八木彩香

2015年8月20日 vol.16

八木 彩香
(Ayaka Yagi)

1991年生まれ 24歳
フリーランスライター
大学時代に自身が副主将を務めるチームでサッカー全国優勝を2度経験。なでしこリーグからも声がかかっていたが、あっさりとその道を切り捨て、新たな挑戦に自分を捧げることを決意。スポーツで結果を出してきた八木さんが次に挑んだのはフリーのライターだった。未経験からフリーとなったが、その実力と持ち前の根性で仕事の幅を広げ続けている。

「でも」っていうブレーキが他の人より緩いんですよね!

フリーランスライター八木彩香さん

外に飛び出して場所を探そうかなと思ったんですよ。

–  現在フリーランスでライターをされていますが、大学を卒業されるときに、なでしこリーグからオファーもあったそうですね?

はい、練習会の参加にも誘われていたのですが、
正直サッカーを続ける気はもうなくて、お断りしたんです。

–  もったいない気もするのですが、なぜ断ったのですか?

女子サッカーはJリーグと違ってプロではないんですよね。
お昼まではOLとして企業に勤め、そのあとに練習するといった感じなんです。
そう考えたときに、私にとってはあまり夢がある舞台ではないかなと。。

それから、なでしこリーグは、高校生や大学生と試合することもあるのですが、
絶対的な強さをもっているわけではなく、負けたりもするんですよね。
私は大学までサッカーをやって、優勝も経験できたので、女子サッカーではもう天井を見たのかなと思いました。
だったら、別の世界に飛び込んでいきたいなと思ったんですよ。

–  サッカーはもう十分味わったってことですね!「サッカーの次はこれだ!」というものはあったのですか?

特になかったので、とりあえず就職しようと思い、諸先輩方に話を聞いて回りました。
そこから広告業界に興味をもち、とりあえず広告業界に就職しました。

–  希望をもって入社した会社、実際に就職してどうでした?

最初はかなり張り切っていましたよ。
研修とか一番気合い入ってたんじゃないかと思います。
ただ、就職する前に私が話を聞いていた社会人の先輩方はもの凄く輝いていて、“社会人ってめちゃかっこいいな!”というのがあったんですが、
いざ働いてみると、私の周囲の人たちは皆楽しそうじゃなかったんですよね。
それで2ヶ月で会社を辞めたんです。

–  2ヶ月はさすがに早くないですか!?

社内の先輩方って自分の将来像じゃないですか?
2年目の人がつまらなさそうにしていても10年目の人が楽しそうなら、いずれ楽しく働けるんだって思えるのですが、10年やってる人も20年やってる人も楽しそうじゃなかったんですよね。
であれば外に飛び出して場所を探そうかなと思ったんですよ。
迷いはなかったですよ。

–  そうですか、見切りが抜群ですね!

そうですね。笑

「でも」っていうブレーキが他の人より緩いんですよね!

–  辞めてからはどうされたのですか?

やりたいことは色々思い浮かんだのですが、
その中でも、若手でも簡単に世の中にアウトプットできる仕事はないだろうかと思い、
ライターに目をつけ、仕事を探し出しました。

–  とはいえ、なかなか未経験から始められるところもなかったのではないですか?

今はキュレーションサイトが流行ってるので、未経験OKなキュレーションサイトを探しました。
そこから経験を積み、徐々の案件や幅を広げていきました。

–  つまりいきなりフリーランスになったということですよね?

はい、フリーランスの方が色んな人と関われるからいいなと思い、やってみようと思ったんですよ。
もしやってみてダメならどこかに雇ってもらえればいいかなと考えていました。
幸い教員免許は持っていましたし、なんとでもなるかなと。

–  フットワークが軽いですよね!

直感的に思ったことはやっちゃいますね。
自分の要求に率直に反応してしまいます。

–  なかなか簡単にできることでもないと思いますよ。

多くの人が何かやるときに「でも」って言うんですよ。
私は「でも」っていうブレーキが他の人より緩いんですよね!

–  なるほど。

八木彩香さん

やりたいことを制限する理由はないなと・・・

–  ご自身の将来像はありますか?

今はころころ変わっていますよ。笑
まだ世の中に知らないことが多すぎて、一つ一つ知っていくにつれて、やりたいことが見えてくることが多いです。
ただ漠然と、ライター+広告っていうところに携わりたいなと思っています。
少しでもできることを増やしていきたいですね。

–  普段から大事にしている考え方はありますか?

自分の要求には素直にありたいと思っています。
周りに迷惑をかけるのはよくありませんが、自分が犠牲になるぐらいならいいかなと思います。
成功しても失敗しても自分のせいだし、いいわけできないし、一番簡単ですよね。

–  それでも二の足を踏む人はたくさんいますよね。

そうですね、私の周りでも社会人3年目で会社を辞めたいという人もいますが、
なんで辞めたいのに辞めないのか、、
逆に質問ですが、そういうのって、なんでだと思いますか?

–  安定を捨てる恐怖心ですかね?環境がガラっと変化することに対して億劫。僕はその変化も楽しんじゃおうと思うタイプですが。
どうなるかわからないけど、ちょっとこの穴潜ってみようか、、みたいな、そういう感覚があるかないか、かなと思っています。。

安定とか刺激とか挑戦とか、優先順位は人それぞれありますよね。
でも自分の中では安定っていうのが優先順位がすごく低いんですよね。

–  僕もそうですね、半年間ぷーたろー生活をしていたことがありますが、そのときは貯金も食いつぶして残高が結構やばいことになっていました。
ただ、その経験を通して、お金の余裕があった頃より身軽になれたんですよ。
お金にあまり縛られていない感覚ですね。笑
自分の中ではそれがあってから特に安定というものの優先順位は下がりましたね。

八木彩香さん

知らないことが多いのに、それを知ろうともせずに今いるところにずっといる人が多いと思います。
同級生でサッカー続けている人の中には、サッカーを辞めたらどうしたらいいかわからないから続けているという人が多いんですよ。
でも、世の中には意外と面白いことをやっている人がいます。
自分で調べれば面白いことは必ず見つかると思います。
小さな街から出ない人も周りに何があるか知らないから出ない、でも出てみるとたくさん面白いことがあることを知って、もっと色んなところに行きたくなるんだと思うんです。

–  一歩踏み出せば開けるということですね。八木さんは未経験からフリーランスになられましたが、そのときに自分が一歩踏み出せた要因はなんですか?

なんとかなる精神ですね。
最悪の場合、昼間はやりたいことやって、夜間工事現場で働いてもいいし、
それで倒れたらそのとき考えればいいし、お金なんてどうにでもなると思いました。
教員免許をもっていたこともあり、尚更そう思いましたね。
やりたいことを制限する理由はないなと。

世の中にはまだまだたくさんのワクワクがある。

–  八木さんは、とにかく実践派タイプですかね?

そうですね、戦略より先に実践していくタイプですね。

–  その行動力はどこで培ったものなんですか?

おそらく両親の育て方じゃないかなと思います。
両親からこうしろああしろとは言われたことはなく、
「あなたの行きたい道を行けばそれが必ず正しいから頑張れ!」
と言われてきました。
昔からやりたいことをやらせてもらって、止められたことはありません。
自分の決断に責任をもってさえいれば、何でもやらせてもらえましたし、
そんな環境で育ったおかげで、何かに挑戦するときは、自分の決断でパーンと見切りよく踏み切ることができるようになったのだと思います。

–  なるほど、それは素敵な育て方ですね。そんな八木さんですが、何かやるときに億劫になることはないんですか?

あまりないすね。
もちろん、たまに落ち込んだりすることもありますが。

–  回復方法とかあるんですか?

とりあえず気分転換に運動したり、人と話したりします。

–  気分転換は必要ですよね、何か自分をうまく使う方法を心得ているのかなと思って質問してみました。

気分が乗らないときはやらないですね。
1時間だけ遊ぶ、とか、ジムに行く、とか、とにかく気分転換します。
ただ、落ち込んでも最終的に自分がやらなきゃ先に進まないという結論に至るのは毎回同じですね。笑

八木彩香さん

–  そうですよね。笑 他にご自身のモチベーションを高めるためにやっていることなどありますか?

フリーランスということもあって、好きな場所を選んで仕事をしますね。
自分の好きな駅のカフェで仕事をしたりするとモチベーションはあがります。
あとは人と会うことはすごく大事ですね。
新しい人と会うのも楽しいですし、今まで仕事でお世話になった人に会いに行くこともよくあります。
そうすると、自分の未熟さを感じつつも、「世の中にはまだまだたくさんのワクワクがあるんじゃん!」って思うんですよね。

–  話すだけで自分が元気になれる人が周りにいるといいですよね!今日はありがとうございました!

 
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コンセプト
これからの時代、共感という言葉が人々をつなぐ一つのキーワードになると考えています。人として生き方や価値観に共感できる人たちと一緒にビジネスをしたい、そういう人たちのサービスを使いたいと思う人がより増えてくることでしょう。
当メディアでは、どんな人生観をもった人がどんな想いで、サービスを提供しているのか、そんな観点から取材をし、記事にまとめています。