大内氏profile

2013年10月4日 vol.1

大内友博 (Tomohiro Ouchi)

1984年生まれ 29歳
「シゴトを楽しむコンサルタント」として、2012年12月から自身の新機軸を打ち立てた大内友博さん。数年前は “夢もやりがいも持たない” 会社員、そしてそれに追い打ちをかけたまさかの無職時代。しかしそんな無職時代に“なりたい自分”の実現を追求し、バーテンダーへと転身。そこから更に夢が広がり、現在は「シゴトを楽しむコンサルタント」として活動中。

元バーテンダーの“シゴトを楽しむコンサルタント”に会ってきた

「過去の自分のような “シゴトが憂鬱な人たち” を救いたい!!」そんな想いから「シゴトを楽しむコンサルタント」を始めた大内さん。大内さん自身、過去、シゴトにやりがいを全く感じることができなかったそうだ。
ただ、周囲には夢に向かって進む友人が多くいた。そんな彼らに触発され、「このままでは終わりたくない」という想いを強く持つようになった。しかし、当時の大内さんにはその強い想いをぶつける明確な目標がなく、なんの目的も持たず、ただシゴトを辞めた。
こうして3年で2つの会社を辞めた大内さん、3つめの会社に行くことはなく無職に突入。
貯金は底をつき家賃を滞納、毎日のように管理会社から連絡があり、その場しのぎの言い訳をする日々。
ここまで来たら中途半端にシゴトを見つけるのではなく、自分が本当にやりたいことをやろうと決意し、3ヵ月の無職の期間を経てバーテンダーの道を歩む。バーテンダーとして働く中で、人が好き、目の前の人に満足してほしいという想いでお店の売上を大幅に引き上げ、わずか1年半で店長に就任。
シゴトには満足していながらも、毎日様々なお客さんと話をする中で、シゴトを楽しんでいない人があまりにも多いことに疑問を抱き、バーテンダーとは違う新たな夢が見つかったそうだ。それが「過去の自分のような“シゴトが憂鬱な人たち”を救いたい!!」というものだった。
その想いから「シゴトを楽しむコンサルタント」として個人でビジネスを開始。やりたいことに真正面から突き進む大内さんは“公私ともに充実した日々”を送っているという。
そんな大内さんに会ってきた。

もう大内さんいらないっす、っていう状態が最高なんです!

ーー 大内さんのネーミングはシゴトを楽しむコンサルタント、いわゆるコンサルタントというと、経営とか金融とか色々ありますが、シゴトを楽しむコンサルタントっていうのはどういうことをやられているのですか?

形式としては基本的には個人面談ですね。“シゴトを楽しむ”っていうネーミングにしていますが、まず対象となる人はシゴトを楽しんでいない人なんですよ。シゴトを楽しんでない、シゴトが憂鬱なんだよね、行きたくないっていう人。そしてゴールはシゴトを楽しんでいるという状態をつくることなんです。シゴトが憂鬱っていう状態から、“自分の力で抜け出す能力(解決能力)”を身に付けてもらいます!

ーー なるほど、能力そのものを身につけてもらうんですね!

そうなんです!いわゆる僕は何かをやってあげる人じゃないんですよね!僕が道をつくるからあなたは歩きなさい、ではなく、道の作り方を教えますということなんです。

ーー で、面談を受けにきた人が自分でその道をつくっていくんですね?!

そうそう!結局、僕がいないと前に進めない人間をつくってもしょうがないですから・・・。だから最高なのは僕の手を離れることなんです!

ーー んー、依存しないってことですね!

そうです!もう自分には大内さんいらないっすよ!自分で道歩いて行けるんで!っていう状態が最高なんですね。

ーー そういうことですね!いざ言われると少し寂しくなっちゃいそうですが(笑)。シゴトを楽しめていない人が参加するという話ですが、どのようにしてご自身のできる事を伝えているんですか?

自分のやっていることや、なぜやっているかという想いを伝え、こんなゴールが待っていますよ!と、伝えます。でも来る来ないはあなた次第ですと。ただ間違いなく言えるのは変わるのはあなた自身。僕があなたを変えることはできません。ということですね。

ーー その人自身が「よし!自分を変えよう!」と決意しないと中々難しいってことですか?

そうですね。よくあるのが、そのうちやりますとか、タイミングが来たらやりますとかね。そういう人には変わるチャンスは一生来ないですから(笑)。

ーー 待っているだけではダメだという事ですね。ところで、大内さんはどうですか?!昔そういうこと言ってなかったですか?

昔は口癖のように言ってましたねぇ!笑

ーー えぇ、僕もです・・・。

対象となる人は一言で言うと“過去の自分”なんですよね。

ーー なるほど、過去に自分が同じような経験をしてきたからこそ言える部分があるということですね?!

そう!過去の自分がシゴトを楽しんでいない人だったから、当事者の思いやそこから抜け出す方法は自分がよく分かっています。自分もそうだったからこそ伝えられるんです。その人と同じ目線に立つことができますし、知識じゃなくて経験を伴って伝えることができます。それが共感に繋がると思うんです!

大内氏インタビュー4

「まだ名刺ないし」、そんなくだらない理由でやらないでいたんですが・・・

ーー 大内さんご自身の話ですが、過去の大内さんは「そのうちやる」って言ってる方だったわけですよね?なぜその時は動けなかったんでしょう?!

それはですね、単純に自信がなかったんだと思います。自分にはできないだろうって。過去の自分は経営者=別の世界の人だったんですよね。フリーランスの人もそうなんですが、自分で何かをやるって雲の上の存在で全く自分事にしていなかった、、憧れている部分はありましたが。自分にはできないっていうマイナスのレッテルをはっていたんですね。

ーー 大内さんはそのレッテルをはぐことができましたね、そのきっかけを是非教えて頂きたいのですが!

そうですね、一番大きなきっかけとしては、自分で会社を起こしている同い年の親友ができたことですね!

ーー あぁ〜、同い年ってのは重要なポイントですよね。

そうですね、同い年とか年下だったりすると、今まで雲の上の人と思っていたのが、そうではなくります。この人にできんの?みたいな。変な意味じゃなくてですよ?友達だったりそういう人にできるのが自分にできないのはおかしくない?みたいな。。

ーー そういうのありますよね!僕も色んな独立している人に会いましたが、年が近い人や年下の人もいて、、自分と比較すると自分が何もやれていないということに気がつく。それでやんなきゃって思ってですね。で、僕の場合は頼るものがあると、そこに頼ってしまいそうだったので、ある程度の独立計画を立てた段階で、会社を辞めました(笑)。それで踏ん切りを付けることにしたんです・・・半ば強引ですね。でも動かないと何も得られないと思っているので。

自分を動かすやり方に関しては2パターンあると思っています。田中さんが選んだのは、前に進まなければならないという「危機感」からやる状態をつくる方法。いわばムチで叩かれるといった感じです。もう一つは、目の前に人参をぶら下げる方法で、これは目標を達成する「達成感」に引っ張られてやる状態。これってタイプだと思うんですよね。どっちが得意か。僕も田中さんと同じタイプ。人参ぶらさげられても、この人参届かなくね?って思っちゃってました(笑)。 だったらムチで叩かれて行かざるを得ない状況にする。いわゆる退路を断つっていう方法ですが、そっちの方が僕はあっていますね。

ーー それは大内さんの場合、自分でムチを打つのではなくて誰かからムチで叩かれるんですか?!

えーっとですね、僕の場合はまず人から叩いてもらいますかね。例えば立上げ時にやったグループコンサルティングの第一回目とか、個人面談の第一回目とかはそうです。自分だけだと日にちが決まらなかったんですよ。何か基盤をしっかりつくってからでないととか、HPまだないし名刺ないし、とかっていうくだらない言い訳をしてましたね。ですが、お世話になっている経営者の方から「そんなん関係ない!」とか「どうする?!いつやんの?!」ってどやされました(笑)。いや1ヶ月後ですかね・・・って言ったら、「あぁ1ヶ月?! 2週間後ね!決定!!」みたいな。。

ーー ははは(笑)。だいぶ叩かれましたね(笑)。

「この日じゃ絶対できないの?!」って言われると、やらない明確な理由って無いんですよね。できないんじゃなくてただやらないだけ。その日でいけるかなぁ、なんて僕が言うと、「じゃその日にやろう!!」って。いわゆる退路を断つ。2週間後のこの日にセミナーやりますってなったら今まで家で読んでた漫画も、当然読まなくなりますよね(笑)。

ーー そうですよね(笑)。漫画なんて読んでる場合じゃないと(笑)。

読んでる場合じゃないんです(笑)。僕はもう退路を断たないとやらない人間だっていうのは身をもって改めて感じました。

ーー あれですね、最初は人にムチで叩かれるんだけど、結局は自分でやらなくちゃいけないから、最終的には自分で自分にムチを打つということでしょうか?

そう、そうですよ。

ーー きっかけが他の人に与えられる部分もあるってことですよね?!

えぇ、僕の中で好きな言葉があるんですけどね、「きっかけは他人、決めるのは自分」

ーー あぁ〜!すっと入ってきましたその言葉!

きっかけはいくらでも他人からもらっていいと思います。ただやるかどうかを決めるのは自分ですから。きっかけはいくらでもプレゼントするよって。ただやるのは僕じゃなくてあなただよって、こういうところをコンサルティングで伝えています。

3ヶ月っていう短い期間を「がががっ!」ってやる

ーー ところで、さきほど、グループコンサルティングという言葉が出てきましたけど、個人面談以外にもそういうことをやられているのですか?

はい、少人数制のグループコンサルティングで、グループワークをやったりとか、それぞれの近況をシェアする中でお互いを刺激し合うっていう場をつくっていました。で、シェアの中で僕からもコンサルティングとしてフィードバックがあるといった形をとっていましたね。けど、当時は課題もあって、「決める」ところまで持って行くのが難しかったですね。

ーー 「決める」っていうのは?

個人面談だと、絶対変わってやる!走り出します!っていうところまで意識を上げられるんですけど、グループコンサルティングだと人数がいるので時間内で一人一人にそこまで伝えきるのが難しいんですよね。なので中には、自分やばいのかな?の段階でおわっちゃったりする人もいます。僕の目指すべきゴールの「変わると決める!」までグループコンサルティングでもっていくのには難しい部分がありましたね。。

ーー では、グループコンサルティングの今後はどうなりますか?

今はグループコンサルティング自体はやっていません。ただ、今後、形を変えてやっていく可能性は十分ありますよ!僕の中では、一人の人間が「自分変わりました、今走り出しています、大内さんありがとう!」ってこういう状態がゴールなんですけれど、それをグループコンサルティングでも実現していこうと思っています。

大内さんが立ち上げたグループコンサルティング第一回目の様子

大内さんが立ち上げたグループコンサルティング第一回目の様子

ーー どういう形でそれを実現していこうと思っていますか?よろしければ大内さんの考えている案をいくつかお聞かせ下さい!

スクール形式も今後展開していく予定です。以前のグループコンサルティングは都度都度参加のものでしたが、僕の中で人が本気で変わるには3ヶ月欲しいと思っています。3ヶ月間みっちり自分と向き合わないと人は変わらないですよ。これまで20〜30年って時間をかけて自分をつくってきわけじゃないですか?!それをわずか1、2回のセミナーで変えられないと思います。

ーー でも、3ヶ月って意外と短いじゃないですか?気づいたらいつの間にか1ヶ月経ってるし、3ヶ月なんてほんとあっという間です。できると思いますか?

大内氏インタビュー2

3ヶ月で変わらない人は3年たっても変わらないですよ!変わるのって徐々に変わっていくんじゃない、3ヶ月っていう短い期間を「がががっ!」てやって行く感じです。

ーー なるほど。では、3ヶ月っていう数字はどこからでてきたんですか??何か身の周りでそういう例があったのでしょうか。

自分自身も変わると決めてから変わったなと感じたのは3ヶ月経った時なんですよね。だから最低3ヶ月かかるなっていうのは、自分をベースに捉えています。もちろん自分ベースだけでなく、周囲からも話を聞いたり実際にそういう人を見たりしていますが、3ヶ月から半年っていうところが1つの基準ですかね。

ゴールはただ一つ、シゴトが楽しい!

ーー 大内さんのやられていることはよく分かりました。そもそもなんでそれをやろうと思われたんですか?

僕は26歳の4月にバーテンダーになりました。それは当時、単純にやりたいことだったし、自分のお店を持ちたいとも思っていました。で、バーテンダーやっていると毎日違う人と話す機会があります。その中でシゴトがつまらないって人がすごく多かった!嫌いじゃないけどみたいな…。そういう人に対して気がついたらコンサルティングをやっていたんです。

ーー バーテンダーやりながらってことですか?カウンター越しにですか?!

そうそう!そんなつまらないんだったらやめたらよくない?っていうところからカウンター越しに話が始まって。そんな話をした人が、今度は友達を連れてきて、大内さんの話ちょっと聞かせてみたいな(笑)。だからいつがきっかけって言われると、明確なものはなくて自然とそれをやっていましたね。

ーー そういうことなんですね。

そしてある時気づきました、なんでカウンター越しにこんな話をするんだろう?って。僕の思い描いていたバーテンダーはまずシゴトの話には触れない!で、相手に対してあまりズバっとは言わないんです。シゴトの愚痴に関してはひたすら共感共感、で不快感を与えない。でもなんで俺こんなこと言ってんだろう?どう考えても異色だよな…って(笑)。

ーー 確かに…異色ですね!笑 そんなバーテンダー見たことないですよ(笑)。

ですよね?来てシゴトの愚痴言っている人に、コンサルタントの様なことをしちゃってるっていう。

ーー 愚痴聞かずに、ずばずば言っちゃってるんですもんね(笑)。

愚痴聞けよっていう…そう、そこに気付いたのがきっかけですかね。

ーー シゴトを楽しめない人に対してコンサルティングをやられているということですが、そういうところに繋がってくるわけですね!

そうそう!シゴトを楽しんでいなかった過去の自分が今は毎日シゴトに行くことが楽しいっていう、その振れ幅を知っているし、過去と今を比べた時に今がどれだけ楽しいかっていうのを知っているので、それは伝えたいっていうところに繋がります。

ーー 起業したい人だけではなく、会社員でもシゴトを楽しみたい人に対して個人面談をやっているということですよね?

そうですね。ゴールは人それぞれでいいと思います。会社員でも起業家でもフリーランスでもなんだったら副業でもなんでもいいと思います。ゴールはただ一つ、目の前のシゴトが楽しい!

ーー なるほど、そういうことですね。

シゴトを楽しむっていうワードにしているのは、より身近な言葉にしたかったんです。使い慣れている言葉かつ自分の中では一番ドキってする言葉、当時の自分は、シゴト楽しい?って質問すごく嫌でした。

ーー 嫌だったんですか?

シゴト楽しいって聞かれたらYesかNoで答えなきゃいけないじゃないですか?Noでしたよね。シゴトつまらないって。

ーー そういうことですね(笑)。 バーテンダーをやっている中で気づいたらコンサルティングをやっていたという話なんですが、逆のパターン、つまりすごくシゴトが楽しいっていう人が来て、その人の話を聞いて自分が影響されるみたいな、そういうのはありましたか?

もちろんありましたよ。でも、この人すげー楽しんでるなぁ、いいなぁっ!という様な悲観的な目ではなくて、俺もそっち行こう!みたいな、もっと話聞かせてもらっていいすかっ?!みたいな感じでしたね。

ーー そう考えると面白いですよねぇ、シゴトを楽しんでいる人と、そうじゃない人がいて、どちらとも話ができる環境だったんですからね。

そうですね、ほんとに色々な人と話ができました。

絶対コンサルタントじゃなきゃいけないってわけでもない

ーー どうでしょう、コンサルティングを実際にやられて、そこで初めて気が付かれたことはありませんか?

自分の価値が明確になりましたね。自分がこれまで直接体験したきたことは、相手にとって大きな価値として伝えられるんだなということを実際にやってみて感じました。あと、影響力も持っているんだなというのは、客観的に感じる部分はあります。それは実際にやってみないと分からなかったことですかね!

ーー まずやってみるっていうのは、すごく大事だと思いますね。ここでいう影響力っていうのは、ご自身が人に与える影響力ってことですね?

そうです、場の空気をつくるのは得意です。KY的なつくりかたではなく、周りの人を巻き込んでその場の空気をつくれるかなって。コンサルティングをやる上で大事ですね、いかに自分の空気で包み込むか。この気付きは大きいですね、自信に繋がります!

ーー コンサルタントを通してご自身のやりたいことをやられていると思うのですが、将来的にずっとコンサルタントなのでしょうか?あるいはそうじゃなくなる可能性もありますか?

そうじゃなくなる可能性はあります! っていうのも、ゴールは一つ!自分と関わる人にきっかけをプレゼントして、その人が自分変わりましたっていう状態をつくることです!ここのゴールは変わりません。そのためだったら、コンサルタントじゃなくたっていいです。手段は何でもいいんです。

ーー じゃぁ何年後かにまた話を聞くとそこには違う大内友博さんがいるかもしれないですね。違うっていうか、手段が違うっていうのが正しいですかね。

そうですね、もちろん日々ステップアップはしていくので、何年後かに話を聞いたら今とは全然違う話にはなりますよ、きっと!ただ、軸はぶれていない。結果どうなりたいかっていう所は変わりません。

ただ良い話きけたなっていう感想はいらないんです

ーー ところで、コンサルタントとしてご自身の得意なところだったり、‘カラー’と呼べるところはありますか?

得意なのは相手の足りないところを見つけることです。足りない点っていうのがすごく際立って見えてきます!あと相手の言っていることの矛盾点、それがすごく目につくんですよ。そこは自分の武器です。見えた部分、目についた部分は必ず伝える様にしていますよ。

ーー なるほど、丸裸にされちゃう感じでしょうかね(笑)。伝え方はどうでしょうか、それはもうずばり言っちゃうんですか?ずばっと。

もちろん、ずばっといいますよ!もしずばっと言われたくないのなら、もっと優しい人のところへどうぞって言います。相談でもなんでもそう、僕は思ったことを言いますから。慰めて欲しいならうちには来ない方がいいよって。そうでもしないと人は変わらないですよ。

ーー 簡単には変わらないですよねぇ。

ouchi氏interview

うん、コンサルタントとして相手が冷や汗が出るぐらいのことを言う人間じゃないと。これはもう個人的な感覚ですが、ずばっと言わないのってそれって優しさですか?って。本当に変えようと思ってるんでしょ、そしたらその人がどきっとして、なんだったら凹んで帰るぐらいでないとその人の人生変わらないって思いますけどね。凹んだり悔しい思いをするから、そこから這い上がろうと必死にもがく、これが成長です。なんか良い話聞けたなで帰すのはただの自己満足、お金をもらう価値はないですよ。でも、お金を頂いてやる以上はその人が変わるっていうきっかけにならないといけないですし、自分も本気で変えようと向き合えます。

ーー 僕も、このサイトで、この人のストーリー面白いなとか、良い話だったで終わって欲しくないってのはありますね。その人自身が自分の目線でそれを見て、自分に置き換えて、自分のやりたいことがちょっとできてないな、とか今のポジションまずいなとか、そう感じるものがあれば次に繋げてもらえる様なものにしたいと思っています。このサイト自体は直接読み手側に話しかけるわけじゃないから大内さんのとはちょっと違うんですが。

人生、プラスもマイナスも全部プラス

ーー 最後にもう一個お聞きしたいことがあります。誰にだって、人に価値を与えられるネタ、強みがあると思っています。そしてそれをシゴトにしたいと思っていながらやらない人も少なくないと思います。大内さんのコンサルティングを受けに来られる方々の中にもそういう人って結構いるんじゃないですか?そういう人の話を聞いていて、そういう人達はなぜその熱い思いを体現できないと思いますか?

まず僕の中では根底が違っていると思っていて、人に与えられる価値がないと思っているからやれない。自分の価値を見つけようとして見つからないのではなく、初めから価値がないと決め付けているから、探す努力もしないと考えています。

ーー ん〜、それは結構奥が深そうですね。

どれだけやりたいことをしても自分に価値がないと思っている時点で自らその思いを絶っていると思います。まずは自分の価値に自分が気付く、もしくは、誰かが教えてあげる、そこから始めるのかなと。そしたら今度は自分の価値というものを明確にしていく必要がありますよね。自分にもこれできんじゃないかな〜、じゃなくて、自分じゃなきゃできないってとこまで持って行く。自分の価値を高められれば自分がやらない理由がなくなっていきますよね。何かやりたいって思った時って、自分の中でやる理由とやらない理由が混在しているんですよ。やる理由を考えているときはもちろんすごく楽しい、でもやらない理由は凹んでいきます。人はネガティブに引っ張られやすいので、やらない理由に引っ張られて結果やらない選択をする傾向があります。だから自分の価値を高めるのと同時に、やらない理由を断つといいですよ。

ーー やらない理由を断つ…どのような方法でやるのでしょう?

やらない理由を課題として、それを解決する策をあげていく。解決できない課題はないです。

ーー 解決できない課題はないとは言っても、それって根っからネガティブな人にもできるのでしょうか?

できる!根っからネガティブな人は、なぜそうなったかっていうのをその人の人生観から背景をみてあげます。この人は今まで自分でやりきったって言う事柄がないんだなとか、人にほめられたこと、認められたことがないんだなってそういうところはしっかり見ます。そして相手のことをしっかり認めた上で接します。それだけでも、まずその人もネガティブな自分から少し浮き上がってきますよ。生まれながらのネガティブはいないんです。

ーー 何か背景としてあるからそうなっているということですね!そのネガティブなところを強みにかえることもできそうですよね!

ネガティブな人に価値がないのではなく、ネガティブになった原因にでさえ価値があると考えています。例えばうつ病を経験したカウンセラーとか、転職を繰り返した転職アドバイザーとか。うつ病や転職を繰り返すことがネガティブとは言いませんが、少なくともそれをネガティブな経験と捉えている人はいると思います。今その経験をしている人からすれば、そこから抜け出したその人の経験は価値以外の何ものでもありません!自分に価値があるかではなく、誰の前に立つかで価値が決まりますね。

ーー なるほど!どうしても万人うけするものこそが素晴らしく、価値あるものと考えがちになる部分はあるかもしれません。しかし、見る人や捉え方で価値が決まったりするわけですね。過去と向き合うことでそれに気付くことがあるわけですね!

大内氏インタビュー

そうですね。その為にもまずは聞く。とことんまで相手の話を聞く。その中で、それって価値だよねっ、だってそれ僕はできないことだよ、あなたじゃなきゃできないよって伝えられることが出てきます。価値がないと思っている人は価値がないと思っている原因が、価値だったりするんです。

ーー 発想を少し転換してみるだけで、随分変わってきそうですね。

人生においてプラスもマイナスも全部プラスですから。

ーー あ〜なるほど!最後にいい言葉が聞けました!大内さんがコンサルティングした方々が世の中で活躍されることを願っていますね。ありがとうございました!

そうですね、ありがとうございました!

文章では伝わらない部分もありますが、大内さんはとても自信に満ちあふれた話し方をされます。表情に迷いはなく、しっかりとした目線で時折笑顔を交ぜながらインタビューに答えて頂けました。
インタビューの前後でも話をさせて頂きましたが、話を振ればすぐに回答が戻ってきますし、こちら側の話をよく整理整頓された上で話をされていると分かります。人と会話をすることに長けている方なんだなと実感しました。ご自身の話し方も、これまでに色々と研究されたそうです。また、文中の“シゴト”という表記ですが、当初‘仕事’としていたものを大内さんの想いもあって変更しました。“シゴト”には4つの捉え方があって「志事」「私事」「仕事」「死事」に別けられるそうです。話す内容や相手によって使うべき表記が変わってくるとのことで、普段はあえて“シゴト”という表記にしているそうです。大内さんが目指すゴールは“志事”をすることなのですが、まずは“仕事”から“私事”へ、と一つずつステップアップしていこう!と大内さんは言います。熱い想いも、努力も人一倍の大内さん、今後より一層の活躍を見ることができそうです。


大内さんのいう“シゴト”
志事:大好きなシゴト。充実感もやりがいもあり、人のためになることをしている。
私事:好きなシゴト。やりたいことをし、日々が充実してやりがいを感じている。
仕事:好きではないシゴト。言われたことに忠実で、やりがいは感じるが充実感はない。
死事:嫌いなシゴト。充実感もやりがいもなく、ただそこにいるだけ。

取材場所
はいさいキッチン様(代官山)
フレンチと沖縄料理の融合という新しい形の料理を提供されています。今回はテラス席をお借りしましたが、ハイセンスな店構えだけでなくスタッフの皆様の大変親切なご対応に感銘を受けました。ありがとうございました。

 
interview list


コンセプト
これからの時代、共感という言葉が人々をつなぐ一つのキーワードになると考えています。人として生き方や価値観に共感できる人たちと一緒にビジネスをしたい、そういう人たちのサービスを使いたいと思う人がより増えてくることでしょう。
当メディアでは、どんな人生観をもった人がどんな想いで、サービスを提供しているのか、そんな観点から取材をし、記事にまとめています。