佐久間映里プロフィール

2014年5月30日 vol.13

佐久間映里
(Eri Sakuma)

1983年生まれ 30歳

株式会社プラスカラー 代表取締役。
独立することを決めてから退職と会社設立までわずか4ヶ月。さらに退職を会社に申し出た時は、独立して何をやるか、何も決まっていない状態だったという。会社員時代に人一倍努力し、スキルを高め、人脈も築いてきた佐久間社長、何をやるかは決まっていなかったが、自分の出来ることで仕事はいくらでも獲れるという確信だけはあったのだと言う。

どういうスタイルで自分が生きていきたいか、
なんですよね。

インタビュー・佐久間社長紹介
株式会社プラスカラー >> http://pluscolor.co.jp

質を考えるより行動量、とにかく動いてそれをフィードバックします。

–  まず始めに、簡単に事業内容を教えて下さい。

いくつか取組んでいますが、
最近、妊活女子を対象にしたサービスを始めました。
仕事と妊活どちらをとるかというのは今問題で、結局仕事と両立できず子供ができないままっていうことも凄く多いんですよ。
仕事を優先したがゆえに結婚も出産もできなかったとか、“結果そうなった”というのは凄く嫌なんですね。
そうならないための生活習慣とか意識改革など、後で後悔しないような生き方を支援をすることが目下、取り組んでいることです。

–  起業を考えられたのはいつ頃ですか?

設立が2013年3月なんですが、起業を考えたのは2012年の11月ですね。
実はまだ当初はやることも決めていなかったんですが、2012年12月に上司に
「3末で辞めさせて下さい。」って言っちゃったんですよね。笑

–  そうなんですか?笑

はい、上司には
「4ヶ月前に退職の話をしてくるやつなんていないんだけど、お前大丈夫か?何やるんだ?」
って言われたんですが、
「決まってませんが、ちょっと違うと思うんです」みたいな話をして。

–  上司の方も驚いたでしょうね。辞められてからはどうされたのですか?

実際何をやるかは、退職までに決めていたので、
その後は必死で営業して、とりあえず1年間は食べていけるだけの契約をとってきました。
なので最悪一年間は倒れることのない状況はありましたね。

–  もの凄い行動力ですね?!辞める時は何も考えてなかったというお話ですが、食べて生きていける根拠はあったんですか?

そうですね、
何をやるかを決めてはいなかったのですが、何かしら大丈夫だろうというのはありました。

–  それは今までご自身が高めてきたスキルを使えば何かしらできる、ということですか?

そうですね!
正直営業は人よりもセンスあると思いますし、それだけのスキルだったり、人脈もこれまでに作ってきていましたので。
自分のプライドを捨てて、お客様のニーズを聞いて、じゃそれを解決するために全力でやりますんでこの仕事下さい!
っていう、いわゆる自分のやりたいことの理想をちょっとだけ下げれば仕事はいくらでも獲れるっていう確信はあったんですよ。

インタビュー風景

–  えぇ、自分の理想だけではなく、相手ありきですね。

ただやっぱり思い描いたもので受注は貰いたいですけども、、
それが上手くいかないって分かったらピボット(仮説と検証の繰り返しによる軌道修正)していく必要はあるし、そこを変えられるかっていうところですよね。
特に資金が無い会社はそうですよね。
社員も食べさせていかなければならない、それは責任なので、会社としては、どんなにやりたいことでも、必要に応じて変えていかなければならないこともあります。

–  人と対面して話す中でピボットしていくポイントが見えてくるわけですね。

そうですね、営業に行って、実際にこういうニーズがあるんだなとトークがささるんだとか、
そういうのを繰り返していくうちに案件化して行く感じですね。

–  そういう、自らの足を動かしてどんどん営業する時のメンタル面についてお聞きしたいのですが。佐久間さんはとにかく行動派に見えます。僕は元々営業が苦手なのもあって、がちがちに計画を立ててからでないと、動くことに抵抗を感じるのですが、佐久間さんいかがですか?

そういう意味では、私はどちらかっていうと計画の方が足りないですよ。
質を考えるより行動量、とにかく動いてそれを自分にフィードバックします。
新しいことをやる時って考えても、データの出しようがないと思いますし。
結局両方必要だと思うんですが、私の場合は行動派ですね。

–  それが今の事業内容や契約に結びついているんですよね?

結果的に、最初にやろうと思ってたことほとんどやってないみたいな部分はありますが。笑

–  スピード感をもって事業内容をブラッシュアップ、あるいはモデルを変えられていると思いますが、ご自身が元々やっていきたいと思っていたことを切り離すことへの抵抗感はどうでしょうか?

インタビュー風景

やろうとしていることは手段なんですよね。
女性が働きながら輝き続けられるような世界を創りたいというのが軸としてありますので、今の事業はそのためのツールなんです。
正直その軸がずれてなければ、事業は何でもいいんです。
だからやりたかったことを辞めて次にいっている訳ではないんですね。

–  それにしても堅実なやり方ですよね?ご自身で動かれて直接ニーズを聞いて、それに対して答えを出して行くっていう。

そうですね、あまり冒険しないですね。
冒険しそうなタイプなんですが結構堅実です。笑

–  退職時の話を聞いた時、絶対冒険家だと思いましたが。笑

どういうスタイルで自分が生きていきたいか、なんですよね。
私の場合、起業は色んなことに対するリスクは少ないと思いました。

–  ちなみに、どういうことが起業を考えるきっかけになったのですか?

もともと、女性は、同じ会社で長く働き続けられるのであれば
それが一番いいという考えもあったんです。
ただ、前職では職位がどんどんあがるっていうイメージが出来ませんでしたし、
結局、子供が生まれても時短で働いて、しかもそうなればあまりやり甲斐のある仕事を任されて
復帰っていうのもイメージできなかったんですよね。
であればやりたいことをやりながら、今までのキャリアを使って自分で未来を創っていった方がいいかなと思いました。
今ならそのリスクもとれるかなと思ったんですよね。

–  起業家、会社員、それぞれやり方あると思いますが、佐久間さんは、起業家になることで自分の未来を創ることを選ばれたのですね。

インタビュー風景

結局、どういうスタイルで自分が生きていきたいか、ということなんですよね。
私は起業はしていますが、仕事人間にはなりたくないんですよ。
いわゆる人生は仕事だけではないし、育児だけでもないし、色んなことを考えた上で、その時の最善の道を考えるべきだと思ったんですよね。
起業は色んなことに対するリスクは逆に少ないと思いました。

–  立上げ時に苦労したことは何でしょうか?

一年間は自分ができるだけ走ってきたんで、苦労っていうのは現場毎に起こる小さなことぐらいでしたね。
最近感じていたのは、このままのスタイルでずっと行くかっていうのが、悩みでした。
私が全部切り盛りしてきたので、それは会社としてどうなんだろう、ということですね。
結局それは自分の時間の切り売りになっていくので。。

–  なるほど

そのスタイルでは、売り上げ伸ばそうと思ったら単価あげるとかしかできなくなってきますし、
単価調整して売り上げをあげるのはどうかなと思っています。
であれば一人で全部やるっていうスタイルを変えていくしかないなって。

–  僕は元々苦手なことも一人でやってしまう傾向があるのですが。

組んだほうがいいですよ。
起業すると色んなことをやらなくてはいけません。
私は営業が得意ですが、全部自分でやっていると、営業に200%の力を注げないんですよね。それってもの凄いロスです。
最初は自分の力を過信して、一人でもできると思って一人で走ってきましたけど、やっぱり疲れるし、不安も大きいですよ。その反面色んな人と一緒にやった方が頑張ろうぜっていう一人じゃ生まれない感情も出ますし。

自分のスキルを高めてそれを武器に
好きな仕事をしていくっていうのはノンストレスですよ!

–  会社員から経営者になられて、今現在のご自身の生き方、どういうところが好きですか?

会社の中で働くっていうのもありですが、
やっぱり自分のスキルを高めてそれを武器に好きな仕事をしていくっていうのはノンストレスですよ!今のスタイルはいいなと思っていますね。
今使っている時間が、ただお金のため、生活のため、子供のためだけとか思って使うのは凄くもったいないって思うんですよ。
人生で仕事をする時間って長いじゃないですか?
好きなことや得意なことでお金を頂けるって、得というか楽しいというか。
好きなことでの方がパフォーマンスは高いですし。
今のスタイルは凄い好きだなって思います。

–  素敵ですね。そういうスタイルをより豊かにするために取り組みは何かありますか?

目下思ってるのは仲間を増やしたいということですね。
色んな人と話していく中でケミカル的なものが生まれます。
いつも同じ人といるだけでは新しいものが生めないですし、常に新しいものを生める様にしたいし、そういうマインドでいたいですね。
そのためには色んな人と会わなければいけないし、その中でいい仕事とか自分の中での新しい価値観が生まれたらと思います。

–  色んな人に会う中で自分では気付かなかった自分の価値に気付くこともありますよね!

あります、あります。
結局自分の評価は他人がするものですし。

考えてから行動するっていうよりは、
思いながら突っ走るタイプなので。

–  ご自身の夢は何ですか?

子供を生みたいっていう意味で独立しているのもあるのですが、
そういった、女性という面でもビジネスマンとしても成功を目指したいですね。

–  佐久間さんの仰る成功とは何ですか?

人として豊かになることですね。
やっぱり切羽詰まっていると、人に何か与えることはできないし、そういうことは余裕があって初めてできることなんで。
多忙な日々でも、余裕が持てる様になりたいですし、それはビジネスマンとしても、育児もそうですね。
子供生めよって話ですが。笑

–  そうですか。笑 夢を達成するために日々習慣としていることはありますか?

インタビュー風景

相手のWinを考える癖をつける様にしています。自分の話より相手のWinをまず先に考えてあげます。
相手の話を聞き、相手のWinを考えた上で自分のWinがあります。

–  そうやってお互い豊かになっていくんですね。ご自身に足りないものを補うために実践していることはありますか?

経営者の方々にアドバイスを貰ったりしますね。先輩経営者は、だいたい自分が経験していることは経験しているんだろうなって思いますし、
打開策となるヒントが欲しいなって思います。
そのまま同じ事をしたいわけではないですが、私ならどうするかっていうのを考えています。

–  そうやって日々ご自身を高める行動をされているんですね?

行動はしているかなって思います。
ロスも多いかもしれませんけどね。
考えてから行動するっていうよりは、思いながら突っ走るタイプなので。笑

–  誰でもできることではない素敵なことだと思います。本日はありがとうございました。

 
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コンセプト
これからの時代、共感という言葉が人々をつなぐ一つのキーワードになると考えています。人として生き方や価値観に共感できる人たちと一緒にビジネスをしたい、そういう人たちのサービスを使いたいと思う人がより増えてくることでしょう。
当メディアでは、どんな人生観をもった人がどんな想いで、サービスを提供しているのか、そんな観点から取材をし、記事にまとめています。