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2015年8月27日 vol.17

森 俊章
(Toshiaki Mori)

1983年生まれ 32歳
THE 日本男児 三味線&着物
普段は放射線技師として病院に勤務するが、オフには着物姿で三味線をかき鳴らすTHE 日本男児の森さん。今の仕事も充実しているが、“夢を追いかける人生が楽しい”と語る森さんは、毎年その年のテーマを決め、オフを利用して必ず実行している。

ちょっと変えただけですよね。“着物を着てみよう!”とか。

森俊章さん

テーマを毎年決めて、取り組むことにしたんですよ。

–  森さん、普段は何をされていますか?

放射線技師として働いていますが、
それ以外の時間で三味線や着物など、自分の好きな日本文化に携わっています。
好きなところで三味線を弾いたり、着物をきて色んなところに行ったりしますね。

–  なるほど、そのような活動をするに至った経緯を聞かせてください。

2014年〜2016年の3年間、
自分の中で“これだけはやる”というテーマを毎年決めて、取り組むことにしたんですよ。
それで2014年が三味線、2015年が着物だったということなんです。

–  なぜ三味線だったのですか?

音楽が好きで、ライブとかよく行っていたのですが、
たまたまそこで生の三味線の演奏があって、それが自分の中にあった三味線像と違っていて衝撃的でかっこ良かったんですよね。

–  なるほど、決めたテーマに対してどのように取り組んでいったのですか?

とにかく、演奏できる機会をどんどん作っていって、それに向けて練習しました。
先に予定を入れちゃうんですよね。
それから演奏するときは、何をしたらお客さんに喜んでもらえるのかを意識するようにしています。
もちろん、失敗もたくさんありますよ。
もうここに居たくない、と思うほど恥ずかしい失敗もしましたし。笑

–  そんな失敗があったんですね。

それでもやってきたことをアウトプットするんです。
そうすると自分がやっていることに興味を持ってくるれる人が現れて、多方面から声がかかって広がっていくんですよ。
Facebookとかでも発信を続けていると、機会はさらに広がります。

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–  なるほど、自然と声がかかってくるようになるのは嬉しいですよね。今年は着物でしたよね!?

そうですね、三味線の次は着物だろうと。
もともと、日本文化に触れたり発信したりすることは価値のあることだという考えのもと、三味線をやっていましたので、その流れで次は着物だと思ったんですね。
さらに日本文化を突き詰めていこうかなと。

–  流れがちゃんとあるんですね!

自分がやっていることをどんどん繋げていって、それが相乗効果になるといいなと思っています。

–  確かにそうですよね、単発でやるというよりは、今まで自分が積み重ねてきたものを活かせると幅が広がりそうです。

そうやって夢を追いかけている人生の方が楽しいなと思います。

–  着物にはどう取り組まれたんですか?

自分に合った着物を知りあいに仕立ててもらったり、上野にある男着物専門店に行って、
デニム着物という、人があまり知らないようなものを仕立ててもらったりしました。
それからそのデニム着物で東京マラソンを走ったんですよ。笑
東京マラソンを着物で走ったら絶対面白いと思い、、これはやろうと。
着物って着ている人はあまりいませんし、着ているだけでいろんな人と繋がれますよ。

–  三味線からはじまり、着物も手に入れ、この2年間で森さんの中に日本文化が定着しつつありますね。周囲から見てもそういうイメージなんだと思います。

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はい、そうですね、
ちなみに2016年は英会話と決めています。
自分のやっていることを外国人にも伝えて、楽しんでもらえたらなと思っています。
国内で外国人が集まる場所で三味線を演奏したり、三味線をもって海外に行くというのも面白いかなと思っています。
英会話の勉強自体は、まずは三味線の説明文を英語で勉強するところから始めるのもいいかなと考えています。

–  いいですね!好きな分野から勉強していくと続きそうですよね。聞いてる僕が楽しくなってきました。3ヶ年計画の先に見えているものは何ですか?

一つはそういったことが仕事になっていけばいいかなと思っています。
自分が良いと思うもの、価値あるものを仕事にしたいですね。
もちろん現在の放射線技師の仕事にも満足していますが、もっと欲張ってもいいかなと思いますし、そうやって夢を追いかけている人生の方が楽しいなって思います。

ちょっと変えただけですよね。“着物を着てみよう!”とか。

–  追いかけて、着実に近づいている感じがしますね。森さんは、バーの1日店長も何度かされた経験お持ちですよね?なぜまたこのような活動を?

楽しいことや、喜んでもらえる場所を提供したいと、常々思っているんですよね。
一つのステップとして1日店長をやってみたいなと思って、思い切ってやってみたんです。

–  これも三味線や着物と何か繋がっているのですか?

そうですね、着物を着てカウンターに立ちますし、三味線が弾ける場所なら弾きますし、これも繋げています。
“自分はこれだけ”というより、
興味あるものをどう組み合わせて、どう繋げていったら面白いかということを考えています。

–  今までの活動を通して、何か印象的なことはありましたか?

ある人の主催でパーティーがあって、ちょっとだけ三味線を弾かせてもらったのですが、
そこにいた入籍したばかりのご夫婦がものすごく感動してくださって。。
その後にもそのご夫婦の前で何回か弾かせてもらいましたが、
最終的には結婚式の披露宴で弾いて欲しいと言われ、当日実際に弾いたんですよね。
まだ出会って1年ぐらいでした。笑

森兄妹

ご夫婦の披露宴での演奏シーン。右側の女性は同じ音楽サークルで三味線をやっている同姓の森さん。あまりにも運命的で出会って間もなく“森兄妹”を結成。

–  それはすごいですね。やっぱりどんどんやっていくべきなんでしょうね。こういう活動を通して、森さんの中で変わったことはありますか?

単純に仲間が増えましたね。
年齢関係なく。
着物きているだけで仲間ができ、三味線を弾くだけで喜んでもらえる、
そういう嬉しさがあるとまた続けて行こうと思えます。
自分がやらなかったら出会えなかった人たちなので、これは大きな財産です。

–  そうですよね、ご自身がやったから今があるんですよね。

はい、やって良かったなと思います。
ちょっと変えただけですよね。
“着物を着てみよう!”とか。

–  そうですよね、その“ちょっと”が大きくなっていくんだと思います。今日はありがとうございました!

 
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コンセプト
これからの時代、共感という言葉が人々をつなぐ一つのキーワードになると考えています。人として生き方や価値観に共感できる人たちと一緒にビジネスをしたい、そういう人たちのサービスを使いたいと思う人がより増えてくることでしょう。
当メディアでは、どんな人生観をもった人がどんな想いで、サービスを提供しているのか、そんな観点から取材をし、記事にまとめています。