャンルのプロジェクトに参加する。

何に対しても必ず自分の意見を持つこと、絶対自分の主張が強くなると思うんです!

マルチ・パーカッショニストとして様々な場所で活躍しているSoopyさん。物心が付いた頃から、何かに“なりたい”と思わなかった時はなかったそうだ。電車の運転手、ゲームクリエイターなど色んなものに興味を持ち、なりたいと思った。そして今でも本業以外のところで興味を持っているものがあるという。何でも最終的に音に繋がってくる部分があるというSoopyさんは、常に色んなものを吸収し、1人の表現者として自分のフィルターを通して世の中にアウトプットし続けている。

SoundCloud

いきなりトランポリン習いたいって言い始めたんですよ(笑)

ーー ドラマー、パーカッショニストとして活躍されているSoopyさんですが、どのような仕事をされていますか?

そうですね、主にはライヴとレッスン(講師)です。あとはレコーティングなんかもあるのですが、それに関しては2つに比べると経験はまだ少ないですね。

ーー レコーディングも今後もう少しやっていきたいとお考えですか?

そうですね、そう思っています!

ーー もともとドラムが好きでやられているんですよね、いつからドラムを始められたんですか?

まず一番最初は実はピアノだったんですよ!4〜5歳の時に始めましたね。でも、はっきりとは覚えていないのですが(笑)。

ーー それはご自身で始められたというよりは、気がついたらレッスン教室に通っていたという感じですか?

親からやってみる?と聞かれたんだったかと思いますが、まぁあまりはっきり覚えていないんです(笑)。

ーー そうですよね、幼い頃やっていたことは結構気づいたらやっていたみたいな感じありますよね。

そうなんですよ、そんな感じなんです。

ーー ピアノはおいくつまでやられたんですか?

9歳の時までです。ピアノに関してはあまり好きにもなれず、結局あまり上手くもならなかったんです。ただ、高校の頃からまた再開して、今でも作曲をする時には少し弾いてみたりはしていますが。。

ーー 作曲に使えるのはいいですよね!幼少時はあまり好きになれなかったとのことなんですが、それでも4~5年続けられたわけですよね、最初は楽しかったとかそういうのはなかったんですか?

最初は楽しかったですよ!ほんの簡単なことができるようになったら家に帰ってキーボード弾いたりとか、自分でも楽しくやってたのはなんとなく覚えていますね。

ーー じゃぁその頃から音楽は好きだったんですね!

そうですね、ピアノを習う前から、家にあったキーボードのデモソング(購入時に入っている既存のデモ音源)なんかに合わせて踊ったりしてたみたいです!笑 自分が踊っている映像は後々見たことありますね。

ーー 映像いいですね、僕は写真しかないです(笑)。 9歳までピアノ、それからすぐにドラムへ転向されたんですか?

いえ、一年ぐらいは何も楽器をやってなかったですね。実はドラムを始める前にトランポリンをやりたいって思ったことがあるんです(笑)。

ーー トランポリンですか??笑 また一気に方向転換されましたね、どうしてトランポリンだったんですか?!

夏休みに学校から家族向けの夏休みイベントのお知らせをもらって、家族で遊びに行ったんです。そしたら、“トランポリンで遊ぼう”みたいなコーナーがあって、それにものすごくハマっちゃって(笑)。 その日1日でかなり魅了されたんです。で、自宅に帰ってからいきなりトランポリンを習いたい習いたい!って言い始めたんですよ(笑)。

ーー そんなに懇願したんですか、トランポリンを習いたい!って?

そうです、トランポリン習いたいって!笑 それで、必死でその日から何日間かかけてタウンページとかそういうので調べて。

ーー どこか習えるところがないだろうかって、探したんですか?

そうなんですよ、だいぶ探したんですけど。。もちろんタウンページだけでなくネットも使って探したんですけど、なかなか見つからなくて・・・。

ーー 相当気合い入れて探したんですね(笑)。それで、トランポリンはダメだと、環境が整わない、となったんですか?

そうですね、断念したんですよ。自分は運動神経は悪いので、やらなくて正解だったと後々思うんですけどね(笑)。でもそれをきっかけに母親が何か特技をもっていた方が良いのではないかとすごく思ったらしくて。それでドラムはどうだって言ってきたんですね。っていうのも、母が趣味でエレキベースをやっているのですが、僕が小学校3年生の時に音楽会で大太鼓をやっていたのを見て、向いているんじゃないかって思ったことがあったみたいで。トランポリンの話がきっかけでそれを思い出したらしくて、一度習いに行ってみようと習い始めたのがドラムのスタートでした。当時小学5年生でしたね。

ーー ドラムだと習える場所も色々ありますからね。

そうですね、色々ありました。僕の場合は実際に色々回ったのではなく、最初にいったところで決めたんですけどね。

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活動場所を求めて、自分の居場所をつくってきた10代

ーー 小5で初めて、中学に入ってからも続けたんですか?

はい。でも、小5で始めてすぐの時は、楽しくてかなり積極的にやってたんですけど、それが最初だけで。中学入ってからしばらくするまでは、ちょっと気持ち落ち気味であんまり積極的にやっていなかったです。半ばちょっといやいや通っていたんですよ(笑)。

ーー えっ、そうなんですか?!もうドラムはいいかなって感じはあったんですか?

そうですね、あくまでも“習い事”として。正直そんなに好きになれていなかったんです。中学に入ってから、吹奏楽部に入って、その中の友達同士でバンドやろうって話になったのですが、それからまた積極的にやるようになりました。

ーー なるほど、それまでは習い事として一人でやられていたんですか?バンドだったり、人前で披露する機会っていうのはなかったんですか?

中学に入るまでは、通っていた教室の発表会が一回あっただけで、それ以外に人前でやることはなかったんですよ。

ーー ちょっと寂しいですね。で、中学で仲間とバンドやって皆と音楽をやる楽しさに目覚めたってことですね?

いえ、ではないですね。

ーー えっ、違うんですか?!

人と一緒に演(や)ることの楽しさっていうのは感じましたけど、それよりも、単純に自分が演奏すること自体の楽しさを感じました。

ーー なるほど、でもよいきっかけでしたね!中学の時は吹奏楽をやりがならバンドもやっていたのですか?

実はバンドの方はライヴは1回しかしてないんです。なんとか知り合いとか巻き込んでライヴはやったのですが、1回だけで。それっきりで、周りは皆バンドから離れちゃったんですね。自分だけがその後もドラムにハマってました。

ーー じゃぁ、バンド離れてまたお1人でずっとやっていたんですね。

そうですね、一応、その後も吹奏楽部は1年ぐらい続けていたんですけど、中2で辞めちゃったんです。自分がドラムをやり込んでいくにつれて、部活動に魅力を感じなくなってしまって。なので、中学卒業までの1年ちょっとぐらいはほんと1人でひたすらやっていました。

ーー もうそれはもくもくとやっていたんでしょうね。それでも楽しみながらやられていたということですね?

そうですね!

ーー あ〜、やっぱほんとに楽器が好きなんですね!

なんか、今考えたらよくずっと1人でやってたなって思うんですけどね(笑)。

ーー そうですか(笑)。で、高校に入ってからも同じような感じでお1人でやられていたのですか?

はい。高校に入ってからも半年ぐらいは特に学内にしろ、学外にしろ、演奏する機会はあまりありませんでした。だから、親にもちょっと心配されたりしてたんですけどね。何も演奏する機会がないっていうのは、経験が積めないっていうのもありますし、自分でも問題意識はあったので色々探していたんですよ。

ーー 演奏できる場所を?

そうですね、学校の中では吹奏楽部しかないので。学外で社会人ビックバンド(管楽器等を含めた大人数編成によるジャズバンド)とか、学生バンドとか色々探して・・・で、なんとか高校入学して半年ぐらい経って、自分の活動の場所が見つかったっていう感じですね。

ーー それはどちらですか、ビックバンドの方ですか?

そうです、社会人ビックバンドですね。

ーー 社会人のビックバンドですか、ご自身でそこに話をされに行ったんですか?

そうですね、ちょっとやってみたいですっていう感じで。ちょうど16歳になる誕生日当日でした(笑)。

ーー 自分が高校生の時と比較すると想像つかないですね、自ら知らないところにアポイントとるなんてなかなか出来ませんよ。ビックバンドの人からどういう感じで見られたんでしょうね。

高校入ったばっかりぐらいの感じだったので、大丈夫かなって目で見られてたと思うんですけど(笑)。

ーー 周りの人は皆社会人ですもんね。

一応、当時大学生の人もいたんですけど。でも皆成人してましたね。そこにいきなり知らない高校生が来て・・・(笑)。 確か他の人達は何かしらのコネがあって、、もともといるメンバーの後輩とか、職場の関係とかでやられていたのですが、完全にコネなしで来たのは僕だけだったんですよ。

ーー なんだこの高校生はみたいな感じですね(笑)。

そう、そんな目で見られてたかもしれないですね!笑

高校時代、自身が居場所をつくったビッグバンド(写真は学外の学生ビッグバンド)

高校時代、自身が居場所をつくったビッグバンド(写真は学外の学生ビッグバンド)

ーー でもそれはすぐ受け入れてもらったんですか?

そうですね。一応ちゃんとやらせてもらいました。ビックバンドって、管楽器は何人もいるじゃないですか。それに対して、リズムセクション、つまりドラムとかベースとかピアノ等は演奏時にはそれぞれ1人ずつしかいないんですよね。ただ、ドラムが欠けるとだいぶ影響があるってことで、ドラマーが僕入れて3〜4人いたんですよ。それで、実際に演奏する機会を回してもらえたことはちょっと少なかったんですけど。でも全然知らないところからやってきた高校生に対して、機会を与えてもらったことについてはとても感謝しています。

ーー 10代の頃からかなり積極的ですよね!その時から将来的に職業としてドラムに関わっていきたいっていうのはあったんですか?

それは中学の時からあったんですよ!

ーー そうなんですね、特に周囲の反対みたいのはなかったですか?音楽でメシ食っていくの難しいし、それよりもさぁ!みたいなのは。

それはあんまり言われなかったですね!それがなかっただけよかったですね。

ーー 小学生からずっと続けてきていることだし、周りの人もそれを見てきて、理解もあったんでしょうね!卒業後はどうされたんですか?

卒業式の翌日に上京しました(笑)。

ーー 翌日ですか(笑)。何か目的があってそうされたんですよね?

中学の頃から、とにかく上京したいっていうのはあったんですね。で、色々あったんですが、結局、専門学校に行ったわけです。特に関東に知り合いがいたわけではなかったですし、とりあえず学校と言える場所に行かないと何も始まらないのかなっていうのもあり、まず専門学校に行ったんですよ。ただ僕自身は結局3〜4ヶ月しか行かずに辞めちゃいました。

ーー 随分すぐに辞めちゃいましたね、なぜですか?

試験無しで入れる学校だったのですが、これから楽器を始める方もいて、授業の進度をそこに合わせるようなところがありました。先生は素晴らしい方だったんですが・・・そこがちょっと合わなかったんですよ。

ーー 皆さんスタート地点がばらばらだったんですね。でも辞めちゃうと周りに何もなくなっちゃいますけど?

ですね、やっぱり、学校だけだとコネクションにも限りがありますし、辞める直前ぐらいの時期に、他で活動の場所を見つけたいなって思って。それで色々探して、横浜を拠点に活動していた、パーカッション・アンサンブル(パフォーマンス)グループに加入しました。

ーー どうやってそこに入ったんですか?それも高校の時と同じでご自身からアクションをとっていかれたのですか!?

そう、ほんと同じですね!でもそうでもしないと・・・。例えば親がプロのミュージシャンとか、芸能人とかであればいいですけど、僕の場合はそうではないですし、まぁ地元もこっち(関東)じゃないですから、自分からアクションとらないと何も動けなかったんですよね。

ーー 自分から居場所をつくっていかなくてはならないことってありますよね、大変だと思いますが。ミュージシャンだけじゃなくてフリーでやる人はなんでもそうだと思います。会社に属していれば別にそこまでしなくても一応居場所はありますからね。

会社もそうですし、音大とか専門学校とかそういうコミュニティーがあれば、そこから繋がるっていうのは多いみたいで、知り合いでも一番最初のコネクションは学校からっていうのがやはり大半のようですね。ただ、僕の場合は難しくて。

ドラムセット・コンペティション準優勝という功績
・・・これが意外と反響がなくて(笑)

ーー 2010年のPASIC(全米打楽器国際コンベンション)の話を聞かせて下さい。この年のドラムセット・コンペティションにて準優勝されていますが、そもそもの参加経緯を教えて下さい。

先ほどお話ししたパーカッション・グループでのライヴをやった時に、日本在住のアメリカ人のマーチングインストラクターの方が見に来て下さってたんですね。それでそのライヴの時に僕のプレイを見て頂いて、あの子はこれに応募してみたらいいんじゃないかっていう話をメンバー経由で聞いて。それがきっかけでエントリーしたんですよ。

ーー それでアメリカまで行かれたんですよね?ほんと行動派ですね。

そうですね、やってみたいっていう気持ちは本当に強かったんです。でも、アメリカでの本選(決勝)に行く前にビデオ審査があったんですけどね。生演奏をビデオに撮って審査にかけるのですが。

ーー ビデオ作りから始まったんですね、審査を通すために何をされましたか?

生演奏を撮る必要があったので、知り合いのプロミュージシャンにお願いして、協力して頂きました。当時は東京に知り合いは少なかったのですが、なんとか撮影することができました。

ーー やると決めたら本気ですね!で、審査が受かってアメリカまで行かれたわけですね。

大して英語ができるわけでもなかったんですが、気持ちは強かったので。

ーー 結果、準優勝されたということで!参加した甲斐がありましたね!!どうでしょう、準優勝ともなれば帰国後に色んなオファー、例えば取材とかですが、あったのではないですか?!

いや・・・意外とないんです(笑)。音楽関係の雑誌とか、メディアから取材来たらいいなと思っていたのですが、これが意外となくて・・・笑

ーー あれ、そうなんですか・・・残念ですね。PASIC、日本での知名度はどうなんでしょうか?

業界、特に打楽器関係者での知名度は結構あると思います。

ーー ・・・なのに残念です。大きな功績より身近でやっているコツコツした活動の反響の方が大きかったりすることもあるということでしょうか。

PASIC2010にて 左から、パーソナリティのChris Hanning氏、スズキトモヒサ、優勝者のFrancois Laliberte氏、審査員のRuss Miller氏

PASIC2010にて 左から、パーソナリティのChris Hanning氏、スズキトモヒサ氏、優勝者のFrancois Laliberte氏、審査員のRuss Miller氏

人と違うことをしようとせずに、
自然に自分のやりたいことをやっています

ーー 話が変わりますが、演奏やレッスンの仕事はどのようにしてとっていかれましたか?

演奏活動に関しては知り合い繋がりから始まりました。

ーー ご自身がつくられた人脈っていうのが活かされているわけですよね。
人脈は資産だと聞いたことがありますが、まさにそうだなって思います。

多くのミュージシャンがそうだと思いますが、僕も完全にフリーでやっていて、事務所があるわけでもないです。なので、事務所経由で仕事が入ってくるとかそういうのが期待できるわけではないので、やっぱり本当に個人間のコネクションが頼りになってきます。

ーー レッスンの方はどうでしょうか?

レッスンは完全に個人でやっているものもあれば、音楽教室にて行っているものもあります。

ーー レッスンも演奏もそうですが、フリーでやるにはある程度自分のブランディングも必要だと思いますが、自分だからできることとか、他の人との差別化を意識されていますか?

んーっ、そうですね、差別化っていうのは、特には意識していないですね。何か人と違うことをしようしようと考えるのではなくて、自然に自分のやりたいことをやっています!

ーー 自分がやりたいことを表現するために突き詰めて行くと、他とは違うものができあがるわけですね?

それがどうしても人と同じになっちゃうってなると中々進めない部分もあるのかもしれないですね。僕の場合は上手い下手っていうのは別として、結構人がやりたいことと違うことを好んでやっていることが多いと自分で感じます。

ーー なるほど、そういったところから一人の表現者としての色が出てくるわけですね。

そうですね、それがもっと大きくなれば!と思いますね。

ーー 一般的に、仕事はクライアントやユーザーが求めるものを達成することが仕事かなと思いますが、アーティストとなると特殊で、自分が作ったものを求められたりする部分もあるかと思います。演奏の仕事についてですが、Soopyさんはどちらですかね?

僕の場合は両方ですね。今は後者の方が少なくて、前者の方が多いですね。後者になるかなと思うのは、自分がリーダーでやるライヴとか、ある程度限られてきますね。サポートで入る場合だったり、レギュラーでも自分がリーダーでないものとか、あとはイベントでの演奏依頼などは大きくまとめると前者になるかと思います。

ーー どちらを重点的にやりたいかっていうのはありますか?

やはり、自分のプロジェクトをメインに考えてはいますが、これはまだやり始めたところですし、そんなにしょっちゅう出来るわけではないので。将来的にはある程度絞るのもありだとは思いますが、今、少なくとも20代のうちはいろんな現場で経験を積みたいという気持ちも大きいです。同年代、近い世代でも、素晴らしいミュージシャンは国内にもたくさんいるので、もっともっと繋がっていきたいですね。

ーー 自分のリーダープロジェクトでは分からない部分とかありそうですしね。依頼されて自分があまり普段やらないことをやってみたりとか、そこから分かるものもありそうです。

そうですね!

Soopy氏interview2

見たり聞いたりしたもの、
全部どこかしらに音になっているものだと思います

ーー 今やられている仕事以外で何かやってみたい仕事ってありますか。音楽以外でも。

ありますね。“仕事として”っていうとまだ分からないですけど、音楽以外で一番興味をもっているのはデザイン関係ですね。

ーー デザイン!何かやられているんですか?!

最近ここ一年半ぐらいは、僕が企画側に入って行うライヴのフライヤー(チラシ)は自分でデザインしています。最近だいぶハマってきていますよ。

ーー 最近は元からパソコンに入っているソフトでも十分作れちゃいますもんね。

本当はフォトショップとかイラストレーターとかプロフェッショナルなものがあるといいですけどね。そういう勉強もしたいなっていう気持ちはあります。すごく興味ありますし!で、フライヤーのデザインは結構周りからもいいねって言ってくれるので、、調子にのっちゃって(笑)。

ーー ははは(笑)。僕もデザインには興味があります、センスはさておきですが・・・。
Soopyさんはご自身でプロジェクトやられていますので、実践する場所がありますよね。で、それが経験に繋がりますし。周りがいいねって言ってくれれば作ってくれって言われるかもしれないですよね。

知り合いベースであれば多少仕事としてやるのもいいとは思いますが、あんまりそれをメインにしていくと音楽の方の時間をとられるようになっちゃうと思うので。。笑

ーー どちらも時間とられちゃいそうなものですよね!

Soopyさんデザインのフライヤー

Soopyさんデザインのフライヤー

でも結構、演奏とデザインって、色々共通しているというか繋がってくる部分がありますね。フライヤーを作りだしたのも、最初はコスト削減が目的だったのですが(笑)、今ではそれもライヴの一部と捉えています。また、少し話は変わってしまうかもしれませんが、最近、ヴィジュアル面での表現も考えていくのは大事だと思っていて・・・ライヴ時の衣装・演出や、あと、スティックトリック(スティック回し等のワザ)なんかもその一つですね!見せる部分で面白いものも提供したいと思っているんです。

ーー スティックトリックはかっこいいですよね!音だけでなくトータルでの表現ということですね!

ミュージシャンとしてだけでなく、パフォーマーとしても確立していきたいという思いもすごくあるんです!音だけでもすごく大変なのは分かっているんですけど。例えばスティックトリックができるというのも打楽器の一つの魅力だと思うんですよ。打楽器におけるカルチャーの一つだと思いますし。

ーー 僕が知っている範囲ではスティックトリックをやっている人はあまり見かけない気がしますが、同じ様なことをやっている人は結構いるのですか?

少ないですね。スティックトリックについては元々マーチングから来ているのでマーチング方面の人は、やっている人も多いです。でも、ドラムセットやその他のパーカッションのプレイヤーでは結構少ないですね。だから、自分が第一人者的なものになりたいっていう気持ちもあるんですよね。

ーー マーチングだからこうとか、ドラムセットだからこう!っていうのはないですよね。1人の表現する人間として色んな表現方法を取り入れていきたいって言うことなんでしょうか。

そうですね、まだまだ音だけで精一杯っていうのも正直ありますけど。今年5月にリーダープロジェクトを初めてやったんですけど、その時も、そこまでパフォーマンス要素っていうのは入れられてなかったと思います。今後はやっぱりその点に関しても自分なりにアイデアを詰めていきたいなと思いますし、それと必要に応じてデザイン関係もあわせてやっていこうかと思っていますよ。

ーー ジャンルを飛び越えて繋がる部分はありそうですよね。

あると思いますね、まだまだ自分の中で考えが整理できていない部分もたくさんありますけど。世界中の変わったデザインの建築物とかインテリアなんかを見るのが好きで、影響を受けている部分もありますので。とは言っても、さすがに現地まで行って見ることはなかなかできませんが。

ーー 意外なところから影響を受けたりすることはありますよね。

で、そういうことに興味もつと、美術館とか好きになるんですよね。実家の近くに県立美術館があるんですよ。でっかいのが(笑)。そんな素晴らしい、良い美術館があるのにも関わらず、以前はほとんど自分から足運ぶことはなかったんですけど、最近は地元帰るたびに行っています。だいぶ興味ありますね、影響受けているところはあるかなと思います!

ーー 音楽やっている人って、日々感じたことを音に取り入れたりとか、そういうのがあったりするわけですよね。感性を磨くっていうんですかね。

はい、見たり聴いたりしたものとか、自分の生活とか、全部どこかしらに音になっているものだと思うので。だから、これからも色んな素晴らしいモノを見て、本当に良いモノを知って、取り入れていきたいなと思ってます。

ーー なるほど、それでは普段の生活の中で意識していることはありますか?

あります!一番意識しているのは何に対しても必ず意見を持つということですね。例えばニュースを見て一つ事件とか問題があったとするとこれについてどう思うかとか。そこまで深くなくてもいいので、ひとつひとつの事に対して“自分はこう思う”っていう考えを持ちます。別に人に言わなくても、自分の中に持つようにはしています。

ーー すごいですね、ミュージシャンとして一番意識しているのがそれっていうのは。。それが音に繋がってくるということなんですよね。

それがあると絶対自分の主張が強くなると思うんですよ!それを積み重ねていくことで。今はニュースを例に挙げましたが、身近な話でもそうです。例えば音楽関係でいうと、奏法の名称なんかでも、英語圏と和製英語での呼び方で違いがあったりするわけですが、自分は絶対こっちで呼ぶとか、自分は絶対あの呼び方は使わないぞ!とか(笑)。そういうのはすごくあります!細かいですが。。(笑) 頑固と言えば頑固なんですけど、なぜそうするかという理由は持つようにしていますね。

ーー ははは(笑)。頑固、僕には馴染み深い言葉です!理由までちゃんとあるんですね、なんとなくではなく、ご自身の中に意見があってそれに基づいているわけですね。そこが表現力の豊かさに繋がってくるんでしょうかね!

だと思いますね!それは自分が一番大事にしていますし、必要だと思っているので、これからも意識していきたいと思っていますね。

soopy氏interview

本当に住みたいって思うところに住みたいんです

ーー 将来的に音楽、あるいはデザインも含むかもしれませんが、それらを通してどういったご自身を実現されたいですか?

最終的な目標としては、やっぱり、国際的に活躍できるようにしたいです!また、最近、それに際してもう1つ目標があって・・・本当に自分の住みたいと思うところに住んで、それでもって自分の理想とする国際的な演奏活動をやっていくっていう形が出来ればと思っています。

ーー それもう究極じゃないですか!

究極です!笑 これはもうすっごく難しいことだと思うんですけど。

ーー 海外での演奏活動ということなので、ウェブで配信というものではなく、ご自身で足を運ばれたいということですよね。

はい、実際に行ってやりたいですね。もちろん自分の参加した音源等が世界に向けて流通されることがあればいいとも思いますけど。やっぱりそれだけではなくライヴをやりたいんです!あと、旅は好きですし。。笑

ーー どうでしょう、しばらくは東京にいて経験を積まれる予定ですか?

そうですね、今は現段階で自分が一番活動しやすいと思うこの東京、関東を拠点にして経験を積んで、将来的にはそういう形にもって行きたいと思っています。

ーー それを実現する上で、今の自分に足りてないものとか、認識されていることはありますか?

人脈と語学力になると思いますね。

ーー 海外に人脈をつくるのは難しそうですよね、行かないとなかなかできないと思います。

海外に住んでたわけでもないですし、知り合いもまだまだ少ないですし。ただ、日本でそれなりの立場のミュージシャンになれば、必ず海外に行ける機会も出てくるとは思うので、まずは日本で頑張ろうというところですね。必ずしも海外に住まないと海外にコネクションができないとか、海外での演奏活動ができないとかっていうわけでもないとは思うので。。

ーー 人脈のつくりかたも色々工夫があるわけですよね。ただ繋がればいいって話ではなく。

そうですね、もちろん多くの人と繋がることは大事で、ひたすら沢山の人と繋がろうと思っていた時期もありましたけど、今はそれよりも自分が一緒に演奏したい、仕事したいって思える人と確実に繋がっていくことが大事かなと思っていますね。

ーー そういうことを意識してやられているわけですね。多分あれですね、だいたいご自身がやらなくてはいけないことはある程度分かってらっしゃる。

一応自分なりには分かっているつもりではいるんですが、まだまだ練習も勉強も足りてないとは思っています。

ーー それを教えてくれるのも色んな人の繋がりかもしれませんね。そこから学べることも多いのではないかと思います。

人から教えられて初めて学べることもあると思いますし、自分でももっとやらないといけないと認識していることもあります。

ーー そうですね、ご自身で学ぶ意欲もほんと大事ですよね!今後の更なる活躍を願っています。ありがとうございました!

今回取材するにあたって、オファー、日時、場所の調整、その他インタビュー内容など色々と調整する事が多かったのですが、Soopyさんの行動がとても早く、かつ非常に律儀な方で驚きました。Soopyさんのご好意で取材場所をご紹介頂いたのですが、その場ですぐにご調整頂き3分で決まりました。インタビューの内容にもあるように、卒業式の翌日に上京したり、専門学校を3ヶ月程度で辞めてしまったりと、次の行動を決めたらすぐに実行に移す方なんだと思い非常に関心しました。世の中の流れは早く、時間もあっという間に過ぎて行く中で、変化を恐れず常にご自身の意思を持って行動し続けるそんなSoopyさんだからこそ今のSoopyさんがあるのだと思いました。

Soopyさんリーダープロジェクトのライヴ(文中のフライヤーのもの)

Soopyさんのリーダープロジェクトのライヴ(文中のフライヤーのもの)

Website (Soopy’s Blog) http://soopydrums.blogspot.com
Facebook http://www.facebook.com/soopydrums
Twitter https://twitter.com/soopydrums
YouTube http://www.youtube.com/soopydrums

取材場所
MUSIC STUDIO EXIA
グランドピアノを始め拘りの機材を常設。ミュージックスタジオとは思えない程のスタイリッシュな内装でアメニティにまで細やかな気配りが施されています。非常に気持ちのいい対応をして下さったEXIAの皆様に感謝致します。

 
interview list


コンセプト
これからの時代、共感という言葉が人々をつなぐ一つのキーワードになると考えています。人として生き方や価値観に共感できる人たちと一緒にビジネスをしたい、そういう人たちのサービスを使いたいと思う人がより増えてくることでしょう。
当メディアでは、どんな人生観をもった人がどんな想いで、サービスを提供しているのか、そんな観点から取材をし、記事にまとめています。