新しいシェアオフィスの形態!?株式会社アベンチャーズが展開するオフィスポとは!?

都内はオフィスの賃料が高く、企業としてもオフィスの空きスペースを何か有効に使いたいと考えていることでしょう。

一方でフリーランスやスタートアップ企業のように、自分が求める条件にマッチしたシェアオフィスを探している人たちは多いです。

そんな双方のニーズをマッチングさせてくれるのが、株式会社アベンチャーズが今年(2016年)の8月から展開予定のサービス「オフィスポ」。

株式会社アベンチャーズはこれまでに、オフィスの居抜きマッチングサービス「みんなのオフィス」を運営してきた実績のある会社。

みんなのオフィスは、居抜きのマッチングにより、オフィスを退去する側は修繕費を軽減、入居する側は内装造作など不要のため経費削減が可能となる仕組み。

そんなアベンチャーズが展開するオフィスポとは何か、代表取締役の古源 哲太さんに話を聞いてきました。

–  誰がもつどのような悩みを解決するサービスですか?

『オフィスポ』は、オフィスをシェアしたい方と、働く場所(ワークプレイス)を探している方をマッチングするサービスです。

オフィスをシェアする側は、拡張移転によってオフィスに余裕がある経営者の方や、空席率が気になるコワーキングスペースの運営者を想定しています。空席や空きスペースを利益化して集客支援・経費削減に繋げることができます。

利用する側は、フリーランスやスタートアップ企業、学生の方を予定しています。もしくは作業場を探している方にとっての作業場の確保も視野にいれています。

–  サービスの利用の流れを教えてください。

シェアする側は、まずはシェアしたい物件やご自身のオフィスを登録し、利用したい方からの応募を受けます。利用したい方を審査して承認したら、貸し出し開始となります。利用する側は、利用する場所を「オフィスポ」で検索し、申し込みます。審査を受け、承認後、利用開始となります。

–  いたってシンプルですね。そもそも、そのようなニーズがあることをどこで知って、なぜそれを古源さんがご自身で解決しようと思ったのですか?

「みんなのオフィス」というオフィスの居抜きマッチングサービスを開始して、200社以上のスタートアップ企業のオフィス戦略に触れた際に、2つの問題と1つの発見がありました。

–  200社以上とは、経験豊富ですね。はい、続きをお願いします。

1つ目の問題は「オフィスビルの審査の厳しさ」です。
入居への審査ハードルが高いことでオフィスビルに入居が出来ず、やむを得ずレンタルオフィスへの登記やマンションのSOHO利用でオフィスを設ける会社が多く、まだまだそういったスペースが足りません。沢山の方々が活躍できる場を提供出来るように、そこのハードルを下げたいと思いました。

–  スタートアップは信頼性という点で審査が通りにくいということですかね。これから信頼を積み重ねていかなければならないフェーズでいきなり審査に高い信頼性を求められてはたまりませんね。2つ目はなんでしょう。

2つ目は「スタートアップ企業の早い成長スピードによる問題」です。
資金調達や業績の好調によってオフィスの面積を拡大する拡張移転を行う際に、面積をいきなり倍にすると当然広くなった分を埋め切る必要があります。

しかし採用と成長のスピードがうまく合わず、拡大したスペースを埋めきるまでの期間ずっと無駄なスペースへの賃料が発生することに経費の無駄を感じました。

–  なるほどですね、徐々にスペースを拡大するわけにもいかず、、、資金的に余裕があればいいのですが、なかなか厳しい問題ですね。発見はどんなことがあったのでしょうか?

発見についてはオフィスの使い方、役割の変化です。

働き方の多様化が進んだ昨今、オフィスを広めに借りてラウンジを作り、そこでイベントやセミナーを自社内で行う企業が増加してまいりました。

以前は外部の方を自社内に招いて交流を図ることに対してあまり馴染みがありませんでしたが、いまではオフィスが外部との交流の場であり、そこで新しい仕事が生まれるということが珍しくない話で、オフィスがただの作業場や打ち合わせする場所から、仕事発生をアシストするハブのような役割へと変化いたしました。

–  確かにそういう流れはありますよね。人が来ることを意識したオフィスやラウンジをよく見かけるようになったかもしれません。

そのような外部を積極的に引き入れる傾向を見て、自社内に外部の方が頻繁に出入りしたり、一緒に作業をするということに対してアレルギー反応が少なくなってきている傾向があるという発見がありました。

–  なるほど。一つの文化が築かれつつあるわけですね。

これら3つの要因から、オフィスの無駄なスペースをシェアすれば、何も利益を生まない空きスペースが多少の利益を生んで家賃の助けにもなり、さらにそこで生まれた人間関係から採用に繋がったり、クライアントになったりといったドラマ性も見込めるこのサービスを考え出しました。

約2年、「オフィスの無駄を失くす」という考えのもとスタートアップのオフィス事情や問題に触れてきた私の経験がそれらの問題に活かせると感じました。

–  考えを行動に移しているあたり、素敵ですね。8月のローンチが楽しみです。もう少し突っ込んだところで、“サービスの特徴と今後の可能性”について教えてください。

ただの作業場の貸し出しではなく、採用や仕事に繋がるかもしれないというドラマ性が最大の特徴であり魅力です。
気になる企業がスペースをシェアしていたら、会社見学も兼ねて借りることもできるので今後は東京のみならず、全国でも登録を増やして、人材採用で高額な経費がかかることや拡大しすぎて家賃が厳しいといった悩みを解消していくサービスになると考えています。

–  いいですね!最後に、せっかくですので、古源さんご自身についてお伺いします。起業家として古源さんは今後どのように社会とかかわっていきたいか、あるいは、どのような生き方をしていきたいとお考えですか?

「オフィスポ」の他にも、居抜きマッチングサービス「みんなのオフィス」を今後さらに波及させて、無駄や不明なお金が多い不動産業界の“無駄”を徹底的になくしていき、無駄遣いを会社成長のための投資にできるようしていきたいです。

出る杭は打たれる日本なので、個人的には、地味な起業家として生きたいです(笑)。

–  打たれ強くなるのもいいかもしれませんよ!笑 ありがとうございました。

ありがとうございました。

 

ただ空きスペースとそれを求める人のマッチングサービスではなく、“採用や仕事に繋がるかもしれないというドラマ性”まで兼ね備えたサービスであるということで、これはローンチが非常に楽しみになってきました。

僕もフリーランスとして今後のオフィスポの動向に注目します!

では今日はこの辺りで。

***** 本日の取材先

株式会社アベンチャーズ
 〒106-0032
 東京都港区六本木5-9-20
 六本木イグノポール5階
URL:http://aventures.jp/
オフィスポ:http://office-spot.com/lp/public/

インタビュイー:代表取締役 古源 哲太さん
インタビュアー:タナカ アキユキ

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